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ペンギンアップデート3.0の影響と対策

記事公開日:2014/10/28
最終更新日:2018/05/25
ペンギンアップデート3.0の影響と対策

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。

先日、10月19日に実施されたGoogleのペンギンアップデート3.0ですが、みなさまのWebサイトはいかがでしょうか?

弊社も多くのお客さまより「どんな影響があるの?」「どう対策すべきなの?」とご相談をいただくようになりました。

アップデートの影響を受ける英語の検索クエリは1%程度と言われてますが、現在もデータリフレッシュが続いており、直近2週間ほどは、まだ順位が不安定になるかと思われます。

ペンギンアップデート 2.1( 2013年10月4日)の際は、実施後、2週間ほど順位が不安定にありました。

また、ご存じの通り、今回のアップデートはGoogleからペナルティを受ける可能性もありますので、ペナルティを受けないための対策や、そもそものアップデートの内容に関してご紹介させて頂きます。

1.ペンギンアップデート3.0とは?

主な内容は、ホームページの外部環境へのスパム対策強化です。

Googleの検索アルゴリズムの一種で、Googleガイドラインに反して不正に検索順位を操作しているサイトの排除が目的となり、リンクスパムにて検索順位を不正に引き上げようとしているサイトに対して、適正な評価に見直すための仕組みとなります。

この主な目的は、検索エンジンのユーザビリティを高めるためで、有益な情報が少ないサイトの評価を見直したり、不当な方法で検索順位を上げているサイトの評価を下げたりなど、検索エンジンの利便性を高めるためにGoogleが定期的に行っています。

2.ペナルティーを受けるサイトの特徴

ペンギンアップデート3.0は、上記にあるように不正に検索順位を操作しているサイトの排除が目的となります。従って、以下のようなことを過剰に行っているWebサイトは、ペナルティを受けて順位が下降する傾向にあります。

1.親和性(自サイトとのテーマの関連性)の無いサイトからの被リンクが多数ある場合

2.ページ評価の低いサイトからの被リンク

3.被リンク内にアンカーテキストで特定キーワードばかりを乱用

4.SEO業者や有料ディレクトリからリンクサービスを購入したこと>がある場合

5.親和性(自サイトとのテーマの関連性)の無いサイトとの相互リンクが多数ある場合

6.被リンクの設置方法に一定のルールが認められた場合

7.SEO対策を目的とした自社運営以外のブログリンクが多数認められた場合

反対に、上記の問題点を見直したサイトに関して、今回のアップデートによりペナルティが解除され順位が回復している傾向にあります。

※参考データ

GRCの参考データ

もし上記1~7に心当たりがある方は、現状の検索順位やアクセス数をご確認下さい。

(自社サイトのキーワード順位を確認したい際は、Google上で「検索順位チェック」と検索すると無料のチェックサイトがありますので、そちらをお使い下さい。)

3.よくある落とし穴

正統にホームページ運営を行っている企業様の場合、大幅に順位が下落する可能性は極めて低いともいえます。

ただ、例外として自社のサイトに過去に取り入れていた対策などにより、担当者様の意図としないところや気づいていない中で、ペナルティを受けてしまったというケースも決して珍しくありません。

従って、各社Webサイトを担当されている方は、後のリスク回避のために、被リンク状況をご確認頂くのが良いかと思います。

4.ウェブマスターツールでの被リンク確認方法

まずは、サイトにペナルティを受ける要素があるかを調べるために、被リンクの内容をチェックすることをお勧めします。自社サイトの被リンクを確認するには、Googleのウェブマスターツールを利用するのが最適です。

無料のチェックツールでも算出可能ではありますが、Google上で把握している内容と差異が出ることが多いので、ウェブマスターツールにてご確認頂くのが良いかと思います。

以下に作業方法をご紹介しておりますので、ご活用下さい。

①ウェブマスターツールへログイン

ウェブマスターツールにログインするには、Googleアカウント(Gmailの取得)が必要になります。下記のURLから入っていただき、お持ちでない方はGoogleアカウントの取得からお願い致します。

Googleアカウント作成:https://accounts.google.com/SignUp?hl=ja
Google ウェブマスターツール:http://www.google.co.jp/webmasters/

②サイトの被リンク内容を確認

被リンクを確認する前に、まずは運営しているWebサイトをウェブマスターツールに登録する必要があります。登録方法などに関しては、以下、サイトヘルプ上に掲載されています。

ウェブマスターツール ヘルプセンター:https://support.google.com/webmasters/?hl=ja#topic=3309469

登録完了後に、サイドメニューに表示される「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」にて対象が把握できますので、そこで、CSV形式でダウンロードを行ってください。

ウェブマスターツールのサイトへのリンク

③Googleへ申請

CSVでダウンロードしたファイルに全ての被リンクが記載されています。

そのリンクがスパムなのかどうかは、1件1件を目視でチェックするしかありません。ドメイン単位でまとめて調べるなどが効率的かと思います。

不要なドメインを削除したら、以下の雛形に合わせてメモ帳などに貼り付けてください。詳細は、ウェブマスターツールにてご確認ください。ただし、不正リンクでないものを誤って否認してしまうと、サイト評価を下げてしまいかねませんので、注意が必要です。

被リンク

 リンクを否認する:https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja

※注意事項
新しいファイルをアップロードすると、以前にアップロードしたファイルがすべて置き換えられます。更新時は十分に注意するようお願いします。

5.まとめ

そもそも、Googleがペンギンアップデートを行う理由は、不正に検索順位を操作しているサイトの排除が目的とし、検索エンジンユーザーの利便性を高めるためとなり、今後も継続的に行われていきます。

その他にも、パンダアップデートやパイレーツアップデートなどの種類がありますが、共通して言えるのは、ユーザーの利便性を高めるための施策と言え、理念としても掲げています。

▼Google が掲げる10の事実

http://www.google.co.jp/intl/ja/about/company/philosophy/

Google社の理念として、『ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる』とも公開しており、今後もその時代にあった施策を行っていくものと想定されます。

各社のWeb担当者様には、Googleのアップデートの度に頭を悩ますことになるかと思いますが、SEO対策を行うのであれば、こうした理念も考慮した上で運営しなくてはいけません。

弊社でも、より実践的なSEOテクニックを定期的に無料セミナーで紹介しておりますので、関心のある方は、是非、ご参加頂ければと思います。

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