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コンテンツマーケティングとは?BtoCとBtoBでの全体像を把握しよう!

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2018/04/05
コンテンツマーケティングとは?BtoCとBtoBでの全体像を把握しよう!

「コンテンツマーケティング」は、Webマーケティングの数ある手法のなかでもよく耳にする施策ですが、実際の効果やSEOとの違いまでを理解している方は少ないかもしれません。

今回は、コンテンツマーケティングの基礎から実践までを解説していきます。

BtoBとBtoCでも少し内容が異なりますので、どちらの事例もご紹介していきますので参考にしてみてください。

1.コンテンツマーケティングとは何か?

コンテンツマーケティングとは、見込み客が求めている情報を定期的に発信することで、彼らをファンとして定着させ、最終的な購買につなげることを目指すマーケティングの概念です。

従来の一方的な売り込み型の広告手法とは異なり、ユーザーが「何を求めているか」を見極め、的確なタイミングで適切なコンテンツを提供していくのが特徴です。

現在、BtoC、BtoBを問わず、さまざまな業界でコンテンツマーケティングが取り入れられています。

2.コンテンツマーケティングとSEOの違い

コンテンツマーケティングを実践する具体的な方法は、ユーザーが必要としている情報をコンテンツ化し、おもにWebサイト上に公開していくというものです。

SEOと混同されやすいのは、SEOでは狙ったキーワードからのユーザーのサイト流入を目的としてWebページを作成するもので、そこにはキーワードを含む記事タイトル、見出しなどをつけ、キーワードをフューチャーしたコンテンツを掲載します。少し前までは、コンテンツ内容とは関係のないキーワードをメタ情報として埋め込むといったSEO施策もありましがた、Googleのアルゴリズム改定で現在は通用しなくなっています。

また、SEOのキーワードの選択はあくまでも企業側が「この言葉で検索してくるユーザーにWebサイトを訪れて欲しい」との意図で行うため、ユーザーが欲しい情報かどうかという視点は二の次になります。

一方、コンテンツマーケティングでは、ユーザーの視点を重視し、ユーザーが欲しがる情報を網羅するかたちで掲載コンテンツを増やしていきます。SEOを気にしない分、掲載コンテンツの検索順位が必ずしも上がるわけではありませんが、一度、サイトを訪れたユーザーが想定ターゲットと合致した場合は、サイト内を回遊してほかのコンテンツに触れてくれ、ファン化につながる可能性が高まります。

3.なぜコンテンツマーケティングが必要なのか?

なぜ、今の時代にコンテンツマーケティングが必要とされているのか?その理由は大きく二つあります。

一つは、ユーザー側の情報獲得手段が変化したことです。Googleを始めとするインターネットの検索機能の発達や、スマートフォンの利用、SNSの普及などにより、ユーザー自身が好きな時に、欲しい情報を簡単に得られる時代になりました。

二つ目の理由は、顧客獲得の競争が激化していることです。 顕在的な購買顧客の獲得競争が激しくなったことで、売り込み型の広告手法が通用しづらくなってきたことです。

これらの理由から、潜在的な顧客層へ、彼らの欲しがっている情報を提供することで囲い込み、最終的に購買顧客に育てていく「コンテンツマーケティング」が注目され始めました。

4.コンテンツマーケティングのメリット

企業がコンテンツマーケティングを実践するメリットは何でしょうか。
ここでは、Web広告と比較しながら2つ紹介します。

①コストをかけずに始められる

一般的なWeb広告は月額でも数十万円程度はかかるため、それなりの予算が必要です。

しかし、コンテンツマーケティングに関しては、メールマガジンや、ブログ機能を利用したオウンドメディア、コーポレートサイトのページを増産するといったことから始められるため、場合によっては人的コストのみでもスタートすることができます。

②コンテンツが資産になる

Web広告の一つであるリスティング広告を例に挙げると、運用期間中は広告の露出ができますが、終了したら広告は消失します。さらに、広告費を減らしたらその分だけ露出が減ってしまいます。

その点、コンテンツマーケティングでは、発信したコンテンツが魅力的なものであるほどアクセスも増えますし、掲載期間の制約もないため、コストを投じた分のコンテンツは自分たちの資産としてずっと残ります。

5.コンテンツマーケティングの理想的な運用体制

コンテンツマーケティングの運用に悩む企業のために、ここでは、コンテンツマーケティングの代表的な手法であるオウンドメディアにフォーカスし、運用体制のコツを2つに絞ってご紹介します。

①運用チームを作る

オウンドメディアの運用だけを行っていれば良い場合は問題ありませんが、ほとんどの企業では、本来の業務をこなしながら、メディアも更新していくことになります。これを一人で続けるのは大変です。

そこで、複数名の担当者を決め、チームを組んで協力しながら運用できる体制を整えましょう。さらに、責任者を決めて最終的なチェックを行えば、より有益なコンテンツとして発信していけるでしょう。

オウンドメディアの運用体制

②社内に蓄積している資料やノウハウを公開

「オウンドメディアを始めたが、なかなか更新が続かない」という話もよく聞きます。
無理なく定期的に更新でき、かつ、ユーザーが求める情報として、社内に蓄積されている専門的なノウハウやデータ類などの資料をわかりやすく解説しながら掲載する方法があります。 自社にとっては当たり前の情報でも、それを知らないユーザーにとっては貴重なものです。他社に簡単には真似できないオリジナル性の高いコンテンツになります。

6.よくあるコンテンツ形式

Webサイトに掲載するコンテンツだけでも、以下の7パターンが挙げられます。内容やターゲットによってより伝わりやすい形式を選びましょう。オウンドメディアだけでなく、メールマガジンや情報誌など、ほかのオウンドメディアに応用することも可能です。

①記事

コンテンツマーケティングの形式として圧倒的に多いのがブログ記事や知識系・ノウハウ系の記事です。
自社に蓄積している技術情報などをわかりやすく噛み砕いて掲載したり、製品情報、スタッフ紹介などの自社寄りのコンテンツから、業界動向や関連ニュースをまとめた時事的なコンテンツなど、社内でコンテンツ制作を行いやすいところからスタートできます。

②チェックリスト

製品・サービスのターゲットとして当てはまる見込み客の悩みに共感したり、潜在ニーズを喚起するようなチェックリストを掲載すれば、お問い合わせなどのコンバージョンに直結するコンテンツになります。

もっと広く潜在層にリーチできるような汎用性のあるチェックリストでも構いません。チェックリストは見た目も目を引きやすく、「ちょっとやってみようか」と気軽に参加してもらえるコンテンツなので、効果的に使用してみてください。

③インフォグラフィック

データや数値類などの情報をイラスト化してわかりやすく訴求するイメージコンテンツです。
一目で理解できるように視覚化されているため、ユーザーへの親しみを与えることができます。制作にはノウハウとセンスが必要となり、多少ハードルは上がりますが、一度制作すれば、Web媒体だけでなくパンフレットなどの紙媒体にまで幅広く活用できます。

現在、Webサイトに掲載されているインフォグラフィックの多くはBtoC向けですが、例が少ないだけで、BtoBとの相性も悪くはありません。

④調査資料・レポート

自社で独自に調査した結果をまとめた資料やレポートは、非常に価値の高い情報となり、コアなユーザーが求めるものです。コンテンツマーケティングのために新たに調査を行うのは手間がかかりますが、定期的に調査活動をしている場合などはその情報を一部でも公開することで立派なコンテンツになります。

後に解説する「ホワイトペーパー」として個人情報と引き換えにダウンロードしてもらうという方法もあります。

⑤動画

Youtubeを始めとする動画共有サイトが急速に発達し、スマートフォンが普及したこととも相まって、ユーザーが動画に触れる機会が増えました。
静止画よりも感情に訴えかけやすく、圧倒的な情報量を伝達することができる動画は、企業のコンテンツマーティングの一つとして注目されています。

動画については、こちらの記事もご覧ください。

⑥ウェビナー

ウェビナーとは、「Web+セミナー」の造語で、セミナーをWeb上で行うことを指します。オンラインセミナーなどともよばれます。事前に録画しておいた動画を流すタイプと、リアルタイムで映像を流し閲覧者からの質問に回答しながら進めるタイプがあります。

定員が決まっている来場型のセミナーとは異なり、大会場を用意しなくても多人数に同時に参加してもらうことができ、参加者側も会場まで移動する時間と費用を抑えることができます。また、録画タイプであれば、何度でも繰り返し利用したり、都合の良い時間に細切れに視聴できるといったメリットもあります。

⑦ホワイトペーパー

本来、ホワイトペーパーとは、特定の分野の研究結果や調査結果の報告書のことを指しますが、最近ではホワイトペーパーを利用したコンテンツマーケティングも増えてきています。

事実に基づいたデータのため、ユーザーからの信頼度も高くなりますし、ブログとは違って一度に密度の高い情報を提供できる点がメリットとして挙げられます。

先述のように、ホワイトペーパーのダウンロードの条件として、会社名や氏名などの個人情報の入力を設定することで、リードを集めることが可能です。

ホワイトペーパーについては、こちらの記事もご覧ください。

ホワイトペーパー

7.導入する際のネック

コンテンツマーケティングを導入するにあたり、ネックになる点がないわけではありません。

一つは、すぐに成果が見えない点です。
運用開始後、最低でも3ヵ月~半年程度は見ておかないと、目に見える成果は測定できません。

また、KPIを設定して効果測定をしようとしても、カスタマージャーニーとして、「コンテンツに触れたあと、しばらく休眠化してから、展示会でブースを訪れ、セミナーに参加して、商談へ」というように、コンテンツマーケティングの直接的な効果というのは測りにくいという点もあります。

担当者がコンテンツマーケティングを導入したいと上司を説得する際に、以上の点が障壁となる可能性があります。
コンテンツマーケティングは中長期的な運用が必要であることをふまえ、コンテンツマーケティングのメリットを使いながら説き伏せる必要があります。

8.導入した後のネック

①更新が滞り、コンテンツが追加されない

コンテンツマーケティングの理想的な運用体制でも触れましたが、運用体制は複数名でチームを組んでおかないと負担が大きくなりコンテンツ配信が滞ってしまうケースも出てきます。

ただし、コンテンツマーケティングの目的が「コンテンツの更新」になってしまっては本末転倒です。効果測定をしながら最適なコンテンツを制作していくことを忘れてはいけません。

②ゴール設計をせずにスタートしてしまい、効果測定ができない

一過性のアイデアだけで始めてしまった場合も、やはり「コンテンツの更新」が目的になってしまいがちです。

求めるコンバージョン(購入、ECサイトへの流入、お問い合わせ、資料請求、アクセス数アップによる認知の向上など)を設定しておかなければ、効果測定ができません。これらは、サイト全体ではなく、個々のコンテンツごとに設定した方が効果が出やすいです。

③ターゲットが求めているコンテンツではなく、自社が作りたいコンテンツばかり載せてしまう

自社の強みや自社製品の紹介をしたくなる気持ちはわかりますが、アピールしたいことだけをコンテンツ化してはコンテンツマーケティングは成り立ちません。ペルソナ設計やカスタマージャーニーをふまえ、各検討段階にいるターゲットが課題解決したい内容に答えるコンテンツ、欲しい情報をコンテンツ化しましょう。

9.コンテンツマーケティング事例

では、ここで実際にコンテンツマーケティングが成功している企業の事例を、海外、BtoB、BtoC、2017年に開始された新しいものの4つのカテゴリに分けてご紹介します。

①海外の事例

HubSpot(ブログ/ホワイトペーパー/ウェビナー)

HubSpot

インバウンドマーケティングを提唱し、実践のために必要なサービスを提供するアメリカの企業です。マーケティングキットやテンプレートなど、専門性の高い数百種類ものコンテンツを無料でダウンロードできるようにしています。

https://www.hubspot.com/

SAP(ブログ/ホワイトペーパー)

SAP

ERPで世界シェアNo.1を誇りデファクトスタンダードの地位を守るSAPは、自社製品の宣伝をしないどころか、競合他社のホワイトペーパーへのリンクを設置するという画期的な方針でコンテンツマーケティングを行いアクセスを集めることに成功しています。開始から2ヵ月でコンテンツマーケティングの初期費用の6倍の売上を記録したといわれています。

http://www.digitalistmag.com/

②BtoCの事例

ここからは国内の成功事例をご紹介します。まずは、BtoCの事例です。

北欧、暮らしの道具店(ブログ)

北欧、暮らしの道具店

株式会社クラシコムが運営するネットショップ内にコンテンツを掲載しています。内容は、インテリアに関するコラムや北欧風のインテリアでの暮らしを楽しむ人へのインタビュー記事、バイヤー日記など。月間PVは1,300万を超え、FacebookやInstaglam、Twitter、LINEといったSNSとも連携をとっています。商品購入の前段階で、見込顧客や既存顧客に世界観を共有することに成功している例といえます。

https://hokuohkurashi.com/

③BtoBの事例

BtoBの事例は当社のお客様のなかからピックアップしてご紹介しましょう。

マックスプロデュース(ブログ/ホワイトペーパー/メールマガジン)

マックスプロデュース

社員総会や表彰式、株主総会などの企業イベントの企画・運営を手がけるマックスプロデュースでは、Webサイトからのお問い合わせなどプル営業での受注を増やすため、ターゲット(社内イベントの企画・運営の外注を検討する企業)が興味を持ちそうな事例コンテンツなどを公開すると同時に、見込み顧客へのメルマガ配信などを行い、Webサイトからのお問い合わせ数を4.3倍、同受注数を3倍に伸ばすことに成功しました。

https://max-produce.com/

セムコーポレーション(ホワイトペーパー)

セムコーポレーション

中和装置、濾過器、水質測定器などを製造する機械メーカーであるセムコーポレーションでは、自社製品のCAD図をホワイトペーパーとして掲載したところ、導入から6ヵ月間でダウンロード数が659件を記録しました。同社では、ダウンロード時に収集した顧客情報に対し直接アプローチする営業方法を検討中です。

https://www.cemco.jp/

④2017年の事例

2017年に大きな成果を上げた事例として、人材紹介会社のビズリーチが立ち上げた「BizHint HR(ビズヒント)」をご紹介します。

ビズリーチ(ブログ/取材記事)

ビズリーチ

BizHint HRは、人事担当者や人事・組織に興味を持つ経営者、事業責任者を対象にしたメディア。ターゲットからのアクセス(オーガニック検索流入)を増やすために、悩み・課題を解決するタイプのコンテンツを提供したところ、開始から8ヵ月でオーガニック検索流入が56倍になったといいます。それに伴い、会員登録数も伸びたという成功事例です。

https://bizhint.jp/

10.コンテンツマーケティングの実践方法

最後に、コンテンツマーケティングを実践する際の手順をご紹介します。

①目的を決める

先ほど、導入した後のネックでもお伝えしましたが、コンテンツを更新することが手段から目的になってしまわないよう、あらかじめ目的(ゴール)設定をしておくことが重要です。

【目的の例】

  • 商品を購入してもらう
  • ECサイトやSNS、コーポレートへの流入
  • お問い合わせ・資料請求をしてもらう(リードの獲得)
  • コンテンツへのアクセス数アップによる認知度の向上

目的設定については、こちらの記事もご覧ください。

②目標を決める(PV、CVR、CV数、送客数など)

次に、目的をさらに掘り下げて、最終的な数値目標(KGI)を立て、そこまでに達成すべき通過点の目標(KPI)を立てます。KPIを立てる際は、これまでのPV(ページビュー数)、CV数(コンバージョン数)、CVR(コンバージョン率)、送客数、客単価などのデータをもとにします。

たとえば、「WEBサイト経由の売り上げを1ヵ月50万円」のようなKGIを設定したとします。まず、これまでのアクセス解析などから、WEBサイト経由の客単価とCVR(コンバージョン率)を割り出し、「1ヵ月50万円」を達成するために必要となるPV数(ページビュー数)とCV数(コンバージョン数)を逆算して、KPIとして設定します。

目標設定については、こちらの記事もご覧ください。

③ペルソナを立てる

次の「④カスタマージャーニーを作る」のために、ペルソナを設計します。 ペルソナとは、理想的な架空の顧客像のこと。コンテンツ設計を行うにあたり、アプローチしたい相手を明確にする必要があるからです。

性別、年齢、職業、行動や価値観、ライフスタイルといった詳細なプロフィールを設定していきます。ペルソナを使ったマーケティング手法が生まれるまでは、ターゲットを「日中に時間のある主婦向けの通信教育」というように「層」で捉えてきました。これは、企業側が「売りたい」顧客をイメージしたものでした。コンテンツマーケティングにおけるペルソナ設計では、実際の優良顧客をリサーチ・分析してペルソナを設計するのが有効です。想像で作り上げたりせず、できる限り、実際の顧客を調査してみることをおすすめします。

ペルソナ設計については、こちらの記事もご覧ください。

④カスタマージャーニーを作る

③で設定したペルソナをもとに、顧客が製品を認知してから購入に至るまでの流れ=カスタマージャーニーを作ります。

購入までのプロセスのなかで、情報収集をする機会が何度か訪れます。その際にどんな情報が必要とされるかを検討し、それらをコンテンツに落とし込む必要があります。この段階で、必要となるコンテンツをすべて洗い出しておきましょう。

カスタマージャーニーは、ペルソナをもとに、購入までのフェーズを設定し、購入(導入)までのフローを想定したうえで、それぞれのフェーズでの行動と思考・感情を想定していくことで作成します。

カスタマージャーニーの作り方

カスタマージャーニーの作り方については、こちらの記事をご覧ください。

⑤コンテンツスケジュールを立てる

カスタマージャーニーができあがったら、これに沿ってコンテンツスケジュールを立てていきましょう。カスタマージャーニーをもとにコンテンツを計画することで内容がブレずに済みますし、提供すべき情報を漏らさずにコンテンツ化することができます。

コンテンツのなかには、記事だけではなく、ホワイトペーパーとなる技術資料やサポート資料など、他部署に作ってもらう必要が出てくるものもあるでしょう。コンテンツスケジュールがあれば、公開に間に合うように事前に依頼することもラクに行えます。
コンテンツマーケティングで大事なのは、自社しか出せない専門的な情報をコンテンツに落とし込んでアップしていくことなので、他部署と連携するための調整は非常に重要になってきます。

また、オウンドメディアではユーザーに親しみやすさや共感を持ってもらえるように季節ネタや時事ネタを織り込んでいくことも必要です。その際に、気をつけたいのが、Googleにクローリングされるまでには公開から2ヵ月ほどかかる点。狙いたい時期に検索に引っかかるようにしておくためにもスケジュールが役立ちます。下で説明する企業SNSからの情報発信も合わせて計画していきましょう。

コンテンツ作りについては、こちらの記事をご覧ください。

⑥オウンドメディアを構築する

オウンドメディアには、自社サイト、メールマガジン、ブログ型サイトなどがありますが、情報量と更新性などを考慮するとブログ型サイトを持つのがおすすめです。ここ数年で、BtoC、BtoBを問わず、オウンドメディア=ブログ型サイトと言っても過言ではないほど、ブログ型サイトを持つ企業が増えました。

ブログ型サイトを持って情報発信できると、自社サイトやメールマガジンといったほかのオウンドメディアや下で紹介するSNSなど、他媒体と連携したマーケティング活動が可能となります。そして、その際、ハブとなってくれるのは、やはりブログ型サイトになります。

自社サイトにブログ機能をつけたり、バナーからリンクさせたりと、自社サイトとの関連性を打ち出すやり方もありますし、社名をまったく出さずに、ユーザーの興味・関心のあるテーマで独立した情報サイトとして運営する方法もあります。どちらを選ぶかは、コンテンツマーケティングの目的や目標によって変わってくるでしょう。

実際の構築は、社内スタッフで制作したり、無料や定価で提供されているブログ機能を活用して内製化する方法と、制作会社に外注する方法があります。予算があれば、オウンドメディアのアクセス分析やコンサルティングまで行ってくれるベンダーに外注するという手もおすすめです。

⑦SNSを開設する

オウンドメディアを構築したら、よりユーザー接点として親しみをもたれやすいSNSの企業アカウントを作り、オウンドメディアや企業サイトなどと連携させましょう。具体的には、SNSでオウンドメディアの更新情報や企業ニュースなどをアナウンスし、それぞれのメディアへ流入させます。季節ネタ・時事ネタを発信するのもおすすめです。投稿のタイミングは、ペルソナが該当のSNSに触れる時間に合わせて決めます。

使用するSNSの種類は、BtoBなら、実名登録が基本で仕事に活用している人が多いFacebookが強いといわれています。BtoCなど商品のビジュアルを訴求したい場合は、インスタグラムが良いでしょう。各SNSの特徴と、最初に決めた目的・目標に合わせて選んでください。

ひとつに限らず、FacebookとLineなど、複数のSNSを併用する戦略もありますが、数が増えるほど運用負担も上がるので、社内リソースに合わせて広げていくと良いでしょう。

SNSは拡散されやすいので影響力も高い媒体です。何気なく投稿した内容が炎上してしまう恐れもあるため、事前にSNSガイドラインを定めておくと安心です。

SNSガイドラインについては、こちらの記事をご覧ください。

⑧記事を作る

おもにブログ型サイトに投稿することになる記事の作成です。コンテンツスケジュールに合わせ、自分で作成したり、社内の作成担当者や外注先への発注を行います。

記事を作成する際は、ペルソナやカスタマージャーニーをもとに、その記事の目的(記事を読んだユーザーに取って欲しいアクション)を明確にしておきましょう。そのうえで、まず、タイトルもしくはキーワードと、全体の文字数(1記事あたり1,000文字前後の記事が多い)、見出しを決めます。ここまでをコンテンツマーケティングの担当者が行えば、あとは社内の他部署にライティングを依頼したり、外注したりする場合もスムーズに行えます。

あらかじめ記事の表記や内容、引用などについてのルールを決めておくと、他部署や外注先に記事作成してもらう際のコンセンサスがとれ、トラブルの回避につながります。

引用については、こちらの記事をご覧ください。

⑨ホワイトペーパーを作る

ブログ型の記事だけでなく、ターゲット(ペルソナ)が興味関心を持ちそうな資料をダウンロードできるホワイトペーパーも作成して掲載しておきましょう。ホワイトペーパーをダウンロードするのは、記事の閲覧ユーザーよりもペルソナに近いコアなユーザーである可能性が高いといえます。お問い合わせをするほど検討度が熟してはいないが、情報収集したいと考えている潜在顧客と考えられます。

ホワイトペーパーのメリットは、ダウンロードの条件として社名や氏名、メールアドレスなどを入力してもらったり、会員登録をしてもらうことで、その後、直接アプローチすることが可能になること。

社内に眠っている技術資料や、製品CAD図、独自に調査した市場や技術動向の分析結果など、ホワイトペーパーとしてまとめられるネタはないか探してみてください。

ホワイトペーパーについては、こちらの記事もご覧ください。

⑩広告を出稿する

オウンドメディアを開設しても、既存のコーポレートサイトやメルマガなどで周知するだけでは、製品・サービスや社名を認知している層にしかリーチできません。そこで有効なのが広告の出稿です。
広告を出稿することで、公開から2ヵ月ほどの間、Googleにクローリングされるまで自然流入が見込めない期間のアクセス数も見込めます。

広告にもデジタル、アナログ含めてさまざまな種類がありますが、今回は、オウンドメディア開設の周知が目的なので、顧客接点が多く拡散性の高いSNS広告(Facebook広告、Twitter広告など)がマッチします。メディア開設の周知以外にも、特定の記事を広告してコンテンツを拡散する手段としても活用できます。

SNS広告については、こちらの記事もご覧ください。

⑪分析する

コンテンツマーケティングによる効果は短期的には現れませんが、最初に決めた目的や目標をもとに定期的な分析を行い、改善していく必要があります。
具体的には、以下の指標をチェックします。

【チャネルごとの流入】

  • オーガニック…検索サイトからの流入数
  • ソーシャル…SNSからの流入数
  • リファラー…他サイトからの流入数
  • ダイレクト…URLを直接打ち込んだり、ブックマークからの流入数

GoogleAnalyticsなどのアクセス解析ツールを使って、大きな目的である「検索からの流入」が獲得できているか、SNSで拡散されているかを確認します。

【検索クエリ】

Googleサーチコンソールで検索クエリを調べ、どのワードで流入してきているのかを確認します。狙っているキーワードで獲得できているのかどうかをチェックしましょう。

【評価の高いページ・低いページ】

  • PVが獲得できているページ
  • CVへの遷移が多いページ
  • 直帰率の高いページ
  • 離脱率の高いページ

これらのページをチェックすることで、どのページがユーザーからの評価が高いのかを確認できます。 評価が高いページについては、さらにコンテンツを追加してリライトすることで強化する施策が有効的です。検索順位をより強固なものにしましょう。 逆に、評価が低いページでは、タイトルや内容をチェックして問題点を探し、次回のコンテンツ作成やキーワード選定に活かしましょう。

【CVR・CV数】

  • サービス資料
  • ホワイトペーパーのダウンロード数
  • セミナーのお申し込み
  • メルマガ登録

目的としているCVや中間CVが獲得できているかを確認します。

【CVや中間CVからの受注率・受注数】

最後に、獲得したリードが有効なものかどうか判断するために、営業部門が集めたリードと、コンテンツマーケティングで集めたリードの受注率や受注数を比較します。 営業部門が集めたリードよりも受注率が悪い場合には、ホワイトペーパーの内容を見直したり求めるターゲットが検索しそうなキーワードを営業と考える必要があります。

ここまでがコンテンツマーケティングの1サイクルです。分析した結果をもとに「⑧記事を作る」に戻り、PDCAサイクルを回して改善していきます。

効果測定については、こちらの記事もご覧ください。

11.まとめ

以上、基礎的な内容から実務までをご紹介してきました。

もし、競合他社との差別化で行き詰まっていて、少しでもリードするための新しい施策を打ち出したいとお考えであれば、自社で運用するメリット・デメリットをしっかり見極めたうえで、コンテンツマーケティングを導入してみてはいかがでしょうか。

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