情報の一元化をしないと危ない!?【BtoB企業はPIMの概念を理解すべき理由】
最終更新日:2023/11/17
こんにちは、ラボブログ編集部です。
師走の季節で街中がワイワイし、華やかイルミネーションに包まれておりますね。
WEB担当をしている私ですが、社内の小さなツリーを見て、「今年の仕事の締切クリスマスだ…」と思いながら、少しクリスマスを嫌いになっております。
本題に入ります。
1.PIM(Product Information Management)の紹介
以前、弊社ブログで、【PIM(Product Information Management)について】と言うブログを書きました。
そのブログへの流入が一時的に伸びており、社内では小さなバズに喜んでおります。
そこで今回は、別の切り口から、PIMを分かり易く紹介させて頂きます。
【Webサイトの重要性と更新障害】
まず、PIMを知る前に、BtoB中小企業において、WEBサイトでどのような課題があるかを紹介いたします。
BtoB企業において、製品・サービスの購入のために参照する情報源を何から得ることが多いのかについてのアンケート結果が以下になります。
出所:日本ブランド戦略研究所「BtoBサイト調査2014」
上記画像の通り、製品・サービスの購入のために最も参照する情報源は企業Webサイトであり、他の情報源を大きく上回っています。
WEBサイトが製品・サービス購買行動に大きく携わる中で、自社のWEBサイトを閲覧するユーザーはどれほどいるのか。
弊社のお客様にアンケートを取らせて頂きました。実際に営業をされている方にアンケートを行いました。
Q1,自社WEBをどれくらいの頻度で閲覧しますか?
A1,
3人に1人は週一回以上Webサイトを閲覧しており、自社のWEBサイトを活用しようとしております。
Q2,自社Webサイトに掲載されている情報に満足していますか?
A2,自社Webサイトの情報(量・質)に満足していない営業の方は7割。何かしらに不満を抱えておりますが、営業の方に伺っているため、製品・サービスページへの不満が多くなっています。
Q3,自社Webで製品・サービス情報で不足しているのはどんなものですか?
A3,不足しているものは「事例・ノウハウ・実績・データ」 約4割を占める。割合となっています。
上記の結果から、Webサイトに重要性は感じている方が多い中で、改善には至っていないことが多くなっています。
理由としては、『情報の更新するのが手間』と考えられているからです。
Webサイトに対して情報更新の簡易性がニーズとして多くなっています。
そこで重要視されているのがPIMの概念になります。
2.PIM(Product Information Management)について
『PIMとは、商品情報を一限管理し、様々な媒体に連携して利用できるようにする情報管理手法』です。
社内にある商品データベースからWEBサイトやカタログ、代理店向けのアプリケーションなど必要な情報を適切な媒体、デバイスを通してユーザーに商品情報をPIMの概念で届けやすくします。
3.PIMの改善例
WEBサイト、代理店専用ページ、電子カタログ、カタログ等、それぞれの更新担当者が行っていた場合。それぞれの更新手法では、別々の更新担当者がバラバラのデータで更新することが多くあります。
データがバラバラの場合、同じ製品・サービスの説明をしても、伝え方によってニュアンスが変わっていたり、仕様が最新になっていないという事態を起こす可能性があります。
PIMの概念を持った更新の仕方であれば以下のような流れになります。
データベースから情報を取得することにより、常に最新で、間違った表現がある情報を蔓延することを防ぎます。
情報の一元化を行い、正しいデータを利用し、更新工数も少なくすることが求められています。
4.PIMの課題点
PIMには課題点があり、費用が高い点にあります。
PIMに必要な要素として大きく3つあります。
- (ターゲットを)セグメント分けをした情報提供
- 各媒体への自動変換
- 情報の一元管理
以上3つがそろうことでPIMは行えると言われております。
仕様としても、サーバー構築から、独自システムの開発、基幹システムとの連携等、
やることは多くあり、PIMをやりたいと思っても出来ない事が多くあります。
費用は数百万~数千万と幅も広くなっています。
5.弊社での簡易的なPIM事例
業務用音響機器を海外から輸入をしている商社で、ブランドの数も多く、製品点数は整理をするのに困っている状態でした。
海外に本社があり、仕様やソフトウェアも最新のものに切り替えと日々情報の更新は多くありました。
そこで、データベースとホームページを最新にし、お客様にも、社員の方々にも、ホームページで確認するように仰いで、間違った情報や、
古い情報提供を起こさない施策をPIMの概念から提案させて頂きました。
今では、ホームページの情報を基に、営業、サポート活動に生かしていただいております。
副産物として、PV数、新規ユーザー数、ページ回遊率の向上にもつながっております。
6.最後に・・・
弊社のお客様では、中小企業様が多く、どこまでやるべきかわからないという企業様も多くいらっしゃいます。
自社として、製品・サービス情報の一元化はどこまで行うべきかを考えられている方がいらっしゃいましたら、
是非弊社へご相談いただければお答えさせて頂きますので、お問い合わせまで頂ければ、弊社のPIM担当者がお答えいたしますので、是非ご一報ください。
以上