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CPCとは?CPMとの違いや計算方法、改善方法などをまとめて解説!

記事公開日:2019/05/27
最終更新日:2023/11/21
CPCとは?CPMとの違いや計算方法、改善方法などをまとめて解説!

CPCとはクリック単価のことで、Web広告が1回クリックされたときに発生する単価を表します。Web広告の代表的な指標、あるいは課金方法のひとつとしても知られており、CPCを算出することで広告のパフォーマンスが把握しやすくなります。
最近では、Web広告に注力する企業が増えていることから、いかにCPCを下げて広告費を抑えながら成果につなげるかが課題となっています。

今回はCPCについて、言葉の意味や似ている用語との違い、計算式や改善ポイントなどについてご紹介します。「広告の費用対効果を高めたい」「これからリスティング広告をはじめたい」と考えている方は、この機会にCPCについての知識を深めてみてください。


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CPCとは

CPC(Cost Per Click/コスト・パー・クリック)とは、広告が1クリックされたときの単価のことで、クリック単価とも表現されます。

課金方法を表すCPC

CPCは、クリックされるごとに広告費が発生する課金方法としても使われ、「クリック課金」と呼ばれることもあります。

CPCの課金のタイミングは、クリックされたときです。広告表示(インプレッション)が何回でもコストは変わりません。クリックしてリンク先のページにジャンプした時点で広告費が発生します。支払いのタイミングは、1ヵ月分など一定期間でまとめて行うケースが多いです。 

ユーザーを該当サイトに誘導した数と広告費が比例するため、費用対効果が明確であるというメリットがあり、リスティング広告で多く採用されている課金方式です。
YouTubeでも活用されている課金方法で、動画広告では「TrueView(トゥルービュー)」と呼ばれています。

指標を示すCPC

CPCは、リスティング広告の費用対効果を測る指標としても活用され、以下の計算式で求められます。

 

CPC=広告費用÷クリック数

 

たとえば、広告費予算が40,000円でクリック数が10回の場合、「広告費40,000円÷クリック数10回=CPC4,000円」、クリック数が100回の場合は「広告費40,000円÷クリック数100回=CPC400円」です。

 

クリック数が多ければ、CPCは下がり、費用対効果が高いといえます。反対に、クリック数が少なければCPCは上がり、ユーザー流入に費用がかさんでしまうので費用対効果が悪いと考えられるでしょう。

このようにCPCは、費用対効果を確認するための重要な指標としても使われます。

CPCのメリット・デメリット

CPCには以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

CPCのメリットは、インプレッション数が何回でも、クリックするまでは広告費がかからないことです。効果が出るまでは費用が発生しません。そのため費用対効果がわかりやすいといえます。しかも、出稿は「クリック数が最大になるように」配信されます。

デメリット

一方デメリットは、競合が多いキーワードでは広告費が高くなる点です。多くのユーザーが検索するキーワードやコンバージョン(CV)につながりやすい単語は、競合他社も狙っているため、入札が集中して単価が上がります。

また、クリック数が急増した場合、広告費が想定以上に膨らんでしまう(または予算上限に達するスピードが予想より速い)といったデメリットもあります。最低入札単価が設定されていることもあるので、予算に不安がある企業は要注意です。

CPCが決まる仕組み

CPCは、基本的に競合とのオークションで価格が決まります。多くのユーザーが検索するビッグワードやコンバージョンにつながりやすいキーワードは、競合が多いためCPCも高いです。反対に、人気の低いキーワードはCPCが低くなります。

 

なお、Google広告では「広告ランク」で掲載順位が決まります(Yahoo!広告では「オークションランク」)。単純にCPCの金額が高ければ、上部に表示されるわけではありません。

 

広告ランクは、広告主がCPCの上限額を決めて入札する「上限クリック単価」と、広告の質を10段階で分類する「品質スコア」を掛け合わせたものです。具体的には、「広告ランク=上限クリック単価×品質スコア+広告表示オプション」で順位が決定します。

評価には、広告の質もかかわってくるため、コストばかりをかけるのではなく、ニーズを反映した質の高い広告を目指すことが重要です。

CPM、CPA、PPCとの違い

CPCと似た言葉に「CPM」「CPA」「PPC」というものがあります。とくにCPMは、広告費の指標として比較されやすいので意味を理解しておくとよいでしょう。

CPM

CPM(Cost Per Mille/コスト・パー・ミル)とは、インプレッション単価のことで、表示回数1,000回ごとにかかる広告費のことです。「Mille」はラテン語で1,000を意味します。

CPMは、インプレッション数が最大になるように配信されるため、多くのユーザーに見てもらえたか、知ってもらえたかといった「認知拡大」を目的として活用されます。

CPMの課金タイミングは、インプレッションが1,000回に達したときなので、クリック数に左右されずに一定額の広告予算で出稿できます。クリック率が高い場合は、CPCに比べて広告費を抑えられることがメリットです。

一方、CPMのデメリットは、純粋に表示だけを目的としていればよいのですが、サイト流入や購入といった成果への貢献がわかりづらいので、費用対効果が見えにくい点です。

CPA

CPA(Cost Per Action/Acquisiton/コスト・パー・アクション/アクイジション)とは、顧客獲得単価のことで、新規顧客やコンバージョンを獲得するのにどのくらい広告費用がかかったかを表します。コンバージョンとは、問い合わせや資料請求、会員登録など、Webサイト上で達成したい成果のことです。

 

CPAを求める計算式は以下のとおりです。

 

CPA=コスト÷コンバージョン数

 

たとえば、広告費10万円で新規顧客を2人獲得した場合、計算式は「コスト10万円÷コンバージョン数2人=CPA5万円」です。CPAの値が低いほど費用対効果が高く、効率的に広告運用ができているといえます。

 

またCPAは、CPCを使って以下の計算式でも算出が可能です。

 

CPA=CPC÷コンバージョン率(CVR)

 

たとえば、クリック単価20円でコンバージョン率が2%だった場合、「クリック単価20円÷コンバージョン率2%=CPA1,000円」となります。

 

この計算式を使えば、予算に適したCPCの上限値も決めることもできます。先ほどのコンバージョン率2%で広告費を2,000円と設定した場合、クリック単価の上限は40円となります。

 

CPCはクリック数にもとづいているため、その数値が直接売上につながるわけではありません。購買ニーズに結びついているのか、CPAを確認しながら施策を進めましょう。

PPC

PPC(Pay Per Click/ペイ・パー・クリック)とは、広告が1クリックされるごとに料金が発生する課金方式のことです。

 

CPCと非常に似ている概念で、厳密にいえば以下のような違いがあります。

 

・CPC「1クリックごとの単価(コスト)」

・PCC「1クリックごとに支払う料金」

 

このように多少の違いがありますが、実際は同じ意味として使われています。

CPCとCPAの選び方 

「CPC」と「CPM」は、Web広告を代表する課金方式です。2つの概念がわかったところで、ここからは「どちらを選ぶべきなのか?」について比較していきます。ポイントは、「広告出稿の目的(=広告効果)」と「クリック率(=広告費)」です。

目的から課金方法を選ぶ

まず、広告出稿の目的(広告効果)から選ぶ場合は、「ブランディング目的」あるいは「販売目的」で、どちらの課金方法を選ぶべきかが変わってきます。

ブランディング目的の場合、とにかく多くのユーザーに広告を見てもらうことが必要です。周知が目的なので、インプレッション数が最大になるように配信される「CPM」を選んだ方が広告効果が高いといえます。

逆に、販売を目的とした広告の場合、クリック数が最大になるように配信される「CPC」を選んだ方が広告効果が高まります。

コスト面から課金方法を選ぶ

もう一つのポイント「クリック率(=広告費)」から選ぶ場合、クリック率0.1%※を超えるか超えないかで、どちらの課金方法を選ぶべきかが変わってきます。※CPMが1,000インプレッションごとの課金のため
同じ広告料金でクリック率が0.1%よりも高い場合は、「インプレッション課金(CPM)」を選ぶ方が広告費を抑えることができます。

たとえば、CPC・CPMともに100円で「クリック率0.5%」「インプレッション10,000」だった場合、それぞれの広告費の計算は下記のようになります。

CPC

10,000(imp)×0.005×100(円)=5,000(円)

CPM

10,000(imp)÷1,000(imp)×100(円)=1,000円

よって、CPMを選ぶ方が広告費は安くなります。

逆に、クリック率が0.1%よりも低い場合を見てみましょう。
同様に、CPC・CPMともに100円、「インプレッション10,000」で、「クリック率0.05%」の場合、

CPC

10,000(imp)×0.0005×100(円)=500(円)

CPM

10,000(imp)÷1,000(imp)×100(円)=1,000円

となり、「クリック課金(CPC)」を選ぶ方が広告費は安くなります。

実際に広告を運用してみて、クリック率が0.1%を超えているかどうかを確認し、状況に合わせて課金方法を変えることをおすすめします。

CPCを抑えて成果を上げる改善ポイント

CPCを下げつつ、コンバージョンが獲得できれば費用対効果を高められます。ここからは、成果を上げるための改善ポイントをご紹介します。

目的を明確にして最適な出稿先を選ぶ

多くのコンバージョンを獲得したい場合は、CPCが高くてもたくさんのユーザーが検索してくれるキーワードを選んだ方が効率的です。

反対に、新商品など自社製品を広くユーザーに知ってほしい場合は、コンバージョン率が低くても多くの人の目にふれる方が早く認知してもらえます。先述したとおり、CPCよりCPMを選んだ方がいいかもしれません。

 

コスト面も大切ですが、まずは広告の目的を確認して、適した出向先を選ぶことが成果を上げる近道です。

ニーズを把握する

CPCを抑えて成果を上げるために、ニーズを把握することは非常に重要です。適切なキーワード選定ができるため、関連性の高い検索入力時に広告が表示されるようになり、ムダなクリックが減らせます。

 

広告文やランディングページもユーザーのニーズが分かれば最適化がスムーズです。ユーザーが望む価値を提供する広告は、クリック率を向上させます。ランディングページも適切な情報が提供されていれば、ユーザーが問い合わせや資料請求などにアクセスしやすくなるでしょう。

競合を分析する

同じようなターゲットを狙っている競合他社を分析して、どんなキーワードを使っているのか、広告文はどのような作りになっているのかなどを参考にしてみるのもひとつの戦略です。

 

競合他社が競り合っている高競争キーワードを避け、代わりにニッチなキーワードを見つけて焦点を当てることで、CPCを下げつつもターゲットが絞れます。どのような要素がユーザーを引き込むかも理解しやすくなるでしょう。

競合の少ないキーワードを探す

競合の少ないキーワードを選べば、CPCを低く抑えられます。ただし、あまり検索されない言葉では、検索ユーザー自体の数が減ってしまうので意味がありません。

そこでおすすめしたいのが、「ロングテールキーワード」と呼ばれる複合キーワードの選定です。

 

たとえば「Web広告」というキーワードを選んだ場合、それだけでは競合が多すぎるので、「Web広告 導入」「Web広告 活用」というようにコンバージョンに近い複合キーワードにします。ワードを組み合わせることで、CPCを下げられるだけでなく、よりピンポイントのユーザーに届けることもできます。

 

キーワード選びには、以下のようなツールを活用して関連ワードを洗い出すと効率的です。軸となるシンプルな単語を決めて、そのキーワードを膨らませていきましょう。

 

ラッコキーワード

 

無料登録するだけで利用できるキーワードリサーチツールです。調べたいキーワードを入力すると、その単語と一緒に検索されているワードを教えてくれます。無料版と有料版があり、フリープランは利用回数や機能に制限があります。

キーワードリサーチができるラッコキーワード

画像引用元:ラッコキーワード

 

Googleキーワード プランナー

 

Googleキーワードプランナーは、Googleが提供しているWebツールで、検索ボリュームを教えてくれます。無料で利用ができますが、Google広告への登録が必須で、広告を出稿していないと、検索ボリュームが「1万〜10万」とアバウトにしかわかりません。

ですが、無料版でも大体の検索ボリュームがわかりますし、関連キーワードや広告単価、競合性など、知りたい情報は把握できるので、ぜひ活用してみましょう。

検索ボリュームがわかるGoogleキーワードプランナー

画像引用元:Googleキーワード プランナー

 

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除外キーワードの設定

除外キーワードとは、特定のキーワードで広告を表示させないように設定することです。Google広告では、その仕組みについて以下のように説明しています。

 

除外キーワードを選ぶ際は、キーワードとして設定している語句に類似しているものの、別の商品を探しているユーザーが検索に使用する可能性がある語句を探します。たとえば、食器のグラスを販売している場合、「サングラス」、「グラス ファイバー」などの語句を除外キーワードとして追加します。

引用:除外キーワードについて Google 広告 ヘルプ

 

設定することで、広告を関心のあるユーザーだけに表示し、費用対効果を向上させます。成果につながらないクリックも抑えられます。クリック数が多い割にはコンバージョンまでたどりつかないキーワードがある場合は、除外を検討しましょう。

コンプレックス広告に注意する

コンプレックス広告とは、体型や頭髪、肌についてなど人の身体的なコンプレックスに対して不安をあおる広告のことです。商品・サービスを利用すれば、悩みが解消するようにうたい、購入を促します。

 

近年では、このコンプレックス広告を規制する動きが本格化しています。差別的な表現や不安にさせるコピーが問題視されているだけでなく、「広告のような成果が出ない」「知らずに定期購読させられていた」など、多くの苦情が寄せられていることも理由のひとつです。

 

Google広告では規制を強化。Yahoo!広告でも規制をはじめており、「コンプレックス部分を露骨に表現したもの」の広告出稿を禁止しています(参照:コンプレックスに関する表現の広告審査について Yahoo!広告 API)。

広告ランクに注目する

成果を高めるには、「広告ランク」を上げて広告を上位表示させることも重要です。先述したとおり、広告ランクは品質スコアと上限クリック単価の掛け合わせで決まるため、品質スコアの評価を高めれば、大きな成果が期待できます。

 

Google広告では、品質スコアを以下の3つの要素から算出しています。

 

・推定クリック率(推定 CTR): お客様の広告が表示された場合にクリックされる可能性の高さを示します。

・広告の関連性: お客様の広告がユーザーの検索の意図と一致する度合いを示します。

・ランディング ページの利便性: お客様のランディング ページが、広告をクリックしたユーザーにとってどの程度関連性があり有用であるかを示します。

引用:品質スコアについて Google広告ヘルプ

 

これらを1〜10段階で評価してステータスを決めます。高い評価は質のいい広告であるという証です。ランディングページなどを改善して広告ランク向上を目指しましょう。

広告の質の向上

思うような成果が得られない場合は、広告の質自体も改善が必要です。大切なのは、「ユーザーがクリックしたくなるような広告であること」です。

 

「商品・サービスの強みをアピールできているか」「キーワードが盛り込まれているか」「同じような内容が重複していないか」などを確認して、魅力的な広告文を作成しましょう。キーワードばかりにとらわれてしまうと、意味不明の文章になる場合があるので注意してください。

スマートフォン仕様にも力を入れる

リスティング広告は、見出しや説明文を自動的に組み合わせる「レスポンシブ検索広告」が主流ですが、広告の先にあるランディングページの作成も、PCだけでなくスマートフォン仕様を意識して、見やすさを追求しましょう。

 

1ページで構成されるランディングページに、PCと同じくらいの情報量を詰め込むとスマートフォンでは見づらくなってしまいます。小さい画面でも読めるように情報を調整しなければなりません。

どうしても情報を減らせない場合は、最初の数行だけ表示して「続きを見る」で開閉ボタンにするなど、見やすくなる工夫が必要です。

 

重要なワードは前半部分に記載したり、コンバージョンにつながるボタンを押しやすくしたり、スマートフォンならではのデザインを心がけましょう。

CPC高騰の場合はターゲットを見直す

CPCが高騰している場合は、思い切ってターゲットを変更するのもひとつの戦略です。たとえば、高校生に向けて発信していた塾の広告を、高校生の親御さんをターゲットに変更するなど、目線を変えたターゲティングを模索します。新たな客層がつかめる可能性もあるので、複数の広告パターンを作って検証してみましょう。

自動入札の活用

効率よく成果へつなげるために「自動入札」を活用する方法もあります。自動入札とは、企業が設定した目標に合わせて、Google広告など広告プラットフォームが入札価格を自動調整する機能です。Google広告やYahoo!広告では「クリック数の最大化」、Facebookなら「平均目標達成単価上限」と呼ばれる入札機能を活用して、設定したクリック単価内で流入数を最大限に引き出してくれます。

 

手動で広告のクリック単価を調整するのは時間がかかりますが、自動入札を利用することで、単価をある程度制御することができます。競合の動向にもリアルタイムで対応可能です。

 

ただし、自動入札に変更した際など切り替えのタイミングには「入札戦略学習中」となり、学習期間が必要となります。データを分析する期間のため、CPCが大幅に変動したり、高騰したりする可能性があることを覚えておきましょう。

CPCを設定する際の注意点

CPCは、高く設定すれば成果につながるというものではありません。決められた予算内でできる限りたくさんのユーザーに広告を届けることが重要です。以下の3つに注意してCPCを決定しましょう。

動向チェックを欠かさない

CPC広告を運用する際は、継続的なモニタリングが必要です。突然、キーワードがSNSでバズり、CPCが高騰する可能性もあります。そうなれば一気に予算を消化してしまうでしょう。

 

市場や競合状況は変動するため、最適なCPCを設定し続けるためには、定期的なデータ分析と調整が欠かせません。高すぎるキーワードがないか、反対にコンバージョンにつながっていない安すぎるキーワードはないか、日々の動向をチェックしましょう。

CPCを下げることばかり目指さない

CPCは大事な指標のひとつですが、コンバージョンの獲得を目指すときは、CPCを下げることばかりに執着しないことも大切です。「CPCは安ければよい」というわけではありません。CPCを下げてもコンバージョンにつながらなければ、結果的に広告費ばかりがかさんでしまいます。

 

コンバージョン獲得が目的なら、重視するのはCPA(顧客獲得単価)です。広告の品質を改善することでCPCを抑え、結果的にCPAが抑制されるように全体を俯瞰することが必要でしょう。

契約につながらないクリックが多い

クリック数を増やすために、広告にクーポンをつけたり、プレゼント応募を設定したりすることがあります。一見、クリック数の増加は見込めますが、そのような報酬を目当てに流入するユーザーは購買意欲が低いこともあるので要注意です。「いまだけ無料!」「最後のチャンス!」など、インパクトの強い言葉も、コンバージョンにつながりにくいおそれがあるので気をつけましょう。

まとめ

CPCは、クリックされることで広告費が発生するため、予算をコントロールしやすく、これからWeb広告をはじめたい企業にもおすすめです。

CPCをチェックすることで、「広告がクリックされているか」「コンバージョンが獲得できているか」など、Web広告の傾向がすぐに分析できるといったメリットもあります。成果が上がらない場合は、キーワードや広告文の見直し、ランディングページの改善などを行い、データを検証しながらPDCAをまわしていきましょう。

 

CPCを最適化して成果につなげるには、継続的な運用管理が成功のカギとなります。日々変動する広告費用の相場を確認しながら、CPCが高騰している場合はキーワードの変更、競合の分析などさまざまな改善を続けてみてください。ユーザーの動きをイメージしながら運用を続ければ、期待する成果が得られるでしょう。





 

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