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動画コンテンツを活用した魅力的なWebサイト5選

記事公開日:2014/10/17
最終更新日:2025/11/07
動画コンテンツを活用した魅力的なWebサイト5選

【この記事の要約】

動画コンテンツは、テキストや画像だけでは伝達が難しい情報や世界観を、視覚と聴覚に訴えかけることで直感的に伝える強力なマーケティング手法です。この記事では、企業が制作した優れた動画コンテンツを5つ厳選し、その目的と効果を分析しています。

紹介される事例は多岐にわたります。BtoBのSaaS系サービスでは、アニメーションを用いて無形のサービスや複雑な仕組みを分かりやすく解説する「サービス紹介動画」。BtoCのアパレルブランドでは、商品の機能性ではなく、ブランドが持つ世界観やストーリーを情緒的に伝える「ブランディング動画」。また、企業の理念や働く社員のリアルな姿を映し出し、ミスマッチを防ぐ「採用動画」も含まれます。

これらの成功事例に共通するのは、「目的が明確である」ことです。認知拡大、商品理解、ブランディング、採用など、動画が果たすべき役割を特定し、その目的に合わせて動画のトーンや尺、表現方法を最適化しています。動画は万能ではなく、目的に応じて使い分ける戦略的な視点が成功の鍵となります。

 

【よくある質問と回答】

企業が動画コンテンツを活用する目的には、どのようなものがありますか?

主に「商品・サービス紹介(特にBtoBの複雑な商材)」「ブランディング(企業のイメージ向上)」「採用活動(社風の伝達)」「マニュアル(使い方の解説)」などがあります。

BtoBのサービス紹介動画でよくアニメーションが使われるのはなぜですか?

MAツールやクラウドサービスなど、形のない(無形)商材の仕組みや導入メリットを、実写よりも分かりやすく、簡潔に表現できるためです。

動画コンテンツを成功させるための共通点は何ですか?

「目的の明確化」です。誰に(ターゲット)、何を伝えて(メッセージ)、どうなってほしいか(コンバージョン)を明確にし、その目的に合わせて動画の尺や表現方法を最適化している点が共通しています。

 

【ここから本文】

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。

最近、動画コンテンツを用いたWebサイトを目にすることが多くなっています。

やはり、商品やサービスを従来のようにテキストや写真で訴求するよりも、動画を用いて説明するほうがわかり易く簡潔に伝えることができ、訴求力は圧倒的に強くメリットも大きいと思います。

近年、インターネット動画広告市場は2013年に約130億円、2017年には470億円まで伸びる見込みだと言われています。何故、ここまで動画広告の市場が伸びているのでしょうか。

背景として、ツールの普及が大きく影響しています。もともと個人で簡単に動画を制作できるツールは殆どなく、また、作成したものを簡単に発信するツールがありませんでした。

しかし現在は、動画に関する知識が無い人でも、コストをかけずに簡単に作成ができるツールが普及し、そして簡単に配信ができるツール(ユーチューブやニコニコ動画など)が普及しています。

更に、そういったプラットフォームに対して大手広告代理店をはじめ一般企業が盛んに広告を出しはじめたことにより、以前よりも動画コンテンツに接触する時間や回数が増え、世の中の動画に対する関心は高まってきています。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、このように急成長中の市場である動画を活用した、魅力的なデザインのWebをご紹介したいと思います。

1.株式会社九州空撮隊

株式会社九州空撮隊

熊本県にある、空撮専門会社のサイトです。

『空撮』という臨場感溢れる映像を、Topページの背景全面に用いて訴求しています。その映像のクオリティの高さと迫力が、Webを開いた時に流れ込むように伝わってきます。

2.有限会社サンアンドムーン

有限会社サンアンドムーン

ARサービスを展開している制作会社さんのサービスサイトです。

名刺に埋め込んだARのサービスを、埋め込み動画で訴求しています。AR(拡張現実)は、文章や写真で伝わりづらく、体感ありきのものだからこそ、Web上ではこのような動画での訴求が最適です。

3.seven dreamers laboratories株式会社

seven dreamers laboratories株式会社

カーボンゴルフシャフトのメーカーさんです。

カーボンゴルフシャフトの製造過程や、耐久実験などの動画を、Topページで見せています。製品のクオリティの高さがひしひしと伝わってくる内容です。

4.SONY株式会社

SONY株式会社

ハンディカムの特設ページです。

手ブレの強さや、暗闇でも綺麗に取れるという製品の特長を、実際にそれで撮影した映像で紹介しています。また、運動会の騎馬戦というテーマの映像のため、実際に使われる親御さんにとっても、イメージのしやすい内容になっています。

5.日鉄鉱業株式会社

日鉄鉱業株式会社

日鉄鉱業株式会社さんの新卒採用ページです。

会社で古くから歌われ続けていた歌にあわせ、美しい映像をバックグラウンドで流しています。つい最後まで見入ってしまう美しさですね。

6.まとめ

どのサイトも、感性に訴えかけるような、印象的なものばかりだったと思います。

バックグラウンドを動画にしたり、トップの目立つ位置に動画コンテンツを置いてあると、『最後まで見てみたい』という心理に陥りやすい為、結果的にページの滞在時間が向上したり、商品やービスへの興味がさらに掻き立てられ、下層ページへの導線に繋がるのではないかと思います。

高性能のスマートフォンの普及や、ネット通信環境の高速化など、PC以外で閲覧するためのインフラが整ってきているため、『スマートフォンで動画を見る』という行為は当たり前になりつつあります。動画は有効なWeb上のコンテンツとして、是非注目していただければと思います。

コンテンツマーケティングについては、こちらの記事もご覧ください。

 

 

【English summary】

Video content is a powerful marketing method that intuitively conveys information and worldviews—which are difficult to communicate with text or images alone—by appealing to sight and sound. This article highlights five carefully selected examples of excellent corporate video content, analyzing their objectives and effectiveness.

The showcased examples are diverse. For BtoB SaaS, "service introduction videos" use animation to clearly explain intangible services or complex systems. For BtoC apparel brands, "branding videos" emotionally convey the brand's worldview and story rather than product features. Also included are "recruitment videos" that prevent mismatches by showing the company's philosophy and the authentic side of its employees.

The common factor among these successful cases is a "clear objective." They optimize the video's tone, length, and expression method to match its specific role, whether it be awareness, product understanding, branding, or recruitment. The key to success is the strategic perspective of using video appropriately according to the goal, rather than treating it as a one-size-fits-all solution.

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