エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. コラム
  3. 【事例付き】ECサイトのトレンド「VRコマース」とは?

【事例付き】ECサイトのトレンド「VRコマース」とは?

記事公開日:2019/01/25
最終更新日:2019/07/11
【事例付き】ECサイトのトレンド「VRコマース」とは?

インターネット通信販売の市場が拡大し、日本全国どこにいても、オンラインで買い物をすることが当たりまえになった現在。Eコマースの新しい技術として注目されているのが、VRを活用した仮想世界のオンラインショッピング「VRコマース」です。

EC市場をけん引するアメリカや中国では、離れた場所からでもリアルなショッピング体験が楽しめる技術として、先進的な取り組みがはじまっています。今回の記事では、話題のVRコマースを事例とともにご紹介します。

合わせて読みたい:
ECサイトリニューアルで取り入れたいWebツール5選

「VRコマース」とは?

VRは、バーチャルリアリティ(Virtual reality)の略で、日本語では「仮想現実」と言われます。一般的には、HMD(Head mounted displayの略)といわれるゴーグルを装着し、HMDの中に投影される映像を見ることで、コンピュータで作られた三次元の仮想空間のなかを、まるでその場にいるかのように体験することができる技術です。

ゲームなどのエンターテインメント業界では、すでに多くのVRコンテンツが開発されていますが、最近では、手術のシミュレーション方法として医療への応用が模索されるなど、さまざまな分野で活用の場が広がっています。

このようなVRの新たな取り組みとして期待されているのが「VRコマース」です。VRコマースでは、バーチャル空間にリアルな店舗を再現し、ユーザーは離れた場所から、まるで本当にお店で買い物をしているかのような体験をすることができます。

現代の私たちの生活は、モバイル環境の進化やAmazon等のECサービスの普及により「いつでも、どこでも」買い物ができる便利さをすでに手に入れています。しかし、カタログから商品を選ぶような商品購入の仕方は、簡単・便利な一方で、リアルにお店のなかを探しまわり、商品を手に取って選ぶような「ショッピングを楽しんだ」という体験にまでは至りません。VRコマースは、リアルな店舗空間で、商品のサイズや色を確かめるなど、実際に買い物をしているような感覚を再現することで、オンライン上の買い物体験をより豊かなものにしようとしているのです。

「VRコマース」事例

では、VRコマースは、具体的にどのように使われはじめているのでしょうか。事例をあげてご紹介します。

【世界の事例】

The World's First Virtual Reality Department Store(eBay / Myer)2016年

2016年、アメリカに本社を置くグローバルEC企業「eBay」が小売業大手「MYER」社と提携して展開した、世界初の「VR百貨店」です。

BUY+(Alibaba) 2016年

中国のEC最大手アリババグループが独身の日キャンペーンにあわせて展開したVRコマース。世界の都市でのバーチャルショッピングが体験できます。

IKEA VR Experience(IKEA)2016年

IKEAのキッチンを三次元で体験できる無料VRアプリ。キッチンの材質や色を変えて比べられるバーチャル空間のショールームです。

Amazon Virtual Reality VR Mall Kiosks(Amazon)2018年

「アマゾンプライムデー」のプロモーションとして、インドのショッピングモール10か所でVR店舗を展開。未来の買い物体験を提案しました。

【日本の事例】

Valentine Paradise VR(株式会社セブン&アイ・ホールディングス)

セブン&アイグループのECサイト「オムニセブン」がバレンタインショップとして期間限定で展開。行列に並ばずに臨場感のあるショッピングができます。

VR PARCO(株式会社パルコ/株式会社VOYAGE GROUP)2017年

バーチャル空間のパルコ店内を歩き、Web上で取り置きや購入ができるバーチャルショッピングサイトを期間限定で実施しました(現在は公開されていません)。

「VRコマース」の未来

上記のように、EC市場でのVR技術の活用は、現段階ではキャンペーンやプロモーションの一環として、期間限定で展開される例が多く見受けられます。
しかし、VRを活用した買い物体験をさらに深める技術は進んでおり、最近では「におい」や「質感」まで体験できるデバイスの開発も進んでいます。また、買い物のユニバーサル化、バリアフリー化をかなえる方法としても期待できます。

  • 遠隔地に住む人、高齢者や体が不自由な人が、実際には動かずにリアルな買い物ができる
  • 購入前に、バーチャル空間で大型の家具や家電などの配置を確かめることができる
  • ITが苦手な人も、感覚的な操作でオンラインショッピングができる

このように、VRコマースを活用することで、さまざまな状況の人にとって、買い物の不自由を減らせる可能性があるのです。

まとめ

近年のEC市場では、動画や3D画像による商品紹介、ライブコマースが取り入れられるなど、「商品のより視覚的な表現」や「双方向のコミュニケーション」が求められています。このような観点からも、VRコマースは、今後も新たな展開が期待される分野です。私たちの暮らしの便利さに直結するEコマーステクノロジーの行く末に、これからも目が離せません。



合わせて読みたい:
ECサイトリニューアルで取り入れたいWebツール5選


特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング
現役ITコンサルが創るデジタルマーケティングメディア

この記事を共有