バナー広告とは?他広告との違いや作り方、メリットなどを徹底解説!
最終更新日:2024/03/01
バナー広告は画像や動画、GIFアニメーションなどを活用して配信される、Web広告の一種です。
訴求力の高いバナー広告を適切に運用することで、ブランドの認知度が高まる上、比較的簡単に出稿できるため注目が集まっています。
本記事では、バナー広告の概要や他広告との違い、メリット・デメリットなど解説します。最後にはバナー広告の効果を最大化するポイントも紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
費用形態 | 仕組み | 特徴 |
---|---|---|
期間保証型 | 広告の掲載期間に応じて決まった金額を支払う | 予算が組みやすい |
インプレッション課金型 | 広告がユーザーに表示された回数に応じて料金が発生(1回の閲覧=1インプレッション) | ユーザーのアクションに影響されないため、料金が設定しやすい |
クリック課金型 | バナー広告がクリックされたときに広告料が発生する | 広告費と成果が比例しやすい |
成果報酬型 | バナー広告がクリックされ、さらにコンバージョン(成果)へと至った時にだけ費用が発生する | 広告がクリックされただけでは料金が発生しないので無駄がない |
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目次
バナー広告とは?
バナー広告とは
バナー広告は画像や動画、GIFアニメーションなどを活用して配信される、Web広告の一種です。
画像や動画を活用することで伝えたいことを効果的に伝えられるため、訴求力の高い広告を打ち出すことができます。視覚的なアプローチによって、ユーザーの注意を引くことも可能です。
バナー広告をクリックすると、広告主が設定した製品やサービスのランディングページ(LP)へと遷移します。
バナー広告の掲載場所
バナー広告は、どの広告サービスから出稿するかによって掲載場所が変わり、代表的な掲載場所には「①Google/YouTube」「②Yahoo!」「③その他のWebメディア」の3つがあります。それぞれの掲載場所についてみていきましょう。
①Google/YouTube
Googleでは、バナー広告を配信するためのディスプレイネットワークであるGDNが存在し、Googleが提供するGmailやYouTube、Googleアドセンスの掲載サイトに広告が配信されます。
GDNは200万以上のWebサイトやアプリと提携しているため、広告が配信されるユーザー数が圧倒的に多く、インターネットユーザーの約9割にアプローチできるとされています。
ターゲティングも細かく設定できるため、ユーザーの趣味嗜好や属性に適した広告を配信することが可能です。
②Yahoo!
Yahoo!が提供するネットワークはYDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)といい、Yahoo! JAPANトップ画面やYahoo! JAPANの各種サイト、提携企業のサイトなどに広告が配信されます。
YDAには「予約型」「運用型」の2つあり、「予約型」は、多くのユーザーが閲覧するYahoo!のトップページに対して広告を配信できるため、認知度向上や潜在層への配信に効果的です。
一方「運用型」は、Yahoo!関連サービスの他に、新聞社のWebサイトやクックパッドなど、Yahoo!と提携しているサイトから選択して広告を出稿できます。
③Webメディア
GoogleのGDAやYahoo!のYDA以外にも、Webメディアが設けている広告枠を買い取って配信する方法があります。
運用型のバナー広告はGDNやYDAが代表的ですが、ピンポイントで配信したいWebメディアがある場合は交渉してみましょう。
バナー広告と他の広告の違い
バナー広告は以下の3つの広告と混同されやすい傾向にあります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- レスポンシブ広告
それぞれの違いについて見ていきましょう。
リスティング広告との違い
リスティング広告(検索連動型広告)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト広告を指し、バナー広告との違いは、表示形式にあります。
リスティング広告は、GoogleやYahooなどの検索結果の上部や下部にテキスト形式で表示されますが、バナー広告は画像や動画を活用して表示されるため、視覚的に訴求することが可能です。
また、基本的にリスティング広告がリーチするのは課題が明らかになっている顕在層ですが、バナー広告では主に潜在層にアプローチするのに適しています。
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ディスプレイ広告との違い
ディスプレイ広告とは、ウェブサイトや動画サイト、アプリなどの広告枠に表示される広告のことです。画像広告、動画広告、テキスト広告など様々な形式があります。
バナー広告との違いはなく、バナー広告はディスプレイ広告に含まれていると捉えられます。ネイティブアドや動画広告なども、ディスプレイ広告の一種であると考えて問題ありません。
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レスポンシブ広告との違い
レスポンシブ広告とは、デバイスごとの広告枠のサイズやフォーマットに応じて、画像表示を自動で調整して最適化する広告を指します。
各媒体に最適化した広告を表示してくれるため、広告主は必要なデータを登録するだけで済みます。デバイスの広告サイズに応じたデザインを作成する必要がなくなるため、一般的なバナー広告に比べて手間が省けるのがメリットです。
しかし、言葉の組み合わせなどが意図したものと異なってしまうケースなどもあるため注意しましょう。
バナー広告の種類
バナー広告には「純広告型」と「運用型」の2種類あります。それぞれどのような広告なのかについて、以下で解説します。
純広告型
純広告型のバナー広告は、特定のWebメディアやアプリの広告枠を買い取って配信する広告です。指定した期間中、そのメディアを訪問したすべてのユーザーに表示されます。
露出量が多いため、認知度向上を目的とする場合に適しており、ターゲットとなるユーザー層が利用するメディアを選べば、効果を得られやすいでしょう。広告の制作以外の作業は不要なので、運用の手間がかからないというメリットもあります。
しかし、多くのユーザーを抱えている媒体は費用が高額になる傾向にあるため、あらかじめ詳細を調べておくことが大切です。
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運用型
運用型のバナー広告は、広告掲載後、広告主が適宜改善をしながら配信する広告を指します。
どのメディアに掲載されるかは、広告主が設定した広告の内容(クリエイティブ)や入札金額、ユーザーのターゲット層によって決まる仕組みです。広告枠のあるサイトにランダムに掲載されるため、特定のメディアに対する露出が保証されていません。
ユーザーの属性・興味関心・行動履歴などに合わせて掲載できるため、ターゲットが決まっている場合に適しています。自身で運用するため、純広告型に比べて手間がかかるという側面があります。
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バナー広告の費用形態(料金相場)
バナー広告の費用形態には、以下の4つがあります。
- 期間保証型
- インプレッション課金型
- クリック課金型
- 成果報酬型
それぞれの費用形態について解説します。
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期間保証型
期間保証型では、1週間・1ヶ月など、広告の掲載期間に応じて決まった金額を支払う仕組みです。
あらかじめ金額が決まっているため、予算を組みやすいというメリットがありますが、料金はメディアによって大きく異なるため、事前にしっかり調べておく必要があります。
料金は、固定表示単価と想定される表示回数をもとに設定されているケースが多く、クリックした人数や表示回数などは広告料に関係ありません。
インプレッション課金型(CPM)
インプレッション課金型(CPM)は、バナー広告がユーザーに表示された回数に応じて広告料が発生する形式です。1回の閲覧=1インプレッションとカウントされます。
主にInstagramやFacebookなどのSNSで運用されている形式で、ユーザーのアクションに影響されないため、料金が設定しやすいという特徴があります。
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クリック課金型(CPC)
クリック課金型(CPC)は、バナー広告がクリックされたときに広告料が発生するシステムです。
広告を見ただけでは発生せず、ユーザーが広告を実際にクリックして指定のサイトに訪れたときに初めて費用が発生します。クリック単価はターゲットや業界などによって異なるため、あらかじめ調べておく必要があります。
広告費と成果が比例しやすいのが大きな特徴です。
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成果報酬型
成果報酬型は、バナー広告がクリックされ、さらにコンバージョン(成果)へと至った時にだけ費用が発生する仕組みです。
具体的に「成果」とは、設定したサイトへと遷移し、閲覧しただけではなく、商材の購入や問い合わせなどのアクションに結びついたケースを指します。広告がクリックされても成果が得られなかった場合は料金が発生しないため、無駄のない料金形態といえます。
バナー広告のメリット
バナー広告を活用することで様々なメリットを享受できますが、以下では主な3つのメリットを紹介します。
視覚効果で高い訴求力を発揮できる
バナー広告を活用する大きなメリットの一つは、画像や動画を使用した視覚的なアピールが可能なことです。
テキストだけでなく、イラストや写真、GIFアニメーションなども活用してバナーを作成することで、自社ブランドや商材をユーザーにより強く印象付けることができ、高い訴求力を発揮できます。特徴やメリットなどを簡潔にアピールしたい場合にも有効です。
視覚的に興味関心をひくことで、クリックされやすくなるという効果もあります。
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ブランド力の強化が期待できる
印象に残るビジュアルなど、インパクトの強いクリエイティブを作成・配信することで、ブランド力の強化が期待できるというメリットもあります。
画像や動画などを通して、商品コンセプトや伝えたいメッセージ、イメージを表現できるため、ブランディングに役立ちます。特に純広告型のバナー広告は比較的価格が高く設定されているので、広告を掲載することで、企業としての信頼性や経済的な安定感のアピールにもつながるでしょう。
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潜在層へのアピールによる認知拡大
純広告型のバナー広告を活用する場合には、潜在層にも広くアピールできるため、認知拡大につながるというメリットがあります。
バナー広告はクリックされなかったとしても、多くのユーザーの目に触れます。そのため、まだ自身の課題やニーズに気づいていない、潜在的なユーザー層を掘り起こす可能性があります。認知拡大には最適の広告といえるでしょう。
ターゲットが絞れていない際にバナー広告を打って、その運用結果を今後のターゲティング戦略に活用するという方法もあります。自社のユーザー層のさらに深い理解にもつながるでしょう。
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バナー広告のデメリット
一方で、バナー広告には以下のようなデメリットも存在します。
多くの工数がかかる
バナー広告の制作には多くの工数がかかってしまうデメリットがあります。
広告の構成をはじめ、デザインやテキストなど、多くの工数がかかるため、「すぐにバナー広告を出したい」と思っても広告を打てません。逆に、希望のバナー広告掲載日があるのであれば、十分な時間を確保し、余裕を持って準備する必要があります。
クリエイティブによって効果に差が出る
バナー広告の効果は、デザインやクリエイティブによって大きく差が出るという側面があります。もし魅力的なクリエイティブでユーザーの目に留まることができなければ、大きな成果は見込めないでしょう。
担当するデザイナーによっても質に違いが出るため、信頼できるデザイナーに依頼する必要があります。また、ただ単に派手にすればいいというわけではなく、自社のターゲットに合わせたクリエイティブを作ることが重要なポイントです。
バナー広告の平均クリック率
バナー広告を運用する際の比較指標となる「平均クリック率」を紹介します。
オンライン広告支援を行うWordStreamの調査によると、Googleディスプレイ広告の平均クリック率は0.46%。マーケティングソリューションを提供するBannerflowの調査では、ディスプレイ広告の平均クリック率(2022年)は2.30%と発表されています。
基本的に、潜在層にリーチするバナー広告は、課題が明らかになっている顕在層に向けて訴求するリスティング広告に比べ、平均クリック率が下がる傾向にあります。そのため平均的なクリック率は1%未満で、1%を超えた場合は効果が高いと考えて問題ないでしょう。
バナー広告の効果測定を行う際には、クリック率などの平均値を把握することで自社の広告パフォーマンスを可視化できます。効果が出ていない場合は、A/Bテストなど繰り返して改善することが大切です。
出典
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バナーの主要サイズ
バナーには様々な種類・サイズがあります。どれにするか迷う時は、大手のサイトやアドネットワークで利用できるサイズに沿って制作することで、効率的に進められるでしょう。
最大容量はGoogleで5120KB、Yahoo!では3MBで、形式はJPEGとPNGに対応しています。以下ではバナーの主要サイズを3つ紹介します。
レクタングル:長方形
長方形の「レクタングル」は、サイドバーに表示されることが多いサイズで、最も一般的なバナー広告のサイズの一つです。Google(GDN) 、 Yahoo!(YDN)にも対応しています。
具体的なサイズには300×250 (px)、336 × 280 (px)などがあります。パソコン、スマートフォンにも適していて汎用性が高いため、迷った際はこれを選んでおくと良いでしょう。
スクエア:正方形型
正方形型の「スクエア」は、スマートフォンを利用する際に表示されると存在感のあるサイズです。パソコンにも対応しており、SNS広告などでよく使用されています。
180×180 (px)、200×200 (px)、250×250 (px)などのサイズがありますが、特に媒体によって最小サイズや推奨サイズが決まっているので、事前に確認しておきましょう。
スカイスクレーパー:縦長
縦長の「スカイスクレーパー」は、一定の幅もあり大きな広告スペースを使うため、ユーザーに強くアピールできるのが特徴です。120 x 600 (px)、160 x 600 (px)、300 x 600 (px)などのサイズがあります。
視認性が高いので、ブランドの認知拡大を目的として使用するケースが多いです。パソコン専用のバナー広告なので、スマートフォンの画面は非対応ということに注意してください。
先述したレスポンシブ広告では、広告枠のサイズに合わせてレイアウトを最適化してくれるため、各バナーサイズを用意する必要がないというメリットがあります。
基本的なバナーの作り方
基本的なバナーの作り方である7つのステップを解説します。
①目的を設定する
まずはバナー広告を打ち出す目的を明確にし、設定しましょう。
「自社の何をアピールしたいのか」「広告を目にした人にどのような行動を取ってもらいたいのか」などを明らかにし、整理しておく必要があります。
②ターゲットを決定する
目的を設定したら、バナー広告を見てもらいたいターゲットを決定します。
ターゲットの年齢、性別、職業、居住地をはじめ、課題や悩みなども検討して決めることが大切です。どんなターゲットを設定するかで、その後のクリエイティブ等が大きく変わり、成果にも影響がでます。
ターゲットは曖昧なものではなく、例えば「30?40代、会社勤務の地方在住男性サラリーマン」など、できる限り細かく設定することが大切です。
③広告媒体や位置を決める
目的とターゲットが決まったら、それに適した広告媒体や広告を設置する位置を決めましょう。
先述したように、媒体によってバナーの種類やサイズ、規格が変わるため、バナーサイズを決める前に媒体を決めると効率的に進められるでしょう。
④サイズを決める
広告媒体の規格に合ったサイズを決めます。サイズによってデザインやクリエイティブは大きく変わるため、デザインを行う前に決めると良いでしょう。
制作枚数でコストも変わるので、必要な分のバナー制作に取り掛かりましょう。
⑤掲載内容を決める
目的やターゲットを考慮しながら必要な要素を洗い出し、バナーに掲載する内容を決定します。
サイズが大きいものでも載せられる情報は限られているため、訴求効果を最大限発揮できる内容を意識し、掲載できる情報を絞っていくことが大切です。
⑥ラフの作成
大体の方向性や内容が決まったら、イメージラフの作成に取り掛かりましょう。
洗い出す内容には、キャッチコピー・利用する画像や動画などの素材・テキストなどがあります。ラフは何度も描き直せるので、このタイミングでイメージを明確にした上で、内容が盛り込みすぎていないかどうかや、媒体のルールやトンマナにマッチしているかを確認する必要があります。
⑦デザイン・制作
ラフの作成を通してイメージが固まったら、最後にバナーのデザイン・制作を行います。複数パターン作成して、絞り込んで行っても良いでしょう。
デザイン・クリエイティブの質はバナー広告の成果に大きく影響するため、専門業者に依頼する方法もあります。
バナー広告の効果を最大化する7つのポイント
バナー広告について理解が深まったところで、効果を最大化するための7つのポイントを紹介します。
ブランドにマッチした素材を選ぶ
バナー広告の効果は素材によって大きく変わるため、ブランドにマッチした素材にこだわることが大切です。
素材の要素には色やイラスト、画像や動画があります。それぞれの要素をうまく組み合わせることで、ブランドイメージの強化やメッセージの強調につながります。素材の選び方や組み合わせによってはブランディングに悪影響が出る可能性もあるので、デザイナーなどに相談して進めても良いでしょう。
不要な情報を排除して、伝えたい要素だけに絞る
バナー広告の効果を最大限発揮するためには、不要な情報は省き、必要且つ伝えたい要素だけに絞ることが大切です。
商材には多くの魅力があると思いますが、全てを伝えようとすると返って訴求力が下がってしまいます。本当に伝えたいポイントに絞り、しっかりとその内容を訴求できるようなレイアウトにしましょう。
運用しながら適宜改善する
バナー広告を配信した後は、効果測定の結果などをもとに、適宜改善していきましょう。
実際に運用すると、インプレッション数は高いのにコンバージョンが低いケースなどがあります。A/Bテストなどを実施して、視認性がより高いテキストや素材を調べたり、ターゲティングの設定にズレがないかどうかチェックしたりする必要があります。
競合他社との相違点などをまとめ、自社のバナー広告に反映するのも一つの手です。しかし、配信後の短い期間に設定を変えすぎるとデータが溜まりにくく、機会損失の可能性も高まるため、長期的に改善していくことをおすすめします。
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CTAを設置する
CTA(Call To Action)とは、ユーザーに対して「資料請求」や「申し込み」など、特定の行動を喚起するために設置されたボタン・テキストを指します。
バナー広告に目立つ色でCTAボタンを設置すれば、効果的にユーザーを特定の行動や遷移先URLへと誘導でき、クリック率・コンバージョン率共に向上が見込めるでしょう。
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ターゲティングを最適化する
バナー広告で成果を得るためには、ターゲティングを最適化することも非常に重要なポイントです。
バナー広告は多くのユーザーにアプローチできるというメリットがありますが、ターゲットをあまりに広範囲にしすぎると費用対効果が悪化する可能性が高く、逆に狭すぎると機会損失につながる恐れがあります。
潜在層に向けて発信するのであれば、最初からターゲット設定を狭めすぎず、デザインやクリエイティブの表現でユーザーを絞っていくという方法がおすすめです。A/Bテストを実施して適宜ターゲットを最適化する方法もあります。
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動画を活用する
動画を活用するのもバナー広告には非常に効果的です。
コンバージョンが目的ではなく、ブランドの認知拡大が目的である場合は、特に動画の活用がおすすめです。視認性が高い動画広告は、1秒未満という少しの時間でもユーザーの目に触れれば、認知拡大や購買意欲の向上につながるとされています。
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ブランド想起を高めるクリエイティブにする
ブランド想起とは「○○といえば△△」のように、商品を思い浮かべたときに、特定のブランドを思い起こすことです。
バナー広告の色やデザインにブランド要素を反映することで、自社のブランド想起率が高まります。さらに、最初に思い浮かべてもらう確率が高いほど、検討者数も多いことが明らかになっているため、効果的なブランディングが可能になり、バナー広告から得られる成果の最大化につながるでしょう。
まとめ
本記事では、バナー広告について網羅的に解説しました。
バナー広告は視認性の高い画像や動画で訴求できるため、認知拡大やブランディングなどに最適です。クリエイティブの質を高め、ターゲティングを適切に行えば、非常に大きな成果につながる可能性を秘めています。
ただ、しっかりと成果を出すためには、最適な場所を選択して掲載し、運用しつつ適宜改善を重ねていくことが大切です。その際に本記事が役立つと幸いです。
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- この記事を書いた人
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クラウドサーカス株式会社 マーケティング課
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2006年よりWeb制作事業を展開し、これまでBtoB企業を中心に2,300社以上のデジタルマーケティング支援をしてきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。53,000以上のユーザーを抱える「Cloud CIRCUS」も保有し、そこから得たデータを元にマーケティング活動も行う。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意。
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