エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. コンテンツマーケティング
  3. 【コンテンツマーケティングの終焉・・・?】今後危惧されるコンテンツショックとは?

【コンテンツマーケティングの終焉・・・?】今後危惧されるコンテンツショックとは?

記事公開日:2015/03/02
最終更新日:2023/11/17
【コンテンツマーケティングの終焉・・・?】今後危惧されるコンテンツショックとは?

こんにちは。

スターティアラボの阪本です。お久しぶりです。

コンテンツマーケティングに挑戦しようとしているお客様のフォローを行ってる際に、今後、Web市場で起こり得るコンテンツショックという変化に触れる機会がありましたので、本日は、それについてご説明します。

現在、日本ではコンテンツマーケティングの絶頂期であり、多くの企業がマーケティング手法として実践しております。

しかし、既にコンテンツマーケティングが定着しているアメリカでは、昨年よりコンテンツショックという考えが提唱され、「コンテンツマーケティングの終焉か・・・?」などの、議論が交わされている状況となっておりました。

参考サイト:{grow}

http://www.businessesgrow.com/2014/01/06/content-shock/

日本の市場でも近々起こりえる問題となりますので、現時点から対策を始めてみてはいかがでしょうか?

1.そもそもコンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングと言えば、今やweb戦略の主流として取り上げられ、現在、最も注目されているマーケティング手法と言えます。日本では、2014年からGoogleトレンドでも急上昇しており、コンテンツマーケティング元年とも呼ばています。

これまで、弊社でもコンテンツマーケティングの重要性について本ブログでも何度かご紹介してきました。

こうしたトレンドを背景に、多くの企業で良質なWebコンテンツを発信し、ブランド地位を獲得してきましたが、Web市場にある変化が起こっていたことを、みなさんはご存じだったでしょうか?

2.コンテンツショックとは?

既にコンテンツマーケティングが定着しているアメリカにて提唱された考え方となり、シンプルに言うならば、需要と供給のバランス崩壊の事を指します。

多くの企業がコンテンツマーケティングを実践することで、供給され続けた良質なwebコンテンツを、閲覧者が消費しきれない飽和状態のことをコンテンツショックと呼びます。

ンテンツショックとは?

画像引用元:
http://www.businessesgrow.com/2014/01/06/content-shock/

一見、消費者にとっては有益な環境がイメージできるかも知れませんが、コンテンツが飽和したことにより、アメリカ企業では以下3点の問題に直面することなりました。

1.資金を多く持つ者が勝つ

多くの企業で良質なコンテンツを作成することにより、コンテンツ間の競争は激化します。

例えば、Youtubeなども昔は荒削りな自作動画でも内容が良ければ人気動画として脚光を浴びましたが、ユーザーが集まれば集まるほど、プロ顔負けの動画やコンテンツが他コンテンツを淘汰してきました。

企業でいえば、優秀なクリエイター、優秀なマーケッター、優秀なディレクターを雇えば雇うほど、他コンテンツに勝つ確立が高くなるのでコンテンツ間の競争は激化の一途をたどっている状況となります。

2.参入障壁が極端に高くなる

Webコンテンツは、良質であれば必ず消費者に見て貰える訳ではありません。


閲覧してもらうには、SEOによる検索順位や広告枠による閲覧者との接点を持つ必要があり、どんなニッチな業界にもかならず、閲覧に至るチャネル(ルート)があります。

上述した資金を多く持つ者たちが、この閲覧者との接点を独占するのは時間の問題となるために、大手企業がWeb市場を独占し、競合他社を排他することも出来てしまいます。

それにより、マーケットが成熟している領域ほど、参入障壁は高くなり続けてしまいます。

3.費用対効果が逆転する

従来、コンテンツマーケティングの最大の魅力は、コンテンツを無料で提供できる点でした。


特に自社内で配信できるブログなどは、手軽に着手できる配信コンテンツとして多くの企業で導入され、閲覧者とのコミュニケーションを活性化させてきました。

ただし、成熟した市場では従来10分で書いてたブログでは大手企業に太刀打ちできず、何時間も掛けて良質なブログを作るように変化し、同時にSEOや広告など閲覧されるためのチャネルを確保するために費用も投じる必要が生じてきます。

つまり、コンテンツ間の競争が続くことにより、コンテンツ提供を行う難易度は増していき、新規参入する側も、コンテンツを提供する側も疲弊していく悪循環が生まれてしまいます。

この状況に至ることがコンテンツショックと呼ばれ、コンテンツマーケティングの終焉と言われる理由となります。

3.まとめ

日本においても業界によってはコンテンツショックを既に痛感している企業も多いのではないでしょうか?先駆者となる企業が既にコンテンツマーケティングを実践しており、参入障壁も徐々に高くなってきています。

ただし、傾向としてはBtoCなどの競合他社がひしめくメジャーな業界に問題が発生しており、BtoBのニッチな業界になればなるほど、Web市場は閑散としている状況でもあります。

過去にも紹介した記事となりますが、ニッチな業界ほど先駆者となれるチャンスは眠っているので、行動を起こすのであれば今がチャンスかもしれません。

次回は、コンテンツショックへの施策として、コンテンツストラテジーをどう見直すべきか?についてまとめます。みなさんのお役に立てば幸いです。


特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング
現役ITコンサルが創るデジタルマーケティングメディア

この記事を共有