マーケティング担当者向けの資格をまとめ15種!資格取得のメリットなどもご紹介します。
最終更新日:2023/10/26
この記事をお読みいただいている方の中には、マーケティングの勉強をしたいけど、何から始めたら良いのかわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。マーケティングの学習の仕方はさまざまあるので、迷ってしまいますよね。
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そこで、おすすめする学習方法の1つが資格取得です。体型的にマーケティングのことが学べる資格勉強は、業務のベースにはぴったりの学習方法になります。
そこで本記事では、マーケティング関連の資格を15個まとめました。即実務に生かせる資格や、スキルアップができる資格のほか、初心者やこれからマーケティング業界を目指す人におすすめの資格なども紹介しています。
マーケティングは資格が必須な職種ではありませんが、資格取得によりさまざまなメリットが得られます。興味がある人はぜひ挑戦してください。
※情報は全て執筆時の内容です。最新の情報は公式サイトをご参照ください。
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目次
4 IMA検定
5 ウェブ解析士
8 データ解析士
10 マーケティング検定
11 SEO検定
14 Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト
15 Webリテラシー試験
17 まとめ
マーケティングの資格を取得するメリット
資格を取得することで基礎知識が身につき、スキルアップが図れます。マーケティング職を目指す人やキャリアアップを目指したい人には特に有用です。さらにマーケティングの資格を取得すると、以下のメリットもあります。
体系的な知識を取得できる
OJTなど実務をしながら身に付けた知識は偏りがあったり、細かな部分があいまいになったりする場合があります。資格を取得をすることで、体系的な知識を勉強でき、どんな環境でも対応できるスキルが身に付くでしょう。
社内外の評価UPにつながる
資格は専門的な知識があることの証明になり、社内外の評価につながります。資格保持者を公開して、信頼性を高めうとするマーケティング支援会社もあります。自身の信頼性も高められるため、転職の際にも有利に働くでしょう。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、2005年より開催しているマーケティングの実務知識を総合的に判断する資格です。特定の業界にとらわれない、共通のマーケティング知識が身に付きます。
検定試験はC級、B級、A級の3つに分かれており、C級は「初心者向けの基礎知識レベル」、B級は「業務の運営ができるレベル」、A級は「戦略立案や意思決定ができるレベル」が求められます。
・開催頻度:年4回
・受検料:A級12,760円(税込)/B級7,480円(税込)/C級6,270円(税込)
ネットマーケティング検定
SEOやSEM、Webブランディングスキル、市場調査やマーケティングリサーチなど、インターネット関連のマーケティング知識を体系的、網羅的に学習できる資格です。ビジネスの企画・立案にも生かせる知識が習得できます。合格率は85%ほど。比較的勉強しやすく、難易度も低い資格です。
・開催頻度:年2回
・受検料:6,000円(税込)
IMA検定
IMA検定は、即実践できるインターネットマーケティングの実務知識が学べる資格です。試験を受けるには、申し込み後、講義(eラーニング)の受講と課題提出が必要となります。
コースはStandardコース、Professionalコースの2種類。Standardコースでは基本となるマーケティング概論や、サイト分析、広告の運用スキルなど基本~一歩進んだ知識が学べ、Professionalコースではターゲット層別の集客方法やKPI管理など、より成果にこだわった知識が学べます。
・開催頻度:Standardコース毎月/Professionalコース年2回
・受検料:19,800円(税込)/再受験8,800円(税込)
ウェブ解析士
デジタルマーケティングを実践していくうえで重要となる分析・解析の方法、その結果をもとに導き出す改善方法や収益化の方法などを学ぶ資格です。より成果を出したい人におすすめ。
独学でも試験を受けられますが、資格取得まで最大60時間ほど勉強時間が必要といわれる資格です。上位資格として「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」もあり、資格取得後さらなるスキルアップも目指せます。
・開催頻度:月次
・受検料:17,600円(認定費用込・税込)/公式テキスト4,400円(税込)
※毎年資格を維持するためのフォローアップテスト(無料)が必要
※年会費6,600円が必要
マーケティング解析士
感性やコミュニケーション、分析などそれぞれの分野のマーケティング知識を体系的に学べる資格です。「マーケティング解析士 マスター」というクラスがあり、その中に「ヒューマンコミュニケーション」「セールス」「アナリスト」「感性」という4つの講座が用意されてており、受験者は好きな講座を選択できます。
上位資格となる「マーケティング解析士 マスター」というクラスも用意されているほか、マーケティングの基礎を学びたい人向けの「ベーシックパスポート」という講座も用意されています。自分に最適な講座を見つけてください。
・開催頻度:年3回
・受検料:ベーシックパスポート88,000円(税込)/マーケティング解析士 プロフェッショナル187,000円(税込)/マスター385,000円(税込)
※年会費8,800円が必要
Webアナリスト検定
Webアナリストは「マーケティング情報を分析し、企業の業績向上に導いていく役割を果たす人材」。この検定では、そんな人材になるために、Googleアナリティクスを利用して、分析改善提案や成果を出すための実務・実践スキルを学びます。
講座は5時間(1日)で完結し、その後すぐにテストを受講。試験直後に合否がわかり、最短1日で資格取得が可能です。勉強時間がとれない人も挑戦しやすい資格でしょう。
・開催頻度:月次
・受検料:公式サイトを参照
データ解析士
データを総合的に処理する統計的手法が学べます。数字が苦手でも統計の知識を身に付ければ、さまざまなデータが理解できるようになるでしょう。
データ解析士を目指す場合は、一般財団法人実務教育研究所が開催している「多変量解析実務講座」を受講後(約4カ月)、「データ解析士」の認定試験に挑戦し合格する必要があります。
「多変量解析実務講座」は文部科学省認定講座です。講座内容をマスターすると、統計データを読み解く知識が得られ、未来の変化を予測できるようになります。
・開催頻度:随時
・講座受講料:入学金5,000円(税込) / 受講料49,500円(税込)
※認定試験については主催者にお問い合わせください
ネットショップ検定
ネットショップ担当者やこれからネットショップを運営したい初心者におすすめの検定です。ネットショップの基礎知識や運営・集客方法を習得できます。Eコマース業界での実務能力を証明する「ネットショップ実務士」の資格が取得できることも特徴で、資格取得を推奨するネットショップ運営会社も多々あります。
検定は3つのレベルに分かれており、レベル1は初心者向け。レベル2は運営業務やWeb制作、プロモーションなどの実践知識が問われます。レベル3は「実務経験がある人の実践能力を証明する資格」。優良ネットショップでの勤務実績を証明できる人のみ受験可能です。
・開催頻度:公式サイトを参照
・受検料:レベル1 7,000円(税込) / レベル2 7,500円(税込) / レベル3 7,000円(税込)(
レベル2の取得が必須)
マーケティング検定
内閣府認定の、マーケティング能力を測定する試験です。試験では幅広いマーケティング知識が問われます。
試験は3級、2級、1級に分かれており、3級はマーケティングの基礎知識、2級は社会で活躍できるマーケターとしての知識、1級は「他企業からスカウトされるほどの実力があるマーケティング・リーダー」を基準とした高度な能力を測定します。
・開催頻度:随時
・受検料:2級 9,460円(税込)/3級 6,600円(税込)(1級未定)
SEO検定
Webサイトの集客やWebマーケティングに欠かせないSEOの知識を測る検定です。試験は4級~1級に分かれており、1級になると、ローカルSEOやペナルティーからの復旧など、プロレベルのSEO知識が問われます。
受験者用カリキュラムが用意されており、全日本SEO協会が長年蓄積したSEO技術をが習得できます。東京理科大学の教授が監修するなど、かなり力を入れて作っているようです。カリキュラムの受講は必須ではなく、独学でも試験は受けられます。
・開催頻度:会場によって異なる(詳しくは公式サイトを参照)
・受検料:1級8,800円(税込)/2級6,600円(税込)/3級5,500円(税込)/級5,500円(税込)(カリキュラム受講の場合は別途費用がかかります)
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Googleアナリティクスの機能を使いこなしたい人におすすめの、Googleアナリティクスの習熟度を測る資格です。
Googleの「スキルショップ」へ行き、タイトルに「試験」と書いてある項目をクリックするだけでテストが開始できるため、気軽に試験が受けられます。
学習コンテンツが用意されており、試験を受ける前に勉強ができます。初級・上級コースがあり各一時間で学習できるため、アナリティクスの理解を深めたい人は事前に受けておくと良いでしょう。
・開催頻度:随時
・受検料:無料
Google 広告認定資格
Google広告に関する基礎知識~上級レベルの知識を測定します。現在取得できるのはGoogle広告の検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、Google広告アプリ、Google広告測定の6つです。この資格は、Googleに認められたオンライン広告のエキスパートである証明として使えます。
公式サイトには認定資格取得に役立つ学習項目が用意されているため、知識に不安がある人は、事前に勉強してから受験しましょう。
・開催頻度:随時
・受検料:無料
Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト
Facebook、Instagram、Messengerで広告の作成や管理、広告レポートの作成や分析ができるかどうかなどの基礎的な能力を測定する試験です。Facebook製品を使うデジタルマーケティングに対して、高度な専門知識を持つ人材かどうかが判断できます。
無料のオンライン講座(英語)も用意されているため、どのような内容が出題されるのか、一度見てみるのが良いでしょう。試験場所はテストセンターか自宅(オンライン)が選べます。試験は英語、スペイン語、ポルトガル語、繁体字中国語、ドイツ語、韓国語に対応しています。外国語が精通していないと受験は難しいかもしれません。
・開催頻度:公式サイトを参照
・受検料:最大99米ドル(11,073円)相当が必要
※資格有効期限は2年間
Webリテラシー試験
Webリテラシー試験は、Web制作にかかわるデザイナー、ディレクター、プロデューサーが必要とする最重要知識を「Webリテラシー」と定義し、その標準知識があるかどうかを測る試験です。合格すると、「Webアソシエイト」という資格が得られます。
Webに関わる他職種がどのような仕事をするのか、立場の違いや業界ごとの常識、知識の差などもわかるため、デザイナーやディレクターなど複数の職種と一緒に仕事をする人に最適です。業務上なぜ摩擦がおきるのか、すれ違いが起きてしまうのかという疑問が理解できるようになるでしょう。
・開催頻度:週次
・受検料:11,000円(税込)
※資格有効期限は2年間
Webライティング能力検定
社団法人 日本WEBライティング協会主催 Webライティング能力検定®
Webコンテンツを制作するにはライティングが欠かせません。Webライティング能力検定ではそんなWebライティングに関するノウハウやSEOに有利な文章作成方法が学べるほか、法律・倫理、炎上対策についても学べます。試験の点数により1~3級にランク付けがされるのも特徴です。
・開催頻度:公式サイトを参照
・受検料:13,500円(税込)(学生割引制度利用で50%引き)
※資格有効期限は2年間
まとめ
マーケティングに役立つ資格はたくさんあり、それぞれ学べることが異なります。どれを選べば良いか悩んだら、今の業務に何が一番必要なのか、将来どうなりたいのかを考えて選ぶのがおすすめです。資格を取得して、より成果を出せるマーケターを目指しましょう!
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