近年、日本でもデジタルマーケティングに関しての施策を行っている企業が増えてきました。その中でも、最も身近な施策の1つが“メールマーケティング”です。第1回目の今回は、このメールマーケティングについてご紹介します。
簡潔にいうと、メールマーケティングとは「メールを用いてマーケティングの目的を達成するようユーザー自らに動いてもらうこと」です。
最終的な目的を決め、そこから逆算して、目的達成のためにはお客様にどんな内容のメール送り、どのような行動を促せば良いのかを考え、戦略的にメールコンテンツを配信していくというのがメールマーケティングです。
当たり前のことですが、メールマーケティングを行うためには、見込み客の名前やアドレスなどの個人情報が必要です。
こういった個人情報は、ユーザー側の何らかのアクション(たとえば、お問い合わせや会員登録など)の際に入力してもらったり、名刺交換などで入手します。
※メール配信を行うには、さらに、メール配信を許諾していただく必要があります。
メールをより多くの方に届けるために、名刺交換やお客様からのお問い合わせのほかにも、自社サイトに個人情報を入力しないとダウンロードできないような資料(ホワイトペーパー)を掲載することなどで、メールを送るユーザー数の獲得を目指していきましょう。
次に、メールを送る際に大切なのは、一人ひとりのお客様に合った内容をそれぞれに適切なタイミングで配信することです。
単一的な内容を全員に配信するのではなく、それぞれの見込み客に合った内容を送ることで、ユーザーの興味を引き付けます。
またメールマーケティングでは、メールの開封率や本文に記載したURLからのサイトへの流入数を測る手法も重要視されます。
送りっぱなしではなく、メールを送った見込み客の中で反応してくれたユーザーは誰かというところまで把握できるので、より温度感が高い(検討の度合いが高い)ユーザーの見極めが可能となります。
平成29年7月に総務省情報通信政策研究所により公表された「平成28年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、10代と20代を除くすべての世代において、コミュニケーション系メディアの中で最も使われているツールはSNSではなく、メールであることが分かります。つまり、いまだメールは働く世代にとって最も身近なツールであるということです。
そしてこれが、メールマーケティングが必要である大きな理由の一つです。
ターゲットにもっとも身近なメディアであるメールを用いることで、より多くの見込み客にコンテンツを届けることができ、有効なマーケティング施策となるのです。
そして「こちらから見込み客に情報を届け、かつ継続的に接点を持つことができる」というメールの特性は、マーケティング施策に用いられるツールの中でも数少ないものです。
施策を行う側としても、メールは日常的に使っているため、使い慣れないツールを使うようなほかの施策に比べると、取り組むハードルが低いといえます。
そして、先ほどご紹介したように、開封率やURLのクリック率など、施策を打った後のユーザーの行動を把握することができるという点も、メールマーケティングの大きなメリットです。
第1目の今回は、メールマーケティングとは何かという概念について説明しました。
次回は「メールマーケティングの種類」についてご案内します。
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