エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. ソーシャル
  3. 「SNS×PR」が熱い。PR業界が注目するソーシャルメディアの活用について

「SNS×PR」が熱い。PR業界が注目するソーシャルメディアの活用について

記事公開日:2014/10/09
最終更新日:2023/11/17
「SNS×PR」が熱い。PR業界が注目するソーシャルメディアの活用について

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。

本ブログでも、何度かテーマに取り上げているコンテンツマーケティングやオウンドメディア、それらが習熟した先にある「情報の拡散」の手段となる、FacebookやTwitterに代表されるソーシャルメディアが、PR業界にとってトレンドとなっております。

写真の掲載を前提としたユーザー同士の近況の共有は、記事をシェアして、知り合いからまたその知り合いへと、ユーザーの興味に基づいて自然発生的に拡散していきます。このソーシャルメディアを用いて企業とユーザーを繋ぐ「SNS×PR」について注目し、市場規模を交えながらご説明します。

1.PRとは

広告や広報を表す言葉として使われるケースも多いのですが、元来、「パブリック・リレーションズ/public relations」の略になります。意味としては「企業・団体と大衆・公衆と間に良好な関係を築いていくこと」というものになります。

現代では、PRと一言に表しても様々な意味を持っている場合が多いのですが、いずれにしても社会や世論との関係性を向上させることを目的としており、特に双方向のコミュニケーションに重きを置く場合が増えています。

社会や個人に対して自らを理解してもらうと同時に、社会や個人が持つ意見やイメージを広聴していくことでより良い関係を築いていくことが可能になります。

しかしながら、ここでいうPRは媒体の枠を買って行う広告とは違い、「企業が自らメディアに対して発信した情報を第三者的な立場から評価してもらい、広告費を払うことなくマスコミなどに発信してもらう手段」を指します。

例えば、ある企業が新商品のプレスリリースを発信し、それがニュース番組に取り上げられたり、Yahoo!のトップニュースに取り上げられるなどのケースが代表的です。この場合、企業はただ単に新商品の情報を発信しただけでは、取り上げられることは当然ありません。社会のトレンドと商品を結び付けたり、発表会で今話題の芸能人の起用するなど手法は様々ですが、各種報道機関は限られた枠の中で一般ユーザーが興味をもってくれそうなものを優先的に取材し発信していきます。

となれば、自社でもこのような手段で商品や会社を認知させたい。「しかしどうすればいいのかわからない」そんな時に出番になるのが、PR会社です。

2.PR業界の市場規模について

まず実際に、PR業界はどれくらいの規模があるのでしょうか?こちらのデータをご覧ください。

PR業界の市場規模

※出典:公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 より

2012年の市場規模は901億円となっており、2008年度の741億円と比較すると、4年間で21%の成長を果たしています。伸び率は年々増加傾向にあり、2013年の前年比の16%成長が見込まれています。

このグラフからみてもわかるように、市場の規模は今後も拡大し、また伸び率も年々上昇しています。

3.今、「ソーシャルメディア×PR」が熱い

そんなPR業界の中で、PR会社が行う業務の中でも今特に注目されているのが「ソーシャルメディア関連」です。

日本パブリックリレーションズ協会の実態調査によると、全39項にわたる取り扱い業務の中でも、「PRコンサルティング」と「危機管理」に並んで、今後ニーズが増えると思われる業務は「ソーシャルメディア関連」が64%でトップとなっております。

昨今、企業のプロモーション活動において、FacebookやTwitterをはじめとするソーシャルメディア活用のケースは増えていますが、PR会社の事業においても、同様のケースは増えています。

PR会社が行うソーシャルメディアの活用は多岐にわたり、情報の発信者の育成やコンサルティングを行う企業も多くあります。

企業がソーシャルメディアの運用開始する際の基本事項をや注意点を、企業の担当者に抑えてもらうための勉強会から始まり、競合他社が行っているソーシャルメディア活用の分析や事例収集、運用していく上での目標設定やガイドラインの作成など、アカウントの立ち上げから運用までを一括してサポートしているケースが多いようです。

もちろん、実際のキャンペーン情報などを発信していくサポートや企画も同時に行っております。

「競合他社がやっているからFacebookを始めたい、けどどこから始めたらいいのかわからない」という方も多いのではないかと思います。その場合には、PR会社に依頼すれば、立ち上げから運用まで効果的な方法を実践することが出来るのです。

4.代表的なPR会社

数ある中でも、上場している代表的なPR会社ご紹介します。

株式会社ベクトル

株式会社ベクトル

戦略的なPRを得意とする会社。設立20年から二十年ほどで売り上げトップに。海外展開を行っており、現在日本を含めアジアに8つの拠点を持つ。

株式会社プラップジャパン

株式会社プラップジャパン

1970年設立。老舗のPR会社。5社の連結子会社を持ち、うち2社は中国を中心に展開。

共同ピーアール株式会社

共同ピーアール株式会社

1964年設立。こちらも老舗のPR会社で人間の目のような企業ロゴが印象的です。WEBPRとしてWEBサイトの企画から制作なども行っています。

5.まとめ

上記のように、ソーシャルメディアを絡めたPRがトレンドになっているのは事実ですが、元をたどると、一般ユーザーの興味関心がソーシャルメディアにあるということが原点です。

今後、ソーシャルメディアに代わる媒体が出てくれば、業界の動向もそちらにシフトしていくのではないかと思われます。なので、引き続きPR業界が活用する媒体に注目すれば、その時代のトレンドが見えてくるのではないでしょうか。

関連キーワード

Instagram Facebook Twitter

特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング

この記事を共有