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今すぐ効果が出る!クリック率が上がる広告コピーの心理的効果10選

記事公開日:2015/07/06
最終更新日:2023/10/19
今すぐ効果が出る!クリック率が上がる広告コピーの心理的効果10選

こんにちは!エムタメ!編集部です。

最近はITネイティブになり、ネット広告のクリック率(CTR)は右肩下がりで、企業の大きな課題となっています。

どんなWeb担当者も、ネット広告のCTRを向上させ、少しでもコンバージョンを伸ばしたいと思っているはず。

ネット広告は駅ビルのポスターや雑誌広告とは違い、Web上でクリックさせることでより詳しい情報をダイレクトに伝えられる手法で、顕在顧客の呼び込みに成功することはもちろん、潜在顧客の興味を湧きたてる効果があり、多くの企業で活用されるリードとなります。

では、CTRをあげるためにはどんな広告を制作すれば良いのでしょうか??
よくデザインが重要と言われてますが、実は>『人の心を惹きつけるキャッチコピーかどうか』がもっとも重要なのです!!

今回はどんなキャッチコピーが人の心をくすぐるのか、そのポイントをご紹介いたします。

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1.ペルソナを設定しよう!

そもそも、ネット広告に求められるものは商品・サービスの理解ではなく、クリックの獲得です。

そのため、いかにニーズや関心を引き出せるかがポイントになってきます。

それには、商品を訴えたいターゲット像を具現化する、ペルソナ設定が必要となります。

「商品一覧はこちら」という広告があっても、購入を検討している人だけしかクリックしてくれません。

ペルソナを細かく設定することで、ターゲットに向けての訴求が明確に行えるようになります。

例えば、『上京して一人暮らしを始めることになった海外好きな女性に向けて、テーブルを購入して欲しい』と考えた場合、

 『コンパクトに折りたためるテーブル特集』

  という広告コピーよりも、

 『初めての一人暮らしにおすすめ!今流行りの北欧テイストテーブル特集』

このようなキャッチコピーのほうが関心のある人に訴求できる広告になりますよね??
CTRはユーザー共感が得られるキャッチコピーほど、高くなります。

この場合であれば、今後一人暮らしを考えている人が、未来の生活を想像してクリックする先でわくわくする感情を得られるようなキャッチコピーである必要があります。

ペルソナ設計について下記ブログにも詳細情報を載せていますので、こちらも合わせてご確認ください。

2.効果的なコピーの作り方

ペルソナ設計が終わったら、ユーザーがクリックしたくなるようなキャッチコピーを考える必要があります!
ここで陥りがちなのは、「なんかいい雰囲気の言葉を並べてしまう」ことです。

キャッチコピーとしてはきれいな広告になるかもしれませんが、よりCTRを高めるためには、常にユーザーと同じ視点で発信が出来ているかを確認する必要があります。

そのための代表的なテクニックをご紹介します。

【1】ハード・トゥ・ゲット・テクニック

人は誰しも、特別扱いされることが好きです。
その深層心理をくすぐることで、ユーザーの信頼や好意を得るテクニックです。

 ・この広告を見たあなただけに教えます

 ・いつも頑張っているあなただから・・・

実はこれ、恋愛でもよく使われるテクニックなんですよ!

【2】バンドワゴン効果

製品やサービスの需要が多ければ多いほど、

消費者はその製品やサービスから得る満足度や安心感が増します。

「一番人気のメニューはどれですか?」と聞いた経験がある人も多いのではないでしょうか?

 ・一番人気!ダイエットにオススメの〇〇とは?

 ・韓国美人に大流行。人気No1スキンケア方法

【3】スノッブ効果

そんなに欲しかったわけでもないのに、残り〇点!と言われると

なんとなく目がいってしまったことはありませんか?

人は希少なものに価値を感じてしまうのです。

また、「新しいものが好き」「先行優位に立ちたい」こんな方には、

敢えてまだ商品が使われていないことを押しだすという方法も効果的です。

 ・今なら先着30名にサンプルCDプレゼント

 ・タイムセール終了まで残り1時間32分!

【4】シャルパンティエ効果

これは人間の錯覚による心理効果のことです。

例えば、「鉄100kg」と「綿100kg」では、鉄100kgの方が重い気がしませんか?

このように、数値で表す場合、ユーザーは身近に感じて理解しやすいものを基準に受け取ります。

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 〇レモン1000個分のビタミン

【5】カリギュラ効果

「絶対に中を見ちゃダメだからね!」と言われたら、どう思いますか?

禁止されると、ついその行為をやってみたくなるものがカリギュラ効果です。

TVのピー音や雑誌の袋とじもこの効果のひとつです。

 ・痩せている人は絶対に買わないでください!

 ・本気でトレーニングする気にない人はお金の無駄です。

【6】ツァイガルニク効果

好きなテレビ番組を見ていて、おもしろい場面でCMにいってしまうことはよくありますよね。

このように先が気になってしまう効果のことを言います。

人は中途半端なことに対して、結論を知りたいと思ってしまうのです。

サクラダファミリアも完成していたら、ここまで注目されていなかったかもしれませんね。

 ・気になる続きはこちらをクリック!

 ・もっと安くなる!あなたの携帯料金は毎月いくらになる?

【7】バーナム効果

これは占いでもよく用いられる手法です。

よく当たる占い!というのはこれを上手に使っている可能性があります。

冷静に考えてみると、当たっている項目と外れている項目が

だいたい半分ずつになっていたりすることに気が付くはずです。

人は自分に当てはまることを指摘されると相手を信用してしまう傾向にあります。

 ・今すぐ痩せたい、でも食べたい…そう思っているそこのあなた!

 ・最近なかなか眠れない、とお困りの方へ

【8】ハロー効果

出会って3分の印象が大事というのはよく聞くものですよね。

それと同じで、初めて抱いた印象は良いものも悪いものもなかなか変えるのが大変だったりします。

そのため、広告ではパッと見で良い印象をいかに届けられるかがポイントになります。

 ・芸能人の〇〇さんが30年愛用中の健康サプリ

 ・「視力がよくなった」という人が急上昇中!

【9】マッチングリスク意識

人はモノを選ぶときに、それを購入した後の明るい未来の他に、

効果が得られなかった場合の暗い未来も想像します。

購入するには、暗い未来より明るい未来が上回らなければなりません。

その不安やリスクを解消して少しでも明るい未来の可能性を高めることで、購買を促すことができます。

 ・効果が出なかったら、全額返金致します。

 ・モニターの喜びの声100件を今すぐチェック!

実は、全額返金を謳っても実際に返金要求がくることはかなり少数だそうです。

【10】認知的不協和

矛盾する二つのことを並べることで、どうしてそうなるのかが気になってしまうことを狙った手法です。

ユーザーは自分の考えが正しくないと否定された(ストレス状態)ことにより、

そのストレスを緩和させるべく、提案内容を受け入れやすくなります。

 ・売り上げをあげたいなら、営業はするな!

 ・貯金するために、給料は全額使いなさい

3.さらに効果を高めるために

コピーを作る際の心理的戦略はまだまだたくさんあります。

これらの効果を使った上で、忘れてはいけないことは、

「想定するターゲットに向けた言葉を使用する」ことです。

ペルソナに合ったキャッチコピーを書いた広告文だとしても、

ターゲットの目に留まって理解されなければ意味がありません。

人は日頃使用している言葉には反応しやすいものです。

そのため、ターゲットが普段使っており、身近であろう言葉を選定することが重要です。

ポイントとしては、以下の3点です。

・漢字、カタカナ、ひらがなのバランスを良くする

・簡潔な言葉でまとめる

・業界の専門用語は使わない

※ただし、ニッチなターゲット層に向けての広告であれば効果的です。

4.まとめ

広告のキャッチコピーにおいて、一番忘れてはならないことは、

ユーザーの視点に立ってわかりやすく有益な情報を発信することが出来るかです。

実際の商談でもそうですが、商品を売りたい、アクセス数を伸ばしたいなどと

営業側の目線で話していても購買者への訴求効果は得られません。

常にユーザーの目線に立って、且つ、シンプルに伝えることによって、最大の効果を得ることが出来ます。

広告コピーという小さな枠の中で製品・サービスの情報全てを伝える必要はありません。

如何にクリックしてもらえるか、クリックの先にどれだけの期待感を持たせてあげられるかが

ポイントになります。

そのために、ユーザーの心にスッと入りこむことのできるキャッチコピーを考えていきましょう。


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