バズる地方戦略?"うどん県"や"福岡カワイイ区"から学ぶWebサイトを用いた新たなブランディングとは
最終更新日:2023/11/21
こんにちは。
スターティアラボ ブログ編集部です。
昨今、地方のブランディングで香川県が『うどん県』に変わる広告がありました。かなり衝撃的な打ち出し方で、とてもインパクトがあり興味を惹かれた方も多かったのではないでしょうか?
このうどん県のように、インパクトのある地方戦略によって地方ブランドを変えている地域が増えています。
今回は、このような地方のインパクトあるWebサイトの事例と、それを具体的にどのように打ち出していくべきかを、Web制作会社としての視点からご紹介致します。
1.泣ける広島県(広島県)
広島と言えば宮島、牡蠣、紅葉まんじゅう。実はレモン収穫量1位、お好み焼き屋店舗数1位なのに広島風とついてしまう広島。
こんな広島を『おしい!広島県』と打ち出し、その後泣ける広島へと変わりました。
『泣ける』をキーワードにコンテンツを制作。写真からデザイン物までこだわりのあるWebサイトになっています。
泣ける広島Webページのポイント
・パララックスでストーリ仕立てのTOPページ
・中ページでは、これまたストーリー仕立ての観光情報ページ
・グリッドデザインで見せる食品から観光施設
2.カワイイ区(福岡県)
本当は無い、福岡市の8つ目区を仮想で設立。福岡の魅力を女性をターゲットに『カワイイ』という言葉で集客しています。
カワイイ区Webページのポイント
・Web全体をピンクに!最高のカワイイ演出
・SNS、ブログ、会員登録、囲い込める手段をふんだんに利用
・区長はYoutuber。Web戦略を意識した起用で会員数4万人越え!
3.鳥取県は蟹取県へ改名しました(鳥取県)
鳥取と言えば砂丘。これまでの概念を一新する呼びかけになりました。
蟹取県のWebページのポイント
・コンテンツは動画とPDF!蟹にまつわるコンテンツで埋める
・外部リンク先にコンバージョンが!?シンプルなWEBで訴求リンクを多数配置
・とにかく蟹一色。他のコンテンツはほぼ配置しない徹底
4.地方Webマーケティングをする上で3つのポイント
紹介した3つのWebサイトでは、戦略のポイントで共通する点は3つあると考えられます。
①ターゲティング
②バズキーワード
③コンテンツの統一
それぞれ解説しますと、①のターゲティングはもはや当たり前ですが、ターゲットの属性まで細かく配慮した上での戦略です。どんな人がターゲットなのか?それを具体的な人物像まで明確にする事が重要です。
②のバズキーワードですが、今までに無かった"予想の斜め上をいくようなアイデア"が必要になります。少し大胆すぎるくらいでないと、ユーザーの既成概念は取り払えませんので、思い切った打ち出しが必要です。上記3サイトのキャッチコピーはどれもインパクトがあります。
そして最後に③のコンテンツの統一です。『泣ける』『カワイイ』『蟹』など、打ち出すバズキーワードに合わせて、コンテンツにおいてもそのキーワードと関係ないものは全て外し、一点集中でコンテンツを適切に配置する必要があります。理由は"バズらせるため"です。今まで見向きもされていなかったユーザー焦点を絞るには、不要なコンテンツははっきり言って邪魔になるでしょう。
いまさら聞けない「バズる」ための施策!これでアクセス数が急増!?
5.まとめ
今回ご紹介したサイトは、地域に基づくこと施策が基盤ですが、一般的なコーポレートサイトやサービスサイトも本質は同じです。
今までと同じやり方では、顧客へのインパクトに変化を与える事はできません。
自社のWebサイトにおいて「なにか変えなければダメだ」と、漠然と考えていらっしゃる方は、今回の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか?