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サブスクリプションというビジネスモデルとは?ビジネスマンの「#わたしのサブスク」ご紹介

記事公開日:2018/04/11
最終更新日:2023/11/17
サブスクリプションというビジネスモデルとは?ビジネスマンの「#わたしのサブスク」ご紹介

サブスクリプションとは、もともと英語で「予約購読」の意味があります。そこから転じて、特にソフトウェアの利用形態として、利用した期間に応じて使用料を支払う方式の意味で使われるようになりました。

サブスクリプション方式は、それまで主流だった買い切り型(商品として購入)ではなく、主に月単位で定額の利用料を支払うことで「サービスとして利用」するという考え方に基づきます。

スマートフォンが普及し、これに伴い、定額制で利用できるアプリが台頭しました。 このような月額制・年学制の料金形態は、スマートフォン向けのサービスだけでなく、パソコンユーザーや、オフライン、BtoB分野まで広がりを見せています。

今回は、サブスクリプションのビジネスについてみていきましょう。

1.「サブスクリプション(サブスクリプションモデル)」とは?

サブスクリプションとは、もともと英語で「予約購読」の意味があります。そこから転じて、特にソフトウェアの利用形態として、利用した期間に応じて使用料を支払う方式の意味で使われるようになりました。

それまでは、ソフトウェアを利用するには買い切り方式が多く、バージョンアップには追加料金を払って自分自身で対応しなければなりませんでした。

サブスクリプションになると、バージョンアップやサポート費用を含め、使用するために必要な料金はすべて含まれるため、追加料金は発生せず、初期費用も不要です。また、使用してみて合わないと感じたらすぐに解約でき、コストは最小限に抑えられます。

2.どんなサービスがある?

実際にサブスクリプションを採用して提供されているサービスをいくつかご紹介しましょう。 いずれも、レンタルとの違いや優位性が感じられるサービスとなっています。

リアル

まずは、リアルで提供されるサブスクリプションサービスからです。

車×サブスクリプション

NOREL

NOREL(ガリバーインターナショナル)

月額1万9,800円から900車種以上の車のなかから自由に乗り換えながら利用できるサービスです。法人契約・個人契約が可能で、受け取り店舗を指定して予約し、次の車を予約するまで利用することができます(使用している車は、次の車と交換となる)。

ファッション×サブスクリプション

airCloset

airCloset(エアークローゼット)

サブスクリプションはファッション業界にも広がっており、月額料金でプロのスタイリストが選んだ服が定期的に届く、好きな服やアクセサリーを特定点数まで借り放題のサービスなどが出ています。
エアークローゼットには、ライト、レギュラーの2プランがあり、雑誌やテレビで活躍するプロのスタイリストが選んだ服が届き、返却期限はありません。返却時のクリーニングなどは不要で、買い取ることもできます。

外食×サブスクリプション

野郎ラーメン(フードリヴァンプ)

野郎ラーメン(フードリヴァンプ)

関東に15店舗を展開する、いわゆる二郎インスパイア系のがっつりラーメンを提供するフードリヴァンプが、看板商品である豚骨野郎、汁無し野郎、味噌野郎の3種類を月額8,600円(税別)で1日1杯まで出食べ放題になるアプリを提供しています。豚骨野郎なら12杯で元が取れ、クーポンや独自の会員カード「ブタックカード」との併用も可能です。

デジタル

もともと、サブスクリプションが出てきたのがデジタル分野のサービスでした。代表的なデジタルサービスをご紹介します。

動画配信サービス×サブスクリプション

Hulu(HJホールディングス)

Hulu(HJホールディングス)

日本での動画配信サービスの草分けといえるHuluはアメリカの会社で本国では2008年に、日本では2011年にサービスを開始し、月額933円で映画やドラマ5万本が見放題になります。2014年に日本テレビが日本向けサービス事業を買収したため、海外映画・ドラマだけでなく国内の映画・ドラマ、アニメも充実しています。

音楽配信サービス×サブスクリプション

Spotify(スポティファイジャパン)

Spotify(スポティファイジャパン)

Spotifyはスウェーデンの会社で、本国では2008年に音楽配信をスタートしました。音楽配信サービスではサブスクリプション型ビジネスの先駆けともいえる存在です。
日本では2016年にサービスを開始。月額980円で4,000万曲が聞き放題になります。

ソフトウェエア×サブスクリプション

Creative Cloud(アドビシステムズ)

Creative Cloud(アドビシステムズ)

アドビシステムズは、2013年に、主力製品だったパッケージソフトを、箱入りの買い切り型からサブスクリプションに転換しました。これにより、同社の通年の売り上げは工場。記録更新するなど成功を遂げました。

3.ビジネスメリット・デメリット(問題点)

サブスクリプションのサービスをビジネスユースする場合、どんなメリットがあるのでしょうか?デメリットと併せてご紹介します。

メリット

おもに費用面でメリットが大きい使用形態です。特に、初期費用がかからず、すぐに解約できるという点では、導入のハードルを大きく下げてくれています。
また、通常は、ソフトウェアを購入したら資産として計上されるところを経費として処理できます。

  • 初期費用がかからない
  • 自社に合わなかったらすぐに解約できる
  • 会計上で経費として計上できる

デメリット(問題点)

メリットの多いサブスクリプションですが、買い切り方式にはない以下のようなデメリットもあります。

  • 利用期間が長期化する場合、買い取り形式よりも高くつくことがある
  • 提供企業が倒産したり事情撤退すると、サービスを利用できなくなる
  • 契約更新時などのタイミングで値上げされることもある

以上は、ユーザーとしてサブスクリプションサービスを利用する場合のメリット・デメリットですが、自社が提供することを考えた場合のメリットとしては「毎月の売上が安定する」「新規利用者にとってハードルが低いので導入させやすい」「利用状況に関するデータを取得・分析しやすい」などがあります。
一方、デメリットは「最大利用時の負荷に耐えうるリソースの確保が必要」「ユーザーに解約されない工夫を随時行わなければならない」などになります。

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4.ビジネスマンが実際に使ってる「#わたしのサブスク」ご紹介

では、実際にビジネスでサブスクリプションのサービスを利用している人たちに人気を集めているのは、どういったサービスなのでしょうか?
ここでは、ツイッター上で「#わたしのサブスク」を初めて投稿した張本人の今井雄紀氏ほか、ビジネス上の著名人などが利用しているサブスクリプションサービスをご紹介します。

株式会社ツドイ代表取締役 今井雄紀氏の「#わたしのサブスク」

Webメディア・オウンドメディアの編集やイベントを行う株式会社ツドイの代表取締役である今井雄紀氏は、2018年1月3日の夕方、「#わたしのサブスク」というハッシュタグをつけて自身が利用しているサブスクリプションサービスを投稿しました。

紹介されていたサブスクリプションは以下です。

エンタメ AppleMusic、Netflix、WOWOW、NHKオンデマンド Amazonプライム、PS plus
メディア NewsPicks、dマガジン
アプリ ATOKクラウド、Office 365
グルメ 食べログ
交通 コミュニティサイクル、タイムズカーシェア
note しおたんのnote、ひらりささんのnote

ビジネス人の「#わたしのサブスク」

ビジネス界の著名人を中心に、利用されているサブスクリプションサービスを数名分、ピックアップしてご紹介します。

最所 あさみ(asami saisho)

NewsPicksコミュニティマネージャー。

岡本真帆(まほぴ)

三田紀房『ドラゴン桜2』担当編集。

徳谷 柿次郎@Huuuu inc.

株式会社Huuuu代表。どこでも地元メディア「ジモコロ」(@jimocoro)/小さな声を届けるWEBマガジン「BAMP」(@bambambamp)編集長。

さっちん@D×P広報/資金調達マネジャー

通信・定時制高校の高校生をサポートするNPO団体「D×P(ディーピー)」で広報とファンドレイジングのマネジャーを担当。

ナユ / to-R Inc.

フロントエンドエンジニア。デジタルハリウッド大学で講師も行う。

るってぃ/プロ無職

「プロ無職」として、Airbnb(エアビーアンドビー)ブログ『エアログ』の運営ほかコンサルティングや講演活動を行う。

5.サブスクリプションのこれから

アドビシステムズのように、従来は売り切り型のビジネスモデルをとっていた企業がサブスクリプション型にシフトする例はもちろん、近年では、最初からサブスクリプション型でサービスを提供するスタートアップ企業も増えています。
特に、シリコンバレーでは、家具のサブスクリプションサービスを展開するFeatherや、歯の矯正サブスクリプションサービスを提供するCandidなど、サブスクリプションによる新サービスが続々とリリースされています。

日本でも、今後、BtoBのサブスクリプション型ビジネスの拡大が予想されており、サービスリリースをバックアップするプラットフォームや支援ビジネスの増加が先行する見込み。
サービスを利用する立場としても、提供する立場としても、サブスクリプション型ビジネスモデルの動向に、これからも目が離せなくなりそうです。

 

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