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SEOのキーワード選定の手法まとめ!お役立ちツールや無料で使えるサイトまで!

記事公開日:2021/05/21
最終更新日:2023/11/17
SEOのキーワード選定の手法まとめ!お役立ちツールや無料で使えるサイトまで!

「キーワード選定」はSEO対策の基本です。いくら優良なコンテンツを作っても、間違ったキーワードを選んでは、検索順位が上がらず、ユーザーの目に留まることはありません。


また、仮に狙ったキーワードのSEOに成功しても、ユーザーの期待とコンテンツの内容にギャップがあれば、最終的なお問い合わせ(コンバージョン)につなげることはできません。(そもそも最近は、コンテンツのマッチ度が低ければ上位に表示されにくくはなっていますが…)


とはいえ、いざ考えてみると対策すべきキーワードが思いつかなかったり、適したワードなのかわからなかったり……悩んでしまうWeb担当者も多いでしょう。

そこで今回は、SEOのキーワード選定の方法から便利なサイトまで、すぐに使える手法をまとめてご紹介します。

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SEOにおけるキーワード選定の重要性

検索エンジンで、サイトを検索結果の上位に表示させるためのSEO対策。検索順位は独自のプログラムである「検索アルゴリズム」で決められていて、その仕組みは公開されていません。そのため、過去の傾向から予測して、検索されやすい、需要のあるキーワードを使って記事やコンテンツを作成していくことが必要となります。

しっかりとした分析に基づいてキーワードを選べば、検索結果の上位に表示されやすくなり、アクセス数を伸ばすことができます。反対に、間違ったキーワードを選定してしまうと、競合が強すぎて検索結果の下位に埋もれてしまったり、ターゲットとしているユーザーに検索されず、せっかくのコンテンツが届かなくなってしまったり、成果に結びつきにくくなります。

また、「沖縄ホテル 予約」のようにキーワード検索からアクセスしてきたユーザーは、商品やサービスへの関心が高いため成果につながりやすいといわれています。適したキーワードを選定できれば、商材に興味を持った見込み客からのアクセスが期待できるでしょう。

キーワードは、ユーザーが抱えている疑問や課題から考えることが重要です。運営側の想定する単語とユーザーが検索するキーワードは異なるかもしれません。たとえば、子どもに多い病気の「溶連菌感染症」の患者に対して記事を作る際、「溶連菌感染症 治療」というキーワードを選ぶより、「子ども 喉の痛み」といった単語の方が検索されやすい場合もあります。

このようにキーワードの選び方ひとつで、サイトへのアクセス数が変わってきます。SEO対策のファーストステップして、まずはキーワード選定の知識をしっかりと身につけましょう。

検索キーワードの種類

検索キーワードの種類は、Googleが提唱している「Do」「Know」「Go」「Buy」の4つに分類されます。Googleでは、「ユーザーが何を目的に検索したのか」といった、検索意図(インテント)を検索アルゴリズムの分析対象としています。サイトの意図が正しく分類されるよう、内容をしっかり理解しておきましょう。

Do

「Do」は「何かしたい」「やってみたい」というアクションにつながる検索ワードです。たとえば何かをつくる、ダウンロードする、登録する、資料請求するなどの行動を指します。このキーワードは、サイトのコンバージョン(成果)に結びつきやすいですが、その分同じキーワードを選ぶ競合も多くなります。上位を狙うのは難しくなるので、成果を早く求める場合は、広告を出した方がいいかもしれません。

Know

「Know」は「知りたい」という情報収集のためのキーワードが分類されます。「SEO対策とは」といった検索のように、情報を集めたい、意味を知りたいというときに入力されやすい言葉です。「Do」のような直接的な成果にはつながりにくいですが、有力な情報を提供すれば、何度もサイトを見に来てくれるリピーターを増やすことができます。認知度を上げてサイトに親しみを持ってもらうことで、購入につなげたり、企業イメージを浸透させたりできるでしょう。

Go

「Go」は検索した場所に行きたい、指定したサイトやコンテンツに移動したいという意図を持つキーワードです。「Yahoo ホームページ」という検索は「Yahooのホームページが見たい」という意図が読み取れ、Yahoo!のトップページが上位に表示されます。このように特定の場所を指名した検索なので、目的がはっきりしているのが特徴です。

Buy

「Buy」は商品やサービスを「購入したい」「申し込みたい」という検索ワードです。物販ページなどにユーザーを導くことができれば売上アップに直結するので、こちらもコンバージョンに結びつきやすいですが、「Do」と同様、ライバルが多くなるので選ぶ際は注意しましょう。

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検索キーワード選びのステップ

それでは、実際にキーワードを選ぶときの手順をご紹介します。

サイトの目的を明確にする

キーワード選定をする際には、サイトの「目的」や「目標」を明確にする必要があります。たとえば、レディスファッションのECサイトを運営しているサイトで、「SEO」や「Web広告」の情報を扱うページがあったら違和感を感じます。洋服購入を求めて訪れたユーザーが「SEO」の情報に関心があるでしょうか。サイトの意図と異なるキーワードを選ばないよう「なぜホームページを開設するのか」「最終的にはどんな成果を得たいのか」をしっかり設定しましょう。

狙いたいターゲット・ペルソナを明確にする

次は、どんな人にサイトやコンテンツを見に来てほしいかを考えましょう。対象があいまいでは、サイトの中身もぼんやりとした内容になってしまいます。アクセスしてほしいユーザーの性別、年齢などターゲットを設定しましょう。また、架空の顧客を想定するペルソナ設定も有効的です。家族構成、価値観、ライフスタイルなど詳細を決めて、具体的にイメージすることでアプローチしたいユーザーが浮き彫りになります。

ツールを使って関連ワードを洗い出す

いよいよサイトに関連するキーワードを探していきます。まずは、軸となるキーワードを決めましょう。サイトにとって最も重要で関連性の高いキーワードを選びます。軸キーワードは検索されやすい、シンプルな単語がおすすめです。

軸キーワードが決定したら、そのキーワードを膨らませていきましょう。とにかく「数」を出すのがポイント。そのときに活用したいのが「サジェストキーワード」です。

サジェストキーワード

画像引用:Google


サジェストキーワードとは、検索エンジンで単語を入力すると下に表示される検索候補のこと。何を検索しようとしているのか、入力した文字から予測表示してくれる便利な機能です。よく入力されるキーワードが表示されるので、これを見ればユーザーがどんなパターンで入力しているのかすぐにわかります。



 

また、結果の一番下には、検索したワードに関連するキーワードも表示されます。こちらは入力傾向の高いワードではなく、入力した単語と一緒に検索されやすいキーワードです。サジェストキーワードとは異なる単語が表示されるので、こちらも参考にしてみましょう。

さらに、サジェストキーワードやトレンド情報を一括で教えてくれる便利なサイトをご紹介します。

ラッコキーワード

画像引用:ラッコキーワード

無料登録するだけで利用できるキーワードリサーチツールです。調べたいキーワードを入力すると、その単語と一緒に検索されているワードを教えてくれます。

Google検索だけでなく、「Bing」や「YouTube」などほかのサイトの検索結果も簡単に表示できます。また、Googleトレンドによる検索推移のグラフなども同時にチェックできるので、ニーズを把握するのに最適なWebツールです。

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キーワードをカテゴリ分けする

キーワード候補を選んだらカテゴリ別に分けて整理しましょう。その際、どんな検索意図があるのかで分類しておくのがおすすめです。キーワードごとにいくつかコンテンツを作成したものの、検索意図がすべて同じだった……というダブりを防ぐことができます。また、キーワードを整理しておけば、不足しているカテゴリやワードの漏れも確認しやすくなります。

検索ボリュームを比較する

最後に検索ボリュームを比較します。検索ボリュームとは、「キーワードの検索回数」のことで、一般的に月間の検索回数が基準となります。

検索数の多いワードは「ビッグキーワード」と呼ばれ、たくさんのユーザーに検索されますが、他社にも使用されやすいので、上位にあがることは難しくなります。反対に検索数が少ない単語は「スモールキーワード」といわれ、競合も少なくなります。

ただし、競合が多いからといって諦める必要はありません。他社のコンテンツをチェックして自社サイトを見直すことで、上位に近づく可能性が広がります。

このように、検索ボリュームをチェックしておけば、今後選んだキーワードに対してどのような対策が必要か明確になってくるので、きちんと比較しておくことが大切です。

ここで、検索ボリュームを調べる際に便利なサイトを2つご紹介します。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

画像引用:Ubersuggest

アメリカのWebマーケターであるニール・パテル氏が運営するWebツールで、1日3回まで無料で検索が可能。このツールでは、検索ボリュームのほか、検索エンジンで上位表示させる難易度、有料広告枠に上位表示させる難易度、Google広告のクリック単価を教えてくれます。さらに、関連するキーワード候補や、SNSでシェア数の多いコンテンツも一覧で表示。手軽にキーワードにまつわる詳細情報が得られます。

ただし、無料で利用する場合、閲覧に制限がかかってしまうので、無制限で利用したい場合は月額2,999円がかかります。

Googleキーワードプランナー

画像引用:Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Googleが提供しているWebツールで、Ubersuggest同様に検索ボリュームを教えてくれます。無料で利用ができますが、Google広告への登録が必須で、広告を出稿していないと、検索ボリュームが「1万~10万」という形でアバウトにしかわかりません。ですが、無料版でも大体の検索ボリュームがわかりますし、こちらも関連キーワードや広告単価、競合性など、知りたい情報は把握できるので、ぜひ活用してみましょう。

まとめ

キーワード選定は、簡単に思いつく単語だけでなく、競合はどのくらいか、ユーザーのニーズにマッチしているのかなど、さまざまな観点からポテンシャルの高いワードを選ぶことが重要です。

とはいえ、難しく考えることはありません。まずは手順を追ってサイトの分析から始めましょう。目的やターゲットなどを明確にし、便利なWebツールを活用していけば、自然とキーワードが湧いてきます。

ただし、市場のトレンドに合わせて、ユーザーのニーズは変化し続けます。日々の順位確認はもちろん、検索順位が改善しない場合は、キーワードを見直して、コンテンツのブラッシュアップをしていきましょう。


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  • この記事を書いた人
  • エムタメ!編集部
  • クラウドサーカス株式会社 マーケティング課

    プロフィール :

    2006年よりWeb制作事業を展開し、これまでBtoB企業を中心に2,300社以上のデジタルマーケティング支援をしてきたクラウドサーカス株式会社のメディア編集部。53,000以上のユーザーを抱える「Cloud CIRCUS」も保有し、そこから得たデータを元にマーケティング活動も行う。SEOやMAツールをはじめとするWebマーケティングのコンサルティングが得意。

    メディア概要・運営会社→https://mtame.jp/about/

    Twitter→https://twitter.com/m_tame_lab

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