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そのSEO対策ちょっと待って!施策を行う前にGoogleを理解しよう

記事公開日:2017/02/24
最終更新日:2025/10/31
そのSEO対策ちょっと待って!施策を行う前にGoogleを理解しよう

【この記事の要約】

SFA(Sales Force Automation)とは、営業担当者の活動をデータで記録・管理し、営業プロセス全体を効率化・自動化するための「営業支援システム」です。

SFAを導入する主な目的は、「営業活動の可視化」「ノウハウの共有」「生産性の向上」です。各担当者が持つ案件の進捗状況や顧客情報がリアルタイムで共有されるため、マネージャーは的確な指示を出せるようになります。また、トップセールスの成功事例を分析し、組織全体の標準的な勝ちパターンを構築できます。SFAは、属人的な営業から、データに基づいた科学的な営業へと変革するための強力なツールです。

 

【よくある質問と回答】

SFAを導入する最大のメリットは何ですか?

営業活動が「属人化」するのを防げることです。個々の営業担当者の頭の中にしかなかった顧客情報や商談の進捗、成功ノウハウなどを、SFAというプラットフォームに集約・蓄積することで、組織全体の資産として共有できます。これにより、担当者の異動や退職による引き継ぎ漏れを防いだり、新人教育を効率化したりできます。

SFAとCRMの違いは何ですか?

SFAは、商談開始から受注までといった「営業プロセス」の管理・効率化に焦点を当てたツールです。一方、CRM(Customer Relationship Management)は、受注後の顧客サポートやリピート促進など、「顧客との長期的な関係」を管理することに重点を置いています。SFAは営業部門、CRMはマーケティングやカスタマーサポート部門で主に使われることが多いですが、両方の機能を備えたツールも増えています。

SFAを導入しても失敗するケースがあるのはなぜですか?

営業担当者に「入力が面倒だ」と思われてしまい、定着しないケースが最も多いです。SFAはデータを入力しなければただの箱です。導入目的を明確に共有し、入力項目を必要最小限に絞ったり、入力することが担当者自身のメリット(報告業務の削減など)に繋がるように設計したりと、現場の負担を軽減する工夫が不可欠です。

 

【ここから本文】

多くのWeb担当者の方が思うことは、自社サイトをGoogleの検索エンジンで上位表示させたいという事です。

イギリスの「NetBooster」が2014年に調査した結果では、4位以下のクリック率は10%をきり、順位が下がるにつれてクリック率は下がってしまいます。

その為、自社の重要な検索キーワードでは1位を取りたいということが本音でしょう。

今回は、まずSEO対策で検索順位を上げようとする前に、検索エンジンを作成しているGoogleがどのようにWebサイトの質を定義しているのか、や上位表示する仕組みの基本的な部分をお伝えします。

昔はテクニカルな部分やシステム的な部分が非常に多くの要素を占めていましたが、近年はコンテンツの質がポイントとなっていますので、その背景や概念を簡単に紹介します。

1、SEOをどのくらい把握していますか

まず始めに、皆さんがどの位SEOを理解しているかのチェックになります。

下記の問いに○×を付けてみてください。

Q1、インデックス(ページ数)が多ければ多いほど、SEOには効果的で評価されると思う。

Q2、被リンクで評価される時代は正直終わったと思う。(内部対策が最重要視されている)

Q3、とにかくコンテンツを増やしてあげれば、サイトのSEOの評価は上がると思う。

Q4、1つのサービスや製品に関する情報のため、細かくページを分けて情報を増やした。

Q5、PDFにまとまった技術情報や論文はできるだけそのままページ化してあげれば、高品質なコンテンツになると思う。

いかがでしょうか。実はこの質問、一見○が多く付きそうな気がするのですが

「ページや情報の質」が低いと×になってしまいます。つまり「量だけあってもダメ」という事です。
では、どう捉えていけばいいのかについて次からご説明していきます。

2、SEOの基本を理解する

2-1、SEO対策はGoogleを理解すること

まず大前提にSEO対策を行うにはGoogleを理解しない事には始まりません。
では、Googleを理解するとは何でしょうか。

まずは検索エンジンの基本になります。
ご覧になられた方や、ご存知の方も多いかと思いますがGoogleには発足当初より掲げる理念があります。

  • Googleが掲げる10の事実
    1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
    2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
    3. 遅いより速いほうがいい。
    4. ウェブでも民主主義は機能する。
    5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
    6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
    7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
    8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
    9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
    10. 「すばらしい」では足りない。

チェックすべき点は、「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という点になります。
10の事実のうち1つめにこれを表示させていることがとても重要です。

「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。()の内容の一部抜粋とカッコ内は私の認識になります。

  • Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています
    新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観(見栄え)に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました
    Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。
    (GoogleとYahoo!のトップページを比べてみてもどちらが明快かと考えた際に、確実にGoogleのインターフェイスの方が明快です。)
    金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。
    広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。

こちらを記載することによって全世界の人たちに約束しているようになります。
ではなぜこんなにもGoogleはユーザーの利便性を考え抜いているのでしょうか。

それは、Googleという検索エンジンを半永久的に使用してもらいたいと考えているからです。

なぜならGoogleの収益源は主に広告となっており(約90%)利用するユーザーがいなければこの収益源がなくなってしまうので人が集まる検索エンジンを作成している、という事が事実としてあります。

その為、Googleのミッションは広告収入の最大化となりますので、ユーザーが集まるインターフェイスを作成することになります。

次は検索ユーザーについてです。
最近では何かしらについて調べたい、探したい、行きたいといった情報を探すことが多くあります。

その際のGoogleの役割は、検索エンジンがユーザーの行動に対してより使いやすく求める情報を適切に表示し、なるべく早く情報を提供することだと言えます。

Googleのサイト内では

「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」

という風にとらえています。

2-2、検索エンジンの基本を理解する

SEO設計の際に少しテクニックな部分となりますがチェックすべきポイントとなるところとなります。

■クローリング

Googlebotとよばれるいわゆるコンピュータが常にインターネットをぐるぐると回って、ホームページを発見するという行動を行っています。
自社のWebサイトを見つけて、サイト内の情報を集めています。

■インデックス

Googleが世界中のサイトをGoogleが管理するデータベースに登録することになります。
URLを検索していただくと、自社のWebサイトの情報が検索エンジン上で表示されるかと思います。
この表示されている状態を「インデックスされている」と呼びます。

Googleはインターネット上を回遊し、Webサイトを見つけサイト内の情報を取得し、取得したURLをデータベースに登録する活動を行っています。
実は、インデックスされやすくすることもSEO対策では重要な要素の一つとなります。

■ランキング

Googleはアルゴリズムに基づきWebサイトの検索順位を決めています。
その基準や考え方は後述します。


この検索エンジンの基本をまとめると、GooglebotがWebサイトを見に来るペースが少なかったり、情報収集してもらえないとそもそも検索の順位変動は受けないという事になります。

その為、SEO対策とはページを何度も正確に見に来てもらえ、重要なページを優先的にクロールしてもらえるよう整備し、無駄なインデックスをしないよう、HTML構造を最適化し、検索者にとって良質かつ有益なページを創ることがSEOの本質的な活動になります。

3、検索エンジンアップデート

Googleでは検索エンジンを定期的にアップデートしています。

前述した内容から逸脱した行為を行っているサイトを除外したり、ランキングを落としたり極端に言うとインデックスを消したりすることがあります。

よりユーザーの使い勝手を上げるために行うものと言えます。

有名どころでいうと、ペンギンアップデートや、パンダアップデート、ハミングバードアップデートがありましたが実は16、7年前よりGoogleではアップデートを行っており有名なアップデート以外にもかなりたくさんのアップデートを行っています。

今回は有名なアップデートについてご案内します。

3-1、ペンギンアップデート

2012年の4月にペンギンアップデートが行われました。
こちらのブログにもペンギンアップデートについてまとめていますので、下記より確認してください。

ペンギンアップデート3.0の影響と対策

【2015年版】ペンギンアップデートの最新状況

簡単に解説しますと、スパム行為や、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているWebページに対して検索結果の順位を下げ、ユーザーがより質の高い検索結果を得られるよう、低品質なコンテンツが検索上位に表示されにくくするためのアップデートです。

例えば、

・リンク集からの被リンク
・SEO対策目的のブログサイト
・中身が薄く、自社ドメインテーマに関連性の無いサイトリンク
・作為的に有料購入した被リンク
・過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
・自動化されたプログラムやサービスを使用して、自分のサイトへのリンクを作成すること。 

上記のような行為がアップデートに関わる事柄となっています。

3-2、パンダアップデート

2012年の7月にパンダアップデートが行われました。
こちらのブログにもパンダアップデートについてまとめていますので、下記より確認してください。

まだまだ続くパンダアップデート!?SEO対策では何が重要なの?

こちらも簡単に解説しますと、Google検索結果の品質を高めるために実施している検索アルゴリズム、アップデートの名称です。

ユーザーがより質の高い検索結果を得られるよう、低品質なコンテンツが検索上位に表示されにくくするための、アップデートです。

この低品質なコンテンツというモノは何か、という事ですが

・ページ内の情報が他者のサイトを真似しており、重複している
・掲載情報が他者のサイトと全く同じ内容
・独自性・専門性の低いコンテンツ
・コンテンツの割合が少なく、ページとしてユーザーの目的に対する役割を果たしていない
・広告や外部へのリンクがページの多数を占めるサイト

など、様々なものがあります。

2016年にありましたキュレーションサイトでの事件後も、低品質サイトへのアップデートは行われました。

【SEO速報】Google初の日本語検索に向けたアップデートとは

自社のサイトにあてはまるものがないか振り返ってみてください。

3-3、ハミングバード・アップデート

2012年7月に行われたハミングバード・アップデートについてです。

ハミングバードアップデートとは、複雑な検索キーワードに対して、そのキーワードの背景と文脈を理解してより関連性が高く的確な検索結果を提示するためのアルゴリズムです。

今後、音声検索が主流となることを見越してのアップデートです。

例えば、「日本で一番長い川」と検索した際にそのまま「信濃川」が表示されるようになります。

また、弊社新宿で検索エンジンにアップルと検索した場合、今私がここにいる場所からアップルの製品であったり、アップルのロケーションの最も近い場所はどこなのかという事をダイレクトに検索してくれます。

これを銀座で検索した場合はもちろん銀座周辺の情報が表示されるようになります。

こういった検索者の意図を読み取り検索結果を表示させるアップデートをハミングバードアップデートといいます。

現在のGoogleエンジンは、検索ユーザーの知りたいこと・悩みが一発で解決できるようなコンテンツがより上位に表示されやすい仕組みで創られていることが分かります。

4、検索品質ガイドラインとは

Googleには「検索品質ガイドライン」というモノが存在しています。

「検索品質評価ガイドライン」は公式的に出しているものではありませんが、、Googleが採用する外部の評価者に提供されるマニュアルで、原則的に評価者だけに配布されたものです。

ユーザーのクエリに対して関連性が高くかつ高品質なページを検索結果で返すことができているかどうかに基づいて書かれています。

これは過去、2011年ごろに流出して今年も流出している資料になります。

このガイドラインを見ることでSEO対策を行う事がとてもやりやすくなります。

ただし、評価者向けの情報であり担当者向けの情報ではないことを前提として下さい。

「検索品質ガイドライン」とは何かと言いますと、あくまでもアルゴリズムと一言で片づけてしまうと簡単ではありますがアルゴリズムの最低評価基準が何なのかを提示しているものになります。

ちなみにこのガイドラインは全て英語で記載されています。

弊社では日本語訳のガイドラインをご用意させていただいておりませんが他社では日本語訳を行っている企業もいらっしゃいます。

例えば、株式会社アイレップ様のでは解説を行っております。

こちらを参考にしてご確認ください。

全ページで160ページ程度あり、内容を読破することは難しいですが、一般的な具体的な内容としては4つあります。

①ページクオリティ評価のガイドライン
②モバイルユーザーのニーズの理解
③ニーズメット評価ガイドライン
④エバリュエーションプラットフォームの使用

上記になります。

Web担当者様に関連する内容としましては①~③のものになります。

①ページクオリティ評価のガイドライン

ウェブサイトやページの一般的な評価基準について説明されています。
メインコンテンツの質や量、専門性、権威、信頼性の重要性などが説明されているパートです。

②モバイルユーザーのニーズの理解

モバイルユーザーの特性、彼らがどのようにモバイル端末を扱うのかについて説明されています。

③ニーズメット評価ガイドライン

ニーズメット(Needs met)評価という検索品質基準についての説明です。
ここでいうニーズとは、基本的にモバイルユーザーを対象としてます。

④エバリュエーションプラットフォームの使用

評価者が、評価作業の際に使う操作画面のテクニカルな説明です。
サイト運営者にはあまり関係ありません。 

 

5、まもなく実装?メインコンテンツアップデート

いわゆるコンテンツを強制的に表示させる方法は様々あると思いますが。メインコンテンツ利用の妨げになるものであれば、低品質判断の施策となってしまいます。

例えば「スターティアラボ」と検索した場合通常Webサイトが表示されることが通常かと思われます。

 

今回、低品質として認識されてしまうのは下記のようなものになります。

ホームページが開いたかと思うと、キャンペーン情報がコンテンツ全体に多い被さってしまうモノや

クリックするとコンテンツ情報より先にキャンペーン情報が表示されてしまうようなものです。

2017年1月、2月に実装の可能性と言われていますので自社で行っていないか確認してみてください。

6、まとめ

以上になります。

まずSEO対策を行おう、と思った際には実施する前にまずGoogleを理解することが重要になります。

検索エンジンの役割はユーザーの利便性を第一に考えているため、ユーザーの求める答えを用意し、的確に届けられるよう整備することが重要です。

Googleは常に最高のユーザー体験を目指しています。
Web担当者悲願の上位表示は、その答えを持っているサイトになります。
しっかりとGoogleを理解し適切なコンテンツを作成しましょう。

 


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【English summary】

SFA (Sales Force Automation) is a "sales support system" for streamlining and automating the entire sales process by recording and managing the activities of salespeople with data.

The main objectives of implementing SFA are "visualizing sales activities," "sharing know-how," and "improving productivity." Since the progress of deals and customer information held by each representative are shared in real-time, managers can give appropriate instructions. Additionally, by analyzing the success stories of top salespeople, a standard winning pattern for the entire organization can be established. SFA is a powerful tool for transforming sales from being person-dependent to being scientific and data-driven.

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