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魅力的なInstagramアカウントを作るための 「運用ルール」の作り方

記事公開日:2018/04/17
最終更新日:2023/10/27
魅力的なInstagramアカウントを作るための 「運用ルール」の作り方

昨今、SNSによる商品・サービスの販路が10代~20代の若い世代を中心に急速に広がっています。

トレンダーズ株式会社が行った2017年の調査によると友人や知人、芸能人などの投稿を見てSNSをきっかけに物を購入した経験のあるユーザーは65%にものぼるそうです。

このように企業のマーケティングにおいて重要な手法となってきたことに伴い、Instagramをはじめた企業も多いでしょう。

Instagramをはじめるにあたって、実際に何をどのようにして運用をしていけばよいのかわからない担当者も多いのではないでしょうか。

今回は、まずはじめに必ず作る必要のある「運用ルール」の作り方をご紹介します。

絶対に必要な「運用ルール」

「運用ルール」は例え運用担当者が一人だったとしても作る必要があります。

その理由は、魅力的なInstagramには必ず世界観が存在するからです。

ユーザーがフォローする際に決め手となる理由の中には、新しいもしくはお得な情報が欲しい、アカウントの運用者のファン、などもあげられますが、「ローリエプラス 10代、20代女子に聞くInstagramに関する実態調査」によると、「投稿の世界観が気に入ったから」と回答しているユーザーが7割以上。

その世界観を大切にするためには、決めるべき7つの運用ルールがあります。

一番はじめに、まずこの7つを決めておけば世界観をブラすことなく運用することができるでしょう。

その1:アカウントの目的

企業がInstagramを運用する上では、まずその目的が重要になります。

例えば、ブランドの認知度を広めたい、若年層をウェブサイトに誘導したい、ファンを増やしたい、などが目的としてあげられるでしょう。

例えば、認知度を広める方法とウェブサイトへ誘導する方法では投稿する画像や投稿頻度、どのハッシュタグをつけるか、など運用方法が全く違うものになるでしょう。

どのような目的でアカウントを開設するのかを必ず一番はじめに決めるようにしましょう。

その2:訴求ターゲット

Instagramを運用する上でもどんなユーザーをターゲットにするのかを考えながら投稿する必要があります。

そのためには、実際に具体的なペルソナを描いてみましょう。

年齢・性別・居住エリア・職業・趣味や関心・家族構成など、深いパーソナルな情報まで落とし込んで、目的にあった理想のターゲット像を作ります。

そうすることでそのペルソナ像が好みそうな投稿画像やInstagramを利用していそうな時間などが見えてくるでしょう。

思い描いたユーザーが獲得できているかどうかを確認しながら、運用を回していくことができるので、訴求ターゲットもしっかり決めておくことが大切です。

ペルソナ設計について下記ブログにも詳細情報を載せていますので、こちらも合わせてご確認ください。

その3:KPIの設定

KPIとは重要業績評価指標のことで、目標達成に向けての補助となる施策や基準などのことを指します。

例えば、「ブランドのファンを増やしたい」という目的だった場合、KPIとしては「1投稿にあたりの平均コメント数」や「Instagram限定のクーポン使用率」などを設定することができるでしょう。

KPIはひとつある必要はありません。

複数の指標を立ててその達成を積み重ねていくと、最終的に目標・目的が達成できるという流れになります。

なお、KPIが達成できているかについては最低でも月に一度は振り返るようにしましょう。

その4:投稿のテーマ

「世界観」と聞くと「そのアカウントのテーマ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

目的やペルソナが決まると、訴求したいユーザー像が浮かぶので、どのようなテーマで投稿を行えば良いかを決めることができるでしょう。

これがぶれると統一感のないアカウントになってしまい、結局何を伝えたいのか、何を情報として提供してくれるのかがユーザーに伝わらないということに繋がります。

例えば「健康に関する食のレシピ」や「リゾートに似合う洋服コーディネート」など、アカウントに何かテーマを持たせて投稿することで、よりユーザーへ共感を促すことができるでしょう。

その5:加工方法

InstagramはSNSの中でも雑誌のように写真がメインの媒体となっています。

他のSNSに比べて、ただ単純に写真を載せるのではなく、加工を行って掲載している投稿が非常に多いことが特徴です。

Instagramで投稿を行う際にも写真を選択した後に加工方法を選ぶことができますし、現在はスマートフォンのアプリでも写真の加工が気軽にできます。

加工方法を統一することにより世界観も増しますので、どんな加工方法を施して掲載を行うかも決めておくと良いでしょう。

 

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その6:投稿頻度と時間

投稿の頻度や時間がペルソナによって変わることは「訴求ターゲット」で説明したとおりです。

狙いたいユーザーの行動に合わせて投稿する頻度や時間を変える必要があります。

例えば、ペルソナが「入社2年目の事務職の女性」だった場合には9時から18時を勤務時間と想定し、Instagramを見る時間は通勤時が多く、次にお昼休みの時間に見るという仮定を立てます。

フォロワーが投稿を見る確率が上がる時間は投稿から3時間後までといわれているので、会社の行き帰りである9時前と18時以降に投稿時間を集中させると良いでしょう。

頻度に関しても、一日に一度か二度程度行うことでユーザーがInstagramを開く際に新しい情報を提供することができると予想できるでしょう。

その7:コメントに関するルール

フォロワーがコメントしてくれた際にどんな返信をどのタイミングで行うかについてもルールを決めておくと良いでしょう。

例えば「返信は2日以内に丁寧な言葉遣いで絵文字を使わない」や「明らかに宣伝と思われるコメントは1日以内に削除を行う」などがあげられます。

世界観を保つためには運用者の質も問われるということです。

そのため、写真を掲載する際のコメントも重要で、運用者は素朴で身近なタイプなのか、堅苦しく丁寧なタイプなのか、それぞれユーザーが運用者を具体的にイメージできるようになると、よりアカウントの世界観を引き出すことに繋がるでしょう。

統一性をもたせることが成功への近道

アカウントを開設することになったら、はじめに決めるべき7つの運用ルールを紹介しました。

これらはどれも必要不可欠で、アカウント運用し始めから決める必要がある項目です。

ルールを決めることによって、アカウントの内容や意図がぶれなくなるため、世界観により磨きがかかることになるでしょう。

はじめはかっちり決めることができなくても仕方ありません。

仮定でルールを決めていくことで、何が目的にマッチする運用方法なのかを探ることができるでしょう。

まずはルールを決めて、それに沿った統一性のあるアカウント運用を心がけるようにしましょう。

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