SEOを基本から解説!最低限抑えたい施策から無料ツールまで
最終更新日:2023/05/24

最終更新日:2021年12月26日
SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索エンジン上で実施するマーケティング施策の1つです。Webサイトをユーザーに最適化することにより、検索結果の上位に表示されるようにすることを指します。
Webサイト運営やコンテンツ制作をする人なら避けて通れないのがSEOです。ユーザーのニーズに沿ったコンテンツ制作をすることがGoogleからの高評価にもつながると言われますが、具体的にはどのようなアプローチが有効なのでしょうか。
この記事ではSEOの効果やメリット・やり方、Googleのアップデートなどの基礎知識から、すぐに役立つ無料ツールや本・セミナー情報などの実践知識までをご紹介します。

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1.SEO(検索エンジン最適化)とは?
SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索エンジンに対してWebサイトを最適化することにより、ユーザーがキーワード検索をした場合に検索結果の上位に表示されるようにすることを指します。
Googleの検索結果では、上位に有料広告が表示されることがありますが、SEOは広告に頼らずオーガニック検索(自然検索)での上位表示を目指すための施策です。広告は費用をかければ上位表示が可能ですが、SEOは品質の高いコンテンツ作るなど、施策を打った結果としてGoogleに評価され、上位表示される流れとなります。
なお、Googleではユーザーから区別がつくように、広告部分には「広告」という表示がされる仕様となっています。
2.SEOの効果やメリット
SEOを行うことで得られる直接的な効果は、自社のコンテンツを必要としているユーザーの流入が増えることです。流入が増えることにより、具体的には次の2つのメリットがあります。
①見込み度の高いユーザーを獲得しやすくなる
自社のビジネスに関連性の高いキーワードや、顕在顧客が検索するであろうキーワードで検索上位に表示されるようにすることから、見込み度の高いユーザーが獲得しやすくなります。
Webサイトからの引き合いを獲得して、商談につなげるためには、見込み度の高いユーザーの集客が不可欠なので、SEOはまず最優先で検討されやすい施策です。
②広告費を抑えられる
インターネット広告のような出稿費や媒体が不要であることも、SEOを行うメリットの1つです。無料で始められることから、魅力を感じる人も多いでしょう。
ただし、内部対策やコンテンツ対策には労力がかかるので、効果を出すためには社内のリソースが必要になります。そうなると、結局のところ人件費というコストがかかります。また、自社にノウハウがなければ専門の業者にSEOを委託するケースもあるでしょう。
参考サイト:
3.Googleの主なアップデート
SEOは、検索エンジンのアルゴリズム(検索キーワードに対して検索順位を決める指標)にもとづいて、実施する必要があります。
ただし、そのアルゴリズムは常に変化しているので注意が必要です。
たとえば、Googleはユーザーの満足度の向上のため、検索アルゴリズムの「アップデート」を実施しています。
新たなルールを用意して調整を図っていくことがユーザーの利便性を維持し、自社の広告収入にもつながるというわけです。
近年話題になった主なアップデートは次の通りですが、これらのほかにも細かいアップデートが絶えず行われていますので、常に注視していくことが求められます。
①パンダアップデート<2011年2月>
日本では2012年に導入されたアップデートです。
低品質のサイトに対してペナルティが加えられ、コピーコンテンツなどGoogleのガイドラインに違反するサイトは検索順位が大きく下がりました。
検索結果全体の約12%に変動があり、価値が低いとされたサイトは検索結果から姿を消すこともありました。
かつては被リンク数やキーワード数などの単純な重みづけで検索順位が決まるシンプルなものでしたが、スパムも多く意図的に順位を操作できてしまうため、2011年ころより機械学習を通してアルゴリズムが進化していくことになります。
②ペンギンアップデート<2012年4月>
主に外部リンクへのチェックが厳しくなったアップデート。
サテライトサイトからリンクを送って検索順位を上げようとしていたサイトがペナルティを受けました。
偽装や不正による被リンクが多いサイトの順位は下げられるなど、SEOにおける外部対策の考え方が問いただされたことで、コンテンツそのものが重要視される大きな転換期となりました。
③モバイルフレンドリーアップデート<2015年4月>
モバイルに最適化されていないサイトが、モバイル上の検索結果で上位表示されづらくなったアップデート。
世界中でスマートフォンが普及し、モバイルからのアクセスが大幅に増えたことを受けて実装されました。
スマホユーザー向けにWebサイト構築を行っているかどうかで、検索順位に差が出ることになり(モバイル検索のみ)、多くのサイトがモバイルフレンドリー対応に取り掛かる流れとなりました。
④医療/健康アップデート<2017年12月>
この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなりました。
YMYLやE-A-Tといった言葉が使われ始めたのもこのころで、人の命や生活に関わる分野は、コンテンツの信頼性や権威性に対しての審査がより厳しくなりました。
⑤BERTアップデート<2019年10月>
自然言語処理のトレーニング技術であるBERT(バート,Bidirectional Encoder Representations from Transformers)の利用により、文章の「意味・意図」をより正確に理解できるようにアルゴリズムが調整されたアップデート。
Googleがユーザーの検索クエリを正しく理解できるようになり、検索キーワードに、よりマッチしたページが検索結果に表示されるようになりました。
ユーザーの疑問が早期に解決するケースが多くなるであろうことから、回遊が少なくなる、セッションは維持されるがPVが少なくなるなどの傾向が現れると見られています。
⑥『Core Web Vitals(コアウェブバイタル)』がSEOランキング要因に<2021年5月以降予定>
2021年に 『Core Web Vitals』がGoogle検索のランキング要因に追加されると言われています。読み込み時間、インタラクティブ性、ページ コンテンツの視覚的な安定性などが含まれ、これらを組み合わせたものが 2020 Core Web Vitals の土台になります。
【関連記事】
>コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?導入時期や意味、確認方法などを解説!
また、より広くユーザー体験をちら得た『ページエクスペリエンスアップデート』と呼ばれる、情報そのものの価値以外に関するエクスペリエンスの尺度となるシグナルも追加される予定になっており、よりユーザー体験を向上させるような取り組みが重要性となっていきます。
アップデートの影響で検索順位が落ちた場合、サイト担当者は情報収集に取り組むことになります。
しかしGoogleの検索アルゴリズムは200を超える指標によって順位を決定しているため、どれか1つに対して対策をしたからといって順位が回復するとは限りません。
SEOの基本をおさえ、Googleのアップデートに左右されないサイトづくりをすることが重要です。
参考サイト:
>まだまだ続くパンダアップデート!?SEOでは何が重要なの?
>【2019年12月】Googleニュース! SEOのトピックスまとめ
4.SEOの3つの種別
SEOの基本的な方法は「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」の3つに大別されます。
内部対策
「内部対策」は、自社のWebサイトのhtmlやCSSなどのソースを検索エンジンに認識されやすい構造や記述にすることです。そもそも検索結果に表示されるためには、検索エンジンのデータベースに登録されていなければなりません。
登録されるためには「クローラー」というロボットにホームページの情報を巡回してもらい、収集してもらう必要があります。「クローラー」が情報を収集することを「クローリング」、「クローラー」が情報を収集しやすいホームページであるかどうかを「クローラビリティ」といいます。
この「クローラビリティ」を向上させることがSEOの一環となるのです。
外部対策
「外部対策」の基本は、外部サイトからのリンク(被リンク)の獲得状況を把握することです。外部リンクは第三者から情報の有益性を認められた結果としてGoogleに評価されます。自社サイトに関連性が高いサイトや高品質なサイトからの被リンクは高く評価されますが、低品質サイトからの大量のリンクは逆にペナルティを受ける場合があるので注意が必要です。
基本的には、良質なコンテンツを提供し続けることで”自然に”リンクが貼られていく状態を目指すことを推奨しています。外部”対策”と付いているので手動で行う施策と勘違いされがちですが、あくまでリンクを貼るかどうかは第三者が判断することです。
コンテンツ対策
「コンテンツ対策」では、専門性が高く、かつユーザーにとって読みやすく、わかりやすいコンテンツを制作してGoogleからの高評価を狙います。内部対策に内包されて考えられることもありますが、テクニカルな施策ではなく、シンプルにユーザー目線の良質なコンテンツを作っていく施策をさします。
こちらも”対策”とついているため、何かテクニック的なものを期待しがちなのですが、あくまで有益なコンテンツ配信を心がけて施策を行なっていきましょう。
また、コンテンツの整理という意味でペルソナやカスタマージャーニーマップを作るのはとても有効です。まずは顧客を理解して、適切な形でコンテンツをデリバリーしていきましょう。
SEOのやり方をご紹介してきましたが、最後に『Googleが掲げる10の事実』をご紹介します。
Google が掲げる 10 の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用:Googleが掲げる10の事実
1つ目の項目に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」とあるように、まずはユーザーのことを最優先に考えて、コンテンツの運用をしていきましょう。
以上、SEOの施策について解説してきました。
なお、基本的な施策がチェックできるリストもご用意したので、以下の資料も併せてご活用ください!
>「SEOチェックリスト」を無料でダウンロードする
参考サイト:
>クローリングってなに?SEOの基本クローラーと自分で行うクローリング方法について
>【無料テンプレートあり】カスタマージャーニーとは?メリットデメリットから作成の手順までを解説!
5.これだけはやっておきたい最低限のSEO
前章でSEOの種別をご紹介いたしましたが、ここからは最低限抑えておきたいSEOについてご紹介いたします。
タイトルの最適化
ユーザーが検索してきたときに、ページの内容が一目でわかるタイトルをつけるようにしましょう。一般的にはタイトルの前半に狙いたいキーワードを入れると、検索順位で上位に表示されやすくなると言われています。ただし、無理にキーワードを入れるのではなく、検索してきたユーザーのニーズを満たすコンテンツであることを伝えるために、適切な箇所にキーワードを置くことが重要です。
hタグの最適化
h2やh3などの見出しを、適切につけるようにしましょう。書籍の章組のように、より広いテーマから詳細を深掘りする際の見出しとして、hタグは重要な役目を果たします。
サイトコンテンツの見直し
自社のサイトのコンテンツが、本当にユーザーの求めているものなのかを改めてチェックしましょう。自分たちが読んでほしいコンテンツや訴求したいポイントが、読者の求めているものと合致するとは限りません。検索ユーザーのニーズに合わせて、今一度必要な情報が提供できているのか確かめてください。
6.SEOで使える無料ツール
SEOの基礎知識を身に付けたうえで対策用のツールを活用すれば、キーワードの設定から分析・改善・定点観測までを自社で行えるようになります。
ここでは代表的な無料ツールをSEOの目的別にご紹介します。SEOの流れに沿って目的ごとにご紹介していくので、自社のニーズに合ったものを選んでください。
①競合・自社サイトを調査する
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
SEOの必須とも言えるツール。まずはグーグルサーチコンソールを設定し、自社サイトの検索クエリや対策キーワードでの検索結果への表示回数、実際の訪問数などを確認しましょう。
Keywordmap(キーワードマップ)
URLを入力するだけで、競合サイトが獲得しているキーワードと自社サイトが獲得しているキーワードを分析することができます。月間の検索回数も把握することができるため、ユーザーがどんなキーワードで検索していて、どんなニーズがあるのかの見当をつけることができます。
②キーワード候補を調査する
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
対策キーワードの候補を決めるときに使います。検索ボリュームのほかサブワードのサジェストも大量に抽出してくれるので、自社サイト・競合サイトの分析を同時に行うことができます。
③対策キーワードの検索ボリュームを確認する
Googleキーワードプランナー
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
対策キーワードの検索ボリュームを確認できるツール。利用するにはGoogleのアカウントが必要であり、Googleに広告を出稿したことがある企業に限って無料で利用できます。
④対策キーワードのサジェストを調査する
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
Googleのサジェスト機能で表示される複数のキーワード候補をCSV形式で一括ダウンロードできるツール。Googleで実際に検索されているキーワードの組み合わせを知るのに役立ちます。
※Googleが提供しているツールではありません。
⑤キーワードの順位を定点観測する
GRC(ジーアールシー)
検索キーワードの順位を調べることができ、直近の順位変動と過去の順位変動をグラフ表示してくれます。グラフ上にメモを付けられる機能があり、順位変動の原因の把握や定点観測に便利。キーワード30個までであれば無料です。
⑥Google順位変動を確認する
namaz.jp(ナマズドットジェイピー)
Googleの順位変動およびGoogleが不定期で実施するアップデート(アルゴリズム変更)の状況と対策を同時に確認できる無料ツール。変動幅をグラフで視覚的にとらえることができます。急な変動があった場合に、アップデートがあったのかどうかを確認するのにも使えます。
参考サイト:
>SEOの無料ツール【絶対外せない13選】 ~チェック・分析・改善・定点観測をしよう~
7.SEOの事例
SEOによって実際に集客効果をアップさせた企業の事例をご紹介します。
シニアリストモデルエージェンシー株式会社
事業内容:シニアモデル専門のモデルエージェンシー
●SEOの実施内容
会社設立にあたりゼロからホームページを作ることに。「シニアモデル」というキーワードで内部対策やコンテンツ施策を徹底。1つ1つのページのUI/UX、コンテンツ内容もしっかりと設計。
●成果・効果
ホームページの開設後まもなくGoogleの検索表示順位1位を獲得し、1位を5年以上キープ。ホームページからのお問い合わせだけで仕事を得られるほどの集客効果がみられた。コンバージョンも毎月安定的に獲得できている。
●導入サービス
クラウドサーカス株式会社のCMSツール「Blue Monkey」
画像元:丸和商業株式会社
丸和商業株式会社
事業内容:ふろしき・ふくさ・のれん・染物・雑貨等の製造卸販売
●SEOの実施内容
海外市場を視野に入れたWebマーケティングを推進するため、レスポンシブデザインによるモバイルフレンドリー対応や、コンテンツを強化。サイト全体の内部リンクや導線もユーザー目線で再設計し、構築。
●成果・効果
更新コストの削減と同時にSEO効果がアップ。「ふろしき」というキーワードでのGoogle検索結果が50位以降→10位前後で推移するようになったほかとなり、自社運営のECサイトも上位にランクインするようになった。
●導入サービス
クラウドサーカス株式会社のCMSツール「Blue Monkey」
画像元:株式会社東通販
株式会社東通販
事業内容:電子部品商社(電子部品・電設資材の提供、パーツキットの制作・販売)
●SEOの実施内容
製品に関連するキーワードからの流入を見据えたSEO設計を実施。製品情報配信を定期的に行うことにより、流入キーワードの増加を狙った。短期的な施策はもちろん、中長期的な視点でコンテンツの設計を行い、定期的なコンテンツ配信を通してロングテールのキーワードも狙う。
●成果・効果
公開から4ヵカ月で検索順位1位~30位のキーワード数が6.6倍に。セッション数も220%アップした。
●導入サービス
クラウドサーカス株式会社のCMSツール「Blue Monkey」
画像元:株式会社ビデオマーケット
株式会社ビデオマーケット
事業内容:
動画配信サービス(映画・ドラマ・アニメなどの映像コンテンツを配信)
●SEOの実施内容
国内最大級の動画配信サービスを有しながらSEOがほぼ手付かずであったサイトをフルリニューアル。特にモバイルサイトのオーガニック流入増加を目指した。
多くのユーザーの検索意図である「無料」ニーズに合わせて、保有する無料動画が検索エンジンに認識されるようサイト構造を再構築。
●成果・効果
検索キーワードを徹底的に調査し、細やかなニーズに対応できるカテゴリ構築も。リニューアルから6カヶ月後の検索流入数は前年度比で約6倍、新規登録数は約4.6倍に。
●導入サービス
アユダンテ株式会社の「SEOコンサルティング」
画像元:株式会社ベネッセスタイルケア
株式会社ベネッセスタイルケア
事業内容:介護事業(入居型介護サービス事業・高齢者住宅事業、在宅介護事業ほか)、保育・学童事業
http://kaigo.benesse-style-care.co.jp/
●SEOの実施内容
実績・ホーム運営数はトップクラスだが業界での認知度はいまひとつ。検索流入増から資料請求数アップにつながるよう、SEOで拡大を目指した。
50~60代を中心とするユーザーの検索ニーズをやや広義かつ徹底的に調査し、9つのキーワード群を対策。それらをサイトに反映した新たなサイト構造図を構築した。SEO設計にあたっては多数あるコンテンツの分散や重複の整理も行った。
●成果・効果
自然検索流入数は前年度比で約1.5倍となり、コンバージョン数も大幅に増加。とくに、ビッグワードと老人ホーム種別ワードで10位以内に上昇した。
●導入サービス
アユダンテ株式会社の「SEOコンサルティング」
8.SEOの参考本
SEOの技術は常にアップデートされるため、最新の情報は基本的にインターネットで調べたほうが有効です。しかし、SEOの初心者~中級者の方が基礎知識を体系的に学ぶのには書籍が適しているでしょう。
SEOのノウハウを学べる本を対策テーマ別にご紹介します。
■SEOの概念や基本が学べる本
●いちばんやさしい新しいSEOの教本
第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
著:安川 洋, 江沢真紀, 村山佑介 出版:インプレス(2018年7月発刊)
画像引用元:Amazon
経験豊富な講師陣が実践的なノウハウを丁寧に解説してくれる「いちばんやさしい」シリーズの初心者向け教本。イラストや図解が充実していて、セミナーを受ける感覚で読むことができます。初めてWeb担当者になった方や、SEOの基礎知識を簡潔かつ網羅的に学んでおきたい方におすすめ。改訂によりモバイルファーストインデックスへの対応などの新しい情報も反映されています。
【いちばんやさしい新しいSEOの教本 目次の一例】
Chapter 1 SEOの目的と考え方を身に付けよう
01 現在のSEOについて正しい理解を持ちましょう
02 スマートフォン時代のSEOを考えましょう
03 訪問者の目的からコンテンツを考えましょう
04 検索エンジンの仕組みを知りましょう
引用元:インプレスブックス
■SEOのテクニックが学べる本
●現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
著:西山 悠太朗, 小林 睦 編集:丸山 弘詩 出版:マイナビ出版 (2018年7月発刊)
画像引用元:Amazon
モバイルファーストインデックス時代のSEO施策について具体的に踏み込んだ実装方法をまとめているのが特徴。マーケティング担当者・SEO担当者にはもちろんのこと、実装を担当するエンジニアにも役立つ内容です。
【現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル 目次の一例】
Chapter1 SEOの基本
Chapter2 マイナス評価を回避するSEO
Chapter3 サイト構造・リンク構造
Chapter4 Googlebotの制御
Chapter5 セマンティックなマークアップ
Chapter6 サイトの高速化
Chapter7 HTTPS化・モバイル対応・AMP対応
Chapter8 コンテンツSEO
Chapter9 リンクビルディング・サイテーション
Chapter10 モニタリング・保守
引用元:マイナビ出版
■SEOのコンテンツ作成が学べる本
●沈黙のWebライティング
著:松尾 茂起 出版:エムディエヌコーポレーション (2016年11月発刊)
画像引用元:Amazon
謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するストーリーを通じて、SEOに強いライティングのノウハウを学ぶことができるWebライティング解説書の決定版。ストーリー仕立てで気軽に読み進めながら、「成果を上げる」ためのWebライティングのポイントを学ぶことができます。
【沈黙のWebライティング 目次の一例】
EPISODE 01 SEOライティングの鼓動
EPISODE 02 解き放たれたUSP
EPISODE 03 リライトと推敲の狭間に
EPISODE 04 愛と論理のオウンドメディア
EPISODE 05 秩序なき引用、失われたオマージュ
EPISODE 06 嵐を呼ぶインタビュー
EPISODE 07 今、すべてを沈黙させる・・・! !
エピローグ 沈黙のその先に ※書籍書き下ろし
引用元:エムディエヌコーポレーション
参考サイト:
>【SEOの参考本8選】概念や基本・テクニック・コンテンツ作成の各ジャンルでおすすめの本!
9.SEOのセミナー
各社が工夫を凝らして開催するSEOセミナーでは、基礎知識から最新の情報までを身に付けることができます。
セミナーの主催会社にはSEO会社・分析ツールベンダー・協会・出版およびメディア会社などがあり、分析ツールの使い方や他社の成功事例の紹介などそれぞれの特色を生かしたセミナーを展開しています。Web担当者やマーケターが実践しやすい知識を得ることができ、なかには初心者向けに特化したセミナーもあります。
そもそもSEOはGoogleなどの検索エンジンのアップデートにより、常に最新の動向が変化します。専門会社のセミナーはSEOの最新トレンドをキャッチできる場として、基礎知識がある人にとっても有効です。
SEOイベントを紹介するポータルサイトをチェックしてみても良いでしょう。
参考サイト:
>SEOのセミナーページまとめ!今から勉強する方におすすめの主催会社
10.SEOは良質なコンテンツ作りから
SEOには手間がかかり、短期的に効果が得られるものではありません。
Googleの検索アルゴリズムは常にアップデートされているので、SEOのテクニックだけで検索上位を維持することや、すべてのアップデートに最適な対応をすることは難しいでしょう。
また、SEOにはさまざまなメリットがある一方でデメリットもあります。そのひとつがコンテンツの偏りです。
SEOにとらわれるあまり、ユーザーにとってわかりにくいコンテンツとなってしまったり、ユーザーが本来求めているものと乖離したコンテンツを作ってしまったりする恐れがあるので、注意が必要です。
>コンテンツSEOとは?メリットから実施手順までを解説!
近年Googleは「ユーザーにとって本当に役に立つコンテンツを高く評価する」という姿勢を貫いています。
SEOをふまえつつも小手先のテクニックにとらわれることなく、「本当にユーザーの役に立つコンテンツが、良いコンテンツである」という基本を大切にして良質なコンテンツを蓄積していくことが検索エンジンからの高評価につながるでしょう。
※SEOの基本チェックリスト、中上級者向けの過去セミナー資料もご用意しました。
こちらも併せてご活用ください。
>「SEOチェックリスト」を無料でダウンロードする
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関連記事
>検索順位が上位のサイトは適切なユーザー体験を提供しているサイト。4つの「検索インテント」ごとに求められるSEO
>【SEOのやり方】キーワード・コンテンツ・リンク・定点観察の4STEPで対策しよう!
>SEOの無料ツール【絶対外せない13選】 ~チェック・分析・改善・定点観測をしよう~
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- この記事を書いた人
- エムタメ!編集部
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クラウドサーカス株式会社 製造業マーケティング課
- プロフィール :
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2006年よりWeb制作事業を展開し、これまでBtoB製造業を中心に2,000社以上のデジタルマーケティング支援をしてきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。38,000以上のユーザーを抱える「Cloud CIRCUS」も保有し、そこから得たデータを元にマーケティング活動も行う。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意。
メディア概要・運営会社→https://mtame.jp/about/
Twitter→https://twitter.com/m_tame_lab