Instagram関連の広告サービスとは?種類・事例・ツール・炎上などをまとめました
最終更新日:2021/08/08
Instagram関連の広告サービスとは、公式のものでストーリーズ広告、写真広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タブ広告があります。
Instagram関連の広告サービスとしては、自動いいね、インフルエンサー広告、写真撮影代行、アカウント運用代行、ショッピング機能活用サービスなどがあります。
本コラムでは、これらの広告や関連サービスの概要や特徴のほか、Instagramを使ったキャンペーン事例、過去炎上事例をご紹介します。
目次
5まとめ
Instagramを使った広告の価値
2010年にサービスを開始したInstagramは、日本で3、300万人(※2019年6月時点)、世界では10億人(※2018年6月時点)の月間ユーザー数を誇るSNSとして消費者の生活に浸透しています。
写真をおしゃれに加工して共有できることが特徴で、10~20代の若い女性がメインユーザーとなっており、投稿には「#(ハッシュタグ)」をつけてカテゴライズすることができます。
そんなInstagramを使ってプロモーションを行う3大メリットが以下の通りです。
若い世代や女性にリーチできる
知りたい情報があったらGoogleなどの検索エンジンで調べるという行動は今や当たり前になりましたが、若い世代では検索エンジンの代わりにSNS内を検索する行動が一般的になってきており、「ググる」から「タグる」へと変化しています。
Instagramのメインユーザーは10~20代の若い女性なので、特に写真で映えやすいファッションやヘアメイク、美容、飲食店、観光地といったジャンルで若い世代や女性にリーチしたい場合に高いプロモーション効果が期待できます。
広告のバリエーションが幅広い
Instagramでのプロモーション方法は、公式のInstagram広告だけでも、ストーリーズ広告、写真広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タブ広告と6種類もあり、その他のプロモーション方法に、自動いいね、インフルエンサー広告、写真撮影代行、アカウント運用代行、ショッピング機能活用サービスなどがあり、さまざまな手法が使えます。
これらのなかから、自社に合った活用しやすい広告方法を選べる点もメリットです。
公式のInstagram広告は細かくターゲティングでき、さまざまな課金方式がある
公式のInstagram広告6種類については、年齢、性別、ユーザーの興味関心、ライフスタイル、居住地、学歴といった細かいターゲティング設定が用意されているので、自社のターゲットに合わせて広告出稿が行えます。
料金体系には、CPM、CPC、CPI、CPVの4種類があり、設定できる最低料金は100円となっています。
CPM
CPMとはCost Per Milleの略で、1,000回インプレッションごとに課金される方式です。
Instagramでは、フィード上に広告が1,000回表示されると広告料金が発生します。
認知拡大目的の広告出稿に適した課金方式です。
CPC
CPCとはCost Per Clickの略で、広告がクリックされると広告料金が発生します。
ECサイトなどへの誘導や購入・申し込みなどを目的とした出稿に適しています。
CPI
CPIとはCost Per Installの略で、アプリがインストールされると広告料金が発生します。
アプリのインストールを促したいときに適した課金方式です。
CPV
CPVとはCost Per Viewの略で、動画広告が10秒以上再生されると広告料金が発生します。
認知拡大目的の広告出稿に適した課金方式です。
Instagram関連広告の目的
公式のInstagram広告をはじめとするInstagram関連広告への出稿は、何を狙いとして行うと効果が見込めるのでしょうか?
結論から述べると、購買・予約・申し込み、来店、フォロワー獲得のための施策に向いています。
購買・予約・申し込み
「Shop Now」機能や、公式のInstagram広告の一つである「コレクション広告」を使えば、Instagram上でユーザーに直接、購買してもらうことが可能です。応用として、予約や申し込みを受け付けるのにも活用できます。
Instagram上ではなくオフラインでの購買・予約・申し込みについてもInstagram上でキャンペーンを行うことで促進することができます。
※具体的なキャンペーン事例は、本コラムの後半でご紹介します。
来店
Instagramを使ったキャンペーンを行うことで、来店を促すことができます。
キャンペーン例としては、自社の公式アカウントをフォローしたり投稿に「いいね」して来店し、見せると割引などの特典が受けられる、来店して撮影した写真を指定のハッシュタグをつけて投稿すると特典が受けられるといったものがあります。
※具体的なキャンペーン事例は、本コラムの後半でご紹介します。
フォロワー獲得
公式アカウントから投稿する写真や内容をユーザーに気に入ってもらえれば、フォローボタンを押してフォロワーになってもらえます。
フォロワーになってもらえると、ユーザーのフィード上に投稿が表示されるようになり、多少なりとも興味を持ってフォローしてくれたことからも見てもらえる可能性は高まります。
そして、ユーザーからコメントをもらったり、それに返信してコミュニケーションを深めることができます。
Instagram関連の広告種類
先ほどもふれましたが、Instagram関連広告は種類が多いこともメリットの一つです。
ここで、それぞれについて概要や特徴をご紹介します。
Instagram広告(公式)
まずは、Instagramが公式に提供している6種類の広告から。
画像引用先:Instagram公式サイト
①ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、2017年から開始された比較的新しい広告で、ストーリーズの投稿と投稿の間に差し込まれる広告です。
ストーリーズとは、通常のフィードの上部に表示され、投稿から24時間で自動的に削除される機能です。スマートフォンのみの機能で、通常のInstagram投稿が正方形であるのに対し、ストーリーズ投稿の写真は縦長でスマートフォンの画面一杯に表示されます。
ストーリーズの投稿間に差し込まれるため、広告感が出にくく、スワイプで非表示にできるため、ユーザー心理にも悪影響を及ぼしにくいというメリットがあります。
カルーセル形式で最大3つのクリエイティブを表示でき、リンクをはることも可能です。
画像引用先:Instagram公式サイト
②写真広告
写真広告は、ユーザーのフィード上に表示される写真1枚と説明文のシンプルな広告で、ほかの投稿となじみやすい点がメリットです。
写真の形によって、正方形・長方形(横長)・縦長の3種類があります。
画像引用先:Instagram公式サイト
③動画広告
動画広告は、ユーザーのフィード上に動画(3~60秒未満)を表示させる広告です。
正方形または長方形(横長)で表示させることができます。静止画よりも多い情報量を盛り込むことができ、ユーザーの目を引き付けられる 点がメリットです。
画像引用先:Instagram公式サイト
④カルーセル広告
カルーセル広告~9枚の複数画像・動画をスワイプで横にスライドさせることで表示できる広告です。写真の形は正方形のみで、説明文もつけることができます。
画像引用先:Instagram公式サイト
⑤コレクション広告
商品カタログのようなビジュアルで複数の商品・サービスの画像・動画を同一画面に表示できる広告でユーザーはコレクション広告上で商品・サービスを購入できます。
売り上げに直結する施策として広告運用が行えます。
画像引用先:Instagram公式サイト
⑥発見タブ広告
2019年に提供開始された新しい広告です。
発見タブとは、フィードの上部に設けられた検索窓のことで、ハッシュタグやユーザー、気になるキーワードなどを入力して、求める投稿を一覧表示させることができるものです。
このなかの投稿から閲覧したいものをタップして表示させ、そのまま下にスクロールすると発見タブ広告が表示されます。
自動いいね
ここからは、Instagram関連の広告サービスについてご紹介していきます。
自動いいねとは、指定ハッシュタグなど一定の登録条件に合わせて投稿に対し「いいね」してくれる機能やサービスです。
「いいね」されたユーザーは、「いいね」してくれたアカウントのプロフィール情報や投稿内容をチェックしに来て、興味を持てばフォローしてくれるため、自動いいねを使うことでフォロワーを増やす効果が期待できます。
自動いいねを提供するサービス(ツール)を2点ご紹介します。
インフルエンサー
マーケティングにおけるインフルエンサーとは、SNSやブログなどで閲覧者に影響力を持つ人物のことで、フォロワー数の多いYoutubeクリエイターやインスタグラマーなどが該当します。フォロワー数がそれほど多くなくてもニッチなジャンルでコアなフォロワーを持つマイクロインフルエンサーもいます。
Instagramを使ったマーケティング活動においては、自社の製品・サービスのターゲット層とフォロワーのマッチするインスタグラマーを起用して投稿してもらうというのが一般的です。
フォロワーにとってインフルエンサーは憧れの存在であり、信頼できて、身近な存在です。そのため、インフルエンサーが紹介する商品・サービスは、それだけで好意的に捉えてもらえますし、企業が公式発信する情報よりも信頼性をもって受け入れらます。
インフルエンサーマーケティングについて詳しくは、下記の記事もご覧ください。
【関連記事】
『インフルエンサーマーケティング』とは?自社サービスでも有効?
インフルエンサーマーケティングの成功事例と失敗しないための方法
写真撮影代行
Instagramは写真共有がメインのSNSであるため、写真そのもののクオリティが「いいね」数やフォロワー数、プロモーション効果を左右します。アカウント運用の際に投稿する写真について、社内ではなかなか訴求力の高いものが撮れないとお悩みのマーケターの方は、思い切って撮影代行を依頼するという選択肢も検討してみてください。
Instagram ZERO
https://instagram.cin-group.com/
Instagram ZEROでは、プロのカメラマンとクリエイティブディレクターのタッグで写真Instagram向きの写真を撮影してもらえます。
撮影代行のほか、アカウントや広告の運用代行、コンサルティング、インスタグラマーのキャスティングなども手がけています。
アカウント運用代行
Instagramのアカウント運用を、設定したKPIをウォッチし、効果を出しながら継続していくのはなかなか苦労があるものです。 また、マーケターの仕事はInstagram運用だけではありません。多忙なマーケターの手を空けてくれるアカウント運用代行の利用を視野に入れてみても良いかもしれません。
ショッピング機能活用サービス
かつては、Instagramではプロフィール欄以外にリンクをはることができませんでしたが、2018年6月に「Shop Now」機能が実装され、投稿にECサイトへのリンクをはってユーザーに直接、商品を購入してもらえるようになりました。
企業がこの「Shop Now」機能を利用するには、一定の設定を行ったうえで申請を行い、審査に通る必要があります。設定に当たってはInstagramだけでなくFacebookの知識も求められるなど、手間がかかります。
そんな煩雑な手続きを代行してくれるサービスがあるので、ご紹介します。
Shop Now申請代行
https://instagram.cin-group.com/shop-now/
写真撮影代行の項でもご紹介したInstagram ZEROが提供するShop Nowの申請代行サービスで、設定作業から申請、審査の経過をチェックして実際に「Shop Now」機能が使えるようになるまでの作業を代行・サポートしてもらえます。
Instagramを使ったキャンペーン例
Instagramを使ったキャンペーンを実施することで、購買促進や来店促進といった効果を期待することができます。
以下で、キャンペーン種類別に実際の事例をご紹介します。
ハッシュタグキャンペーン
ユーザーに指定のハッシュタグをつけた投稿を促す施策です。
ハッシュタグキャンペーンでは、オリジナルのハッシュタグを作成・活用することが大切です。これにより、ブランディング効果を狙うとともに、キャンペーン終了後の効果測定も楽に行えるようになります。
「#マイチェキ」「#メモリアルチェキ」「#チェキフォト」(チェキ誕生20周年フォトコンテスト /富士フイルム)
ただ今、チェキ20周年を記念して、豪華賞品が当たるフォトコンテストを開催中です!
— FUJIFILM チェキ (@fujifilmjp_ck) January 8, 2019
グランプリには、豪華宿泊施設にも泊まれるペア旅行をプレゼント🎁
詳しくはこちら↓https://t.co/Iw86bjYscn pic.twitter.com/DUGmAaRGxl
富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」が2018年に発売から20周年を迎えるにあたり感謝を込めて開催したキャンペーンです。
「#マイチェキ」「#メモリアルチェキ」「#チェキフォト」をつけてInstagramかTwitterに投稿された写真のなかからグランプリを選出するというフォトコンテスト形式で行われました。
すでにチェキを使用しているユーザーだけが応募できるキャンペーンになっており、感謝キャンペーンであることと直結しています。
「#PJ_GIRL」(#PJ_GIRL CONTEST /ピーチ・ジョン)
#pj_girl コンテストでWinnerに選んでいただきました🙈💕で、いまホームページのスペシャル動画に一瞬だけどのせつもらってます(^ν^)💛どんな形であれ小嶋さまとの共演……震える ピーチジョン様本当にありがとうございました💖 pic.twitter.com/rFIj1Qmdm8
— きょんちゃん (@kyon_channn) December 25, 2014
女性向け下着通信販売会社のピーチ・ジョンが実施した写真コンテスト型のキャンペーンです。
自撮り写真に「#PJ_GIRL」のハッシュタグを付けてInstagramまたはTwitterに投稿されたもののなかから優秀投稿が選ばれ、毎日1名、JCBギフトカード1万円分がプレゼントされるという内容です。
必ずしもピーチ・ジョンが扱う商品を身につけている必要がなく、自意識・美意識が高めなユーザーをフォロワーとして取り込む施策となっています。
「#しあわせ記念日」(“#しあわせ記念日”写真投稿キャンペーン /アニヴェルセル)
ウェディング事業を柱とするアニヴェルセルが展開したキャンペーンで、同社の公式アカウントをフォローしたうえで「#しあわせ記念日」をつけて写真を投稿したユーザーのなかから抽選でオリジナルギフトが当たるというもの。
結婚を検討しているユーザー以外も幅広く取り込める施策となっています。
「#ごほうびリゾナーレ」「#ほっこりごはん」(SEASON_RISONARE インスタグラム宿泊プレゼントキャンペーン /星野リゾート)
星野リゾートがシーズンごとに不定期に開催していたハッシュタグキャンペーンです。
公式アカウントをフォローしたうえで、ユーザーにとってのほっこりごはんの写真を「#ごほうびリゾナーレ」「#ほっこりごはん」の2つのタグをつけて投稿すると、抽選で星野リゾートの宿泊券などがプレゼントされるというもの。
ほっこり=癒されたいというニーズを持ったユーザーをフォロワーとして集める施策となっています。
「#シマホのキメ顔」(シマホで「決め顔」フォトコンテスト/ 島忠)
家具・インテリア雑貨を中心とする小売業を営む島忠が展開したハッシュタグキャンペーンで、公式アカウントをフォローのうえペットの決め顔写真に「#シマホのキメ顔」をつけて投稿すると、フォトコンテスト形式。
同社では過去に「わんにゃんレスキュープロジェクト」として、「#シマホわんにゃんレスキュー」をつけて投稿すると1つの投稿につき地域の保護犬猫団体に5円を寄付するキャンペーンも実施していました。
Instagramや写真との相性が必ずしも良くない商品・サービスで参考にしたいキャンペーンです。
「#パナソニック」「#リフォーム」「#ラクテク」「#キャンペーン」(インスタグラム写真投稿キャンペーン /パナソニック)
公式アカウントをフォローしたうえでパナソニックの住宅設備や建材の利用で生活が楽になったエピソードを投稿するというキャンペーン。
「#パナソニック」「#リフォーム」「#ラクテク」「#キャンペーン」の4つが必須のハッシュタグで、任意で「#部位」「#施工店名」「#都道府県名」をつけるというのが応募条件となっています。
簡易版お客様の声を自動的に集めて公開する仕組みを実現した施策となっています。
リポストキャンペーン
公式アカウントでの投稿をリポストしてもらうことを条件にしたキャンペーンもあります。
ロディのぬいぐるみPresent Campaign(JAMMY)
https://www.instagram.com/p/B02ciFVjiVy/
子供用バランスボール「ロディ」のリポストキャンペーン。公式アカウントをフォローのうえ、投稿をリポストしたユーザーおなかから20名にクレーンゲームでゲットできるRody SLサイズのぬいぐるみがプレゼントされるというものです。
ParaDoミニネイル全6色セットをプレゼント(パラドゥ)
https://www.instagram.com/p/B4UnDZfJOSu/
セブン‐イレブンで展開しているコスメブランドParaDoが、フォロワー数7,000人突破を記念して展開したリポストキャンペーン。
@300yen_nail と @parado_nailbu の2つの公式アカウントをフォローのうえ、キャンペーン投稿に「いいね」したユーザーのなかから抽選で10名に新色6色セットがプレゼントされるというものです。
応募自体はフォローと「いいね」のみでできますが、さらにリポストすると当選確率が2倍になります。
フォロー&リポストで5名様に当たるプレゼントキャンペーン(ヤスダヨーグルト)
https://www.instagram.com/p/B5EmSDYAX6Q/
ヤスダヨーグルトがプレミアムグリーンティーアイス発売を記念して展開したリポストキャンペーン。
公式アカウントをフォローのうえ、キャンペーンの画像をリポストしたユーザーのなかから抽選で5名にプレミアムアイスの詰め合わせが当たるというものです。
当選者は、プレゼントされたアイスをInstagramで投稿し、公式アカウントがそれをリポストすることが応募条件となっています。
リポストキャンペーン(ぺんてる×辰巳出版)
https://www.instagram.com/p/B4eICG5pi1z/
ぺんてるの色鉛筆やクレヨンみたいな塗り心地なのに、水筆を使うと水彩絵具のような質感になる「Vistage水彩スティック」と日本初の黒い塗り絵が楽しめるぬり絵BOOK「シロクロ世界のにゃんコロリアージュ」のコラボキャンペーン。
それぞれの公式アカウントをフォローのうえ、キャンペーン投稿をリポストすると抽選で3名に上記の商品セットが当たるというものです。
INSTAGRAM リポストキャンペーン(ストライプインターナショナル)
https://www.instagram.com/p/BOmC1K1j9j8/
ファッションサブスクリプションの「メチャカリ」が展開するリポストキャンペーン。
公式アカウントをフォローのうえ、上記の投稿を公式アカウントをタグ付けしてリポストしたユーザーのなかから抽選で1名に写真のメゾンドフルールのギフトセットが当たるというものです。
Instagram過去炎上事例
Instagramを活用してプロモーションを行ううえで気をつけたいのが、ユーザーから公式アカウントの投稿内容を巡って「ステマ」を疑われたり、批判が殺到するなどして炎上してしまうこと。
Instagram はTwitterに比べ炎上しにくいといわれていますが、炎上はSNS全般で起こり得ることなので、やはり注意する必要があります。
ここでは、企業アカウントにおける過去のInstagram炎上事例をご紹介します。
お父さん犬とくっきーのコラボ投稿(ソフトバンク)
画像引用:Instagram (@shirato.jiro)
ソフトバンクがCMに起用しているお父さん犬「白戸次郎」のアカウントで、お笑いコンビ「野性爆弾」のくっきーとのコラボ写真が次々に公開されたところ、ユーザーから不快感をあらわにしたコメントがつき、炎上。その後、謝罪の投稿が行われました。
普段の投稿とはまったくイメージの異なるフォロワーの「お父さん犬のほのぼのとした写真を見たい」というニーズを無視するようなクリエイティブを掲載したことが炎上の原因になったといえます。
「いろはに青汁」でステマ騒動(フライ)
メディア運営を行うフライが運営していたWebサイト「いろはに青汁」のランキング上位の商品を飲んでダイエットに取り組むアカウントがあり、2万3,000人以上のフォロワーを獲得していましたが、実は、フライの社員がやらせで運営していたアカウントだったと発覚し、炎上しました。
現在は、同アカウントは削除され、「いろはに青汁」も閉鎖されています。
災害のなかでの投稿に批判が殺到(Le ment)
https://www.instagram.com/p/Bk7iLPWllwx/
企業アカウントではないのですが、投稿内容とタイミングのちぐはぐさが問題視され炎上された事例をご紹介します。
モデルでタレントの山田優が、自身がイメージキャラクターを務めるLe mentの日焼け止めスプレーを勧める内容を、西日本豪雨のさなかに投稿し、非難のコメントが多数つけられました。
プロモーションを行う際は、世論に配慮した内容・タイミングで投稿する必要がありそうです。
まとめ
Instagramは10~20代の若い女性を中心にそれ以降の年代の女性や若い男性にも浸透しているSNSです。
写真がメインなので、商材によって相性の良し悪しがありますが、キャンペーン事例でご紹介したように、商品・サービスと直接は関係がなくてもインスタ映えする被写体を指定して投稿を促すキャンペーン展開など、工夫次第でプロモーションへの活用が可能です。
広告の種類も幅広く用意されているので、広告運用+公式アカウント運用で自社に合った効果的なプロモーションに取り組んでみてください。運用に当たっては、炎上対策もしっかり行いましょう。
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