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検索エンジンで上位表示させるためのSEO対策【超初級】

記事公開日:2017/12/22
最終更新日:2023/11/17
検索エンジンで上位表示させるためのSEO対策【超初級】

Webサイトを運営している方なら日頃からSEO対策で「GoogleやYahoo!で検索上位に表示させたい」と考えているのではないでしょうか。Web広告の活用が増えているとはいえ、Webサイトのアクセスを増やすには検索結果の検索上位を獲得することが依然として大きな影響を及ぼします。

また、SEO対策で狙ったキーワードから検索エンジン経由でサイトにアクセスしたユーザーは、検索行動を行っているためモチベーションが高く、コンバージョン(成果)に繋がりやすいといわれています。

つまり、SEOで検索上位を実現すればビジネスにおいて大きなチャンスを掴むことができるのです。

では、そのためにどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、SEO対策の基礎と検索エンジンで上位表示するために押さえておくべきポイントについてご紹介していきます。


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1.SEO対策(検索エンジン最適化)とは?

SEOとは“Search Engine Optimization”の略称で、「検索エンジン最適化」を意味しています。

一般的に検索エンジンでキーワード検索した場合に検索上位に表示されるようにすることを指します。

SEOとは?

キーワードについては、こちらの記事もご覧ください。


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2.SEO対策の目的

検索エンジンで上位表示を実現したとしても、成果が出なければ意味がありません。

SEO対策の目的はWebページを上位表示させることではなく、上位表示させたことで成果を生み出すことが重要です。

そのために、検索ユーザーがどのような意図で検索キーワードを選んだのか、またどのような目的でサイトを閲覧しているのか等を考えることが根底にあります。

検索ワードと検索結果で知りたいことは違う

3.SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策にはメリットばかりではありません。

デメリットもいくつかありますので、それぞれを理解した上で取り組むようにしましょう。

①SEO対策のメリット

SEO対策のメリットは一般的に下記のようなことが挙げられます。

  • リスティング広告のようにランニングコストが発生しない。
  • 検索上位に表示された場合、中長期的にWebサイトへの集客を見込むことができる。
  • 検索行動による集客のため、コンバージョン(成果)に結びつきやすい。

②SEO対策のデメリット

  • SEO対策を施しても、すぐに検索結果に反映されないため即効性が低い。
  • 検索エンジンのアップデート(アルゴリズムの変更)によって順位が変わる。
  • 対策するキーワードによっては、必ず上位表示するとは限らない。

このように、SEO対策は成功すると中長期的に集客効果が継続して安定したサイト流入を見込めますが、その状態を実現するための労力や時間も必要となるのです。

4.SEO対策の効果

SEO対策を行うことで得られる直接的な効果は、オーガニック流入が増えることです。

米インターネット・マーケティング・ニンジャズ社の調査によれば、Google検索結果の表示順位ごとのクリック率は、1位が20%強なのに対し、2位は10%強と約半分に減り、3位以下とものなると1桁になってしまいます。さらに、8位~20位までは1%台が続きます。

つまり、検索結果で1位を獲得すれば、検索ボリュームにもよりますが、オーガニック流入数をかなり増やせます。

オーガニック流入なら、広告とは違い、費用をかけずに集客できますし、検索ニーズにマッチした情報を提供できればコンバージョンも期待できます。

5.Googleの主なアップデートについて

Googleが毎日のように小さなアップデートを繰り返してるのをご存知でしょうか?

検索順位は絶えず変化していて今日1位だったからといって、明日も1位になるとは限りません。

Googleはユーザー満足度の向上を目的に、定期的な検索アルゴリズムアップデートを実施しています。

①パンダアップデート<2011年2月>

日本では2012年に導入されたアップデートで、低品質のサイトに対してペナルティを与えるアップデートです。

ワードサラダやコピーコンテンツなどGoogleのガイドラインに違反しているサイトは検索順位が大きく下がりました。

これにより、検索結果全体の約12%に変動がおこり、価値の低いサイトが軒並み検索結果から姿を消すことになりました。

②ペンギンアップデート<2012年4月>

パンダアップデートと並んで有名なアップデートです。

主に外部リンクへのチェックが厳しくなりました。

サテライトサイトからリンクを送ってサイトの順位を上げようとしていたサイトがペナルティを受けています。

ペンギンアップデートで、今までのSEO外部対策が根底から覆り、コンテンツが重要視される大きな転換期となりました。

③モバイルフレンドリーアップデート<2015年4月>

モバイルに最適化されていないサイトがモバイル上の検索結果で上位表示しづらくなりました。

近年、世界中でスマートフォンが普及し、モバイルからのアクセスが大幅に増えたことからとられた施策です。

④医療/健康アップデート<2017年12月>

この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなりました。

YMYLやE-A-Tといった言葉が使われ始めたのもこのころで、人の命や生活に関わる分野は、コンテンツの信頼性や権威性に対しての審査がより厳しくなりました。

⑤BERTアップデート<2019年10月>

自然言語処理のトレーニング技術であるBERT(バート,Bidirectional Encoder Representations from Transformers)の利用により、文章の「意味・意図」をより正確に理解できるようにアルゴリズムが調整されたアップデート。
Googleがユーザーの検索クエリを正しく理解できるようになり、検索キーワードに、よりマッチしたページが検索結果に表示されるようになりました。

ユーザーの疑問が早期に解決するケースが多くなるであろうことから、回遊が少なくなる、セッションは維持されるがPVが少なくなるなどの傾向が現れると見られています。

⑥『Core Web Vitals』がSEOランキング要因に<2021年5月以降予定>

2021年に 『Core Web Vitals』がGoogle検索のランキング要因に追加されると言われています。読み込み時間、インタラクティブ性、ページ コンテンツの視覚的な安定性などが含まれ、これらを組み合わせたものが 2020 Core Web Vitals の土台になります。

また、より広くユーザー体験をちら得た『ページエクスペリエンスアップデート』と呼ばれる、情報そのものの価値以外に関するエクスペリエンスの尺度となるシグナルも追加される予定になっており、よりユーザー体験を向上させるような取り組みが重要性となっていきます。

 

アップデートの影響で検索順位が落ちた場合、サイト担当者は情報収集に取り組むことになります。
しかしGoogleの検索アルゴリズムは200を超える指標によって順位を決定しているため、どれか1つに対して対策をしたからといって順位が回復するとは限りません。
SEO対策の基本をおさえ、Googleのアップデートに左右されないサイトづくりをすることが重要です。

参考サイト:

まだまだ続くパンダアップデート!?SEO対策では何が重要なの?

【2019年12月】Googleニュース! SEO対策のトピックスまとめ

これらは主なアップデートですが、その他にも細かいアップデートが絶えず行われています。

検索アルゴリズムのアップデートは度々話題となり、多くのサイト運用者が情報収集に取り組みますが肝心なのはGoogleのアップデートに左右されないサイト作りです。

次に、Googleのアップデートに影響を受けにくい基本的なSEO対策についてご紹介していきたいと思います。

6.SEO対策の平均費用

アメリカのSEOプラットフォームツール開発会社であるseoClarityなど3社が連携して2017年に行った調査によれば、SEOにかける1ヵ月の費用としてもっとも多かった回答は「2万1ドル以上(約225万円以上)」で26.7%で、全体の7割近くが月に2,501ドル(約28万円)以上かけているという結果でした。

あくまでも日本よりWeb活用の進んでいるアメリカでの調査結果ではありますが、Web事情がアメリカの数年遅れているともいわれる日本においても、今後、同様の結果になっていく可能性があります。

【関連記事】

7.検索エンジンで上位表示させるための対策内容とは?

SEO対策には大きく分けて内部対策と外部対策があり、それぞれの対策を考慮して行う必要があります。

また、SEO対策には質の高いコンテンツが必要不可欠です。

それら複合的に考える上で、どのような準備をすれば良いか順番に見ていきましょう。

①SEO内部対策

内部対策とは、ページ構成、内部リンクの構造など、サイトの中身に対して実施する施策のことです。

HTMLやCSSをクローラーが認識しやすい形に最適化することや、Webページのコンテンツを充実させたり、更新頻度を高めることも含まれます。

・ページタイトルの最適化

ページタイトルを最適化することは、内部対策において非常に重要なポイントです。

対策キーワードを必ず含め、全角32文字程度としてできるだけ簡潔に記述すると良いでしょう。

・h1の最適化

タイトルと同様、h1タグもGoogleがページを評価する大切なポイントです。

このh1に記述するテキストには、可能な限り対策キーワードを含めましょう。

タイトルタグついては、こちらの記事もご覧ください。

・metaタグの最適化

meta descriptionには、検索結果ページの内容を端的に伝える文章を入れましょう。

また、Googleがページの内容を判断する材料にもなります。

文字数は160文字以内として、descriptionを読めばページの内容が理解できる文章にしましょう。

なお、meta keywordsは現在のGoogleの評価指標に含まれていません。

ですので、meta keywordsは記載が無くても特に問題ありませんが、Google以外の検索エンジンでSEO対策する場合などは記述しておいた方が良いでしょう。

内部対策ついては、こちらの記事もご覧ください。

②SEO外部対策

外部対策とはその名の通りサイトの外部で行う対策で、他のサイトから被リンクを受け、クロールの促進や第三者からの評価を得るための施策です。

・被リンクの調査(低品質サイトの除外)

外部リンクは、以前は検索順位に影響する大きな要因でしたが、現在では評価指標としては少しずつ下がってきています。

しかし、関連性のあるサイトや高品質なドメインから被リンクを獲得することは、SEO対策として重要であることは変わっていません。

低品質サイトからの被リンクが多い場合は、Googleからペナルティを受ける要因にもなります。

自サイトの外部リンクを調査し、サイトのテーマと全く関係ないサイトからの大量リンクや不審なリンクを発見した場合は、バックリンクの否認を行いましょう。

③コンテンツ対策

最後にSEO対策で最も重要なコンテンツについてもご紹介します。

Googleは専門性の高い内容を評価する傾向にあります。

検索上位に表示されるWebサイトは、テーマに対する網羅性が高いページが多くあります。

また1ページ内の文字数についても、一般的に多い方が有利とされていますが、単に文字数が多いだけでは意味がありません。

コンテンツの品質は保ち、ユーザーにとって満足のいく内容でなくてはなりません。

8.【初心者向け】SEO対策の方法を学ぶのにおすすめの本

初心者がSEO対策の方法を学ぶのにおすすめの本を3冊ご紹介します。

沈黙のWebライティング ―Webマーケッター ボーンの激闘―〈SEOのためのライティング教本〉

画像引用元:Amazon

Webマーケティングの記事(Webマーケティングとは?初心者でもわかる基礎知識!始め方・成功事例も紹介)でもご紹介した「沈黙のマーケティング」シリーズ。

SEOのなかでもライティングに的を絞った内容となっています。

前半は、Web集客がうまくいかず、経営難に陥っている温泉旅館「みやび屋」が謎の男「ボーン・片桐」の助けを借りるというストーリー仕立て。

後半は解説になっています。

オウンドメディアの編集を担当するに当たって、入門書として読みました。
「ゴリゴリマッチョメンが30kgのノートパソコンを持ってWebライティングする」というのが概要ですが、中身は至ってまともです。
とても参考になる良い書籍ですので、ヤバそうだなと思わずに気軽に読んでみると良い学びを得られます。

引用:Amazonレビュー

SEOに関する参考書が欲しくて探していた際、Amazonベストセラー1位の「沈黙のWebライティング」と出会いました。

この本はライトノベル部分と詳細な解説部分に分かれており、わかりやすい内容でどちらを読んでも頭に入りやすい構成をしています。

WebやSEOに慣れていない方ならラノベ部分のみを読んでも良し、参考書として読みたいなら解説部分を読んでも良し。自分のスタイルにあった読み方ができるので、楽しく読み進めることができました。

他の方が仰る通り、ラノベの設定に関しては少し現実離れしている感じではありましたが、読んでるうちに気にならなくなります。なお、前作である「沈黙のWebマーケティング」と話が繋がっているので、余裕があれば読んでおくと良いでしょう(前作に関する話題は簡単に書かれているので、「読んでおかないとわからない!」ということはないのでご安心ください)。

SEOライティングの本選びで迷っているなら、ぜひこの本をおすすめします。

引用:Amazonレビュー

いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方

画像引用元:Amazon

コンテンツマーケティングの記事(コンテンツマーケティングとは?メリットや手法、事例までをご紹介!)でご紹介した「いちばんやさしい」シリーズのSEO入門書。

SEOを「検索結果の上位にサイトを表示すること」ではなく「訪問者の目的に応えるサイトを作ること」と位置付け、キーワード選定やサイト構造の考え方について解説しています。

3名の著者は、SEOコンサルティング会社であるアユダンテのメンバー。

ノウハウとともに、そうすべき理由についても書かれているので、納得しながら読み進められます。

人に勧められて読みましたが、読んで本当に良かったと思っています。
WEB広告をする人は必読です。
特に、ディレクターの人。

いわゆるコンテンツマーケティングに走らずに、王道を説いてくれていますので、この本をもとにクライアントと話をすると良いです。

引用:Amazonレビュー

近年のSEOの動向を正確に解説し、検索エンジンにコンテンツの良さを伝える技術を高いレベルで解説した良書。

引用:Amazonレビュー

10年つかえるSEOの基本

画像引用元:Amazon

コンテンツ内容と関係のないキーワードの大量埋め込みや大量の外部被リンクといった一昔前のSEO施策が、Googleのアルゴリズム変更でペナルティを受けるようになってしまったように、小手先のテクニックだけのSEOはすぐに効かなくなってしまいます。

こちらの本は、SEOに関する基本的で不変の「考え方」を身に付けることを目的として書かれています。

フルカラーの紙面と、知識ゼロの初心者・すずちゃんと専門家・土居先生のかけあいで進む構成で、敷居の低い入門書となっています。

SEOに詳しくない知人のWeb担当者に最初の1冊としておすすめしました。

SEOに関する情報はインターネット上に溢れかえっており、その内容はSEOに対する考え方からテクニカルな情報まで様々です。
しかし、その情報が間違っている場合も多々あります。
また、本質的な考え方ではなく、瑣末なテクニックばかりを重要視した記事もみかけます。

本書は時間が経っても変わらないSEOに対する本質的な考え方を、Webに詳しくない人にもわかりやすく説明してある良書だと思います。

この本を読んでおけば、インターネット上のSEOに関する情報を自力で取捨選択していくための土台となるでしょう。

引用:Amazonレビュー

9.SEO対策の方法を学ぶのにおすすめのセミナー

疑問や不安を解消するには、質疑応答もできるセミナー形式での勉強が有効です。
SEO対策の方法を学ぶのにおすすめのセミナーを3つご紹介します。

一般社団法人 全日本日本SEO協会

一般社団法人 全日本日本SEO協会

画像引用:一般社団法人 全日本日本SEO協会

一般社団法人 全日本日本SEO協会が主催する有料セミナーで、同協会の代表理事である鈴木将司氏が講師を務めます。
歯科医院・病院向け、サイト品質改善で順位を上げる、などテーマを絞った内容で、東京、大阪、名古屋、福岡の4会場で開催されています。
オンラインやDVDによるビデオセミナーもあるので、会場から遠隔地にお住まいの方も利用可能です。

サクラサクマーケティング株式会社

サクラサクマーケティング株式会社

画像引用:サクラサクマーケティング株式会社

SEOサービスを提供しているサクラサクマーケティング株式会社が展開するセミナー。
SEOに関するセミナーのほか、SEOとコンテンツマーケティングを絡めたセミナーも頻繁に開催しています。

株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)

株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)

画像引用:株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)

コンテンツマーケティングやオウンドメディアのSEO対策分析ツール「MIERUCA(ミエルカ)」を提供する株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)では、SEO、コンテンツマーケティングに関するセミナーや勉強会などを定期的に開催しています。

開催回数は少な目ですが、関西での開催もあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

10.まとめ

Googleの検索アルゴリズムは、200を超える指標でランキングを決定しているため、どれか1つ対策を行ったから必ず順位が上がるというものではありません。

SEO対策とは、検索エンジンの検索結果で上位表示を狙うための対策ですが、同時に検索ユーザーの役に立つサイトを作るということが根本に存在します。

本ページでご紹介した内容はSEOの基本的な内容ですが、SEO対策を行う上で非常に重要なポイントです。

まずはご自身のサイトを見返してみてはいかがでしょうか?

SEO対策については、こちらの記事もご覧ください。


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