サイトの目的とコンセプトを明確にしよう!
最終更新日:2023/11/10
企業のWebサイトは、ただあるだけでなく、Webサイト活用したマーケティング活動を行っていくという考え方が必須になってきています。本記事では、企業がWebサイトやページを作る際に考えるべきことについて紹介します。
Webサイトを作る前に必要なこととは
①サイトの目的
まずは、Webサイトを活用することで何を達成したいかという目的を設定しましょう。現状を分析し、自社サイトにどういった課題があるのかを把握し、新しいサイトやページでは何を達成したいのかサイトの目的を設定します。
目的例としては、営業へパスする案件の獲得、電話対応の軽減、会員登録、エンゲージメント(ファンを育てる活動)、サイトでの直接的な売り上げなどがあります。
目的を検討したら、具体的な目標値も設定しましょう。KGIやKPIを設定することで、実際にどれだけ効果があったのか評価しやすくなり、改善のためのPDCAサイクルを回しやすくなります。
KGIとは
KGIとは「経営目標達成指標」と訳され、企業の経営戦略やビジネス戦略を達成するために何をもってゴールとみなすのかを定める指標のことを指します。
KGIを設定する際には、「売上を上げる」「顧客満足度を上げる」といった漠然としたものではなく、「Webサイト経由のひと月の売り上げ50万円達成」「既存顧客へのアンケートで満足度80%獲得」など、達成できたかどうかが明確に判断できる具体的な数値を併せて設定する必要があります。
KPIとは
KPIとはKGIに至るまでの評価指標のことを指し、最終目標であるKGIを達成するために行わなければならない施策を最終目標から逆算して設定します。
たとえば、「WEBサイト経由の売り上げを1ヵ月50万円」というKGIを設定したならば、そこから逆算してサイトのPV数、資料ダウンロード数、会員登録数、お問い合わせ数などをKPIとして設定することができます。
②ターゲット
目的、目標値を設定したら、誰に向けたサイト・ページを作るのかというターゲットを決めます。目的によってターゲットとなるユーザー層は変わってきます。新規の顧客を獲得するのであれば、自社のことを知っているがまだ取引はない“顕在層”、エンゲージメントが目的なのであれば既存顧客などになります。
サイトのターゲットを明確にすることによって、サイトを制作する際の工数や投資の配分を適切に判断できます。
③内容(コンセプト・コンテンツ)
目的とターゲットが決まったら、コンセプトとコンテンツを決めます。現状の課題と目的・目標の間にあるギャップを埋めるためにどのようなコンテンツが必要か検討しましょう。サイトやページの企画立案の際は、企画書を作成することで状況を整理し社内での認識も統一することができます。
【企画書フォーマット例】
企画者氏名 | |
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企画タイトル | |
企画タイトル | |
企画概要 | |
背景と課題 | |
目的 | |
目標値(KGI・KPI) | |
効果測定方法 | |
コスト | |
誰に(ターゲット) | |
何を | |
どのように | |
企画の懸念点 | |
備考 |
たとえば、サイト経由で売り上げを伸ばすという目標であれば、顧客と何かしらの接点を持つためのタッチポイントへ誘導するような導線が必要になります。そのために、無料でダウンロードできる資料を掲載したり、有益な情報を発信するメルマガを発行したりなどのコンテンツが考えられ、そこに至るまでの導線をWebサイトで設計する必要があります。
■潜在層をあと一歩踏み出させるための施策~中間コンバージョンとは~
まとめ
このように、サイトの目的・ターゲット・コンテンツ、コンセプトを設定することにより、Webサイトやページをどのように作っていくかという方向性が明確になります。
ただなんとなくサイトやページを作るのではなく、今回ご紹介したことをしっかりと設計してみてください。