【2022年最新版】今だから読みたい!DX(デジタルトランスフォーメーション)の参考本【12選】
最終更新日:2023/10/27
デジタルトランスフォーメーション(DX)を理解するのに役立つ参考本をご紹介します。
現在では一種のバズワードのようにもなっている「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)は、デジタル変革と訳され、DXとも表記されます。
最新のデジタル技術を駆使して組織の経営戦略やプロダクト、業務フローなどを変革させることを指します。
デジタルトランスフォーメーション(DX)について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
【関連記事】
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目次
1 DXビジネスモデル ~80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略~3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際
2 担当者になったら知っておきたい 中堅・中小企業のための「DX」実践講座
3 いまこそ知りたいDX戦略 ~自社のコアを再定義し、デジタル化するサブスクリプションシフト DX時代の最強のビジネス戦略~
4 DXの思考法 ~日本経済復活への最強戦略
5 イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション) デジタル技術で爆発的に成長する産業、破壊される産業
6 サブスクリプションシフト DX時代の最強のビジネス戦略
7 システム思考がモノ・コトづくりを変える デジタルトランスフォーメーションを成功に導く思考法
8 企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書
10 データレバレッジ経営 デジタルトランスフォーメーションの現実解
DXビジネスモデル ~80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略~
著:小野塚征志 出版:インプレス(2022年5月発刊)
最先端のDXを丸ごと理解
DXによって収益化=マネタイズができている企業とそうでない企業は何が違うのか、そもそも変革できたのか、どこで差がついたのかというのは関心の高いテーマです。
そこで本書では、DXビジネスを「場を創造する」「非効率を解消する」「需給を拡大する」「収益機会を拡張する」の4つの軸でカテゴライズし、全80の先進事例を図解。デジタルによってどうようにビジネスや業界に変革を起こし、収益をあげるのか、ビジネスモデルをひもときます。
【目次】
ch1 DXの基本思想
1.1 DXの定義
1.2 DXの必要性
1.3 DXの進化形態
1.4 DXの戦略的方向性
1.5 ビジネスモデルとしての基本要件
ch2 場を創造するビジネス
2.1 場を創造するビジネスの価値
2.2 今までになかった場を創るビジネス
2.3 リアルな場をバーチャルに変えるビジネス
2.4 場を創造するビジネスに求められる要件
ch3 非効率を解消するビジネス
3.1 非効率を解消するビジネスの価値
3.2 作業をなくすビジネス
3.3 人手を不要とするビジネス
3.4 ダイレクトにつなぐビジネス
3.5 非効率を解消するビジネスに求められる要件
ch4 需給を拡大するビジネス
4.1 需給を拡大するビジネスの価値
4.2 余剰を売れるようにするビジネス
4.3 買わなくても使えるようにするビジネス
4.4 売る人/買う人を増やすビジネス
4.5 需給を拡大するビジネスに求められる要件
ch5 収益機会を拡張するビジネス
5.1 収益機会を拡張するビジネスの価値
5.2 モノを利用するビジネス
5.3 サービスを利用するビジネス
5.4 事業基盤を利用するビジネス
5.5 収益機会を拡張するビジネスに求められる要件
ch6 DXの実現方法
6.1 DXのアプローチ
6.2 DXのマインドセット引用元:インプレスブックス
【口コミ】
担当者になったら知っておきたい 中堅・中小企業のための「DX」実践講座
著:船井総合研究所 デジタルイノベーションラボ 出版:日本実業出版社(2021年8月発刊)
■本書の特徴と構成
本書の特徴は以下の3点で、中堅・中小企業におけるDX推進の実務書として活用できる内容となっています。
1. 業績向上にフォーカスしている
2. 全業種対応の「DXジャーニーマップ」というフレームワークを活用している
3. 中堅・中小企業向けの事例が豊富
あらゆる業種・業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)への期待は高まっているが、実際にDX導入がうまくいくケースは少ない。なぜなら、デジタル化を進める際に、必ず立ちはだかる大きな壁が存在するからだ。
たとえば、
・全体最適の視点でデジタルツールの導入を検討できていない……
・部署によって導入されているシステムがバラバラでデータの連携ができていない……
・DXを推進する中心人物が不在だったり、いても権限が与えられていない……
・目的が明確でなく、DXそのものが目的になってしまっている……
などなど。
本書では、著者が実際のコンサルティングで活用している独自の「DXジャーニーマップ」を中心に、導入にあたっての考え方、導入計画の作成方法、導入プロセスの進め方など、失敗しないDXプロジェクトの進め方を具体的に解説する。
DXをテーマとした書籍の多くが大企業や有名企業の事例をもとに解説しているのに対し、本書では業種ごとに中堅・中小企業のDXジャーニーマップの例をあげるなど、自社における導入イメージがつかみやすい。
【目次】
第1章 なぜ、デジタル化はうまくいかないのか?
第2章 DXで実績を上げるためのストーリーを描く
第3章 自社の現状レベルを知る「DX診断」
第4章 DX設計図「DXジャーニーマップ」を作る
第5章 RPA×BIで実現する「リアルタイム経営システム」
第6章 自社に合ったデジタルツールを選定する
第7章 中堅・中小企業のDX成功事例
第8章 DX推進でよくある課題と対処法
第9章 失敗しないDXプロジェクトの進め方
巻末付録 中堅・中小企業のDXにおすすめのデジタルツール引用元:Amazon
【口コミ】
【口コミ】
いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する
著:石角 友愛 出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン(2021年4月発刊)
なぜ、あなたの会社のDXはうまくいかないのか? シリコンバレーに学ぶDX戦略の最先端
自社のDXを成功させたい経営者とリーダー必読の一冊!
現在、日本では空前のDXブームが起こっています。
皆さんの中にも、社内にDX推進部ができたとか、DXを進めるよう社長から指示があったという方は多いでしょう。とくにコロナの影響でリモートワークが急速に進んだ企業では、DX推進が最優先課題になっているという話もよく聞きます。
しかし、実際にDX推進に向けて動き出した企業の担当者の話を聞くと、
「何から手をつけていいのか、わからない」
「見積もりをとってDXプロジェクトが動き出したが、途中で頓挫した」etc…
なぜ、日本企業のDXが失敗するのか。
そこには大小いくつもの理由がありますが、最大の原因は「DXとはいったい何を指すのか」について、経営者やDX担当者が共通言語を持っていないことにあるのではないでしょうか。
本書ではDXの定義から始まり、欧米や日本の数多くの企業の事例を紹介しながら、皆さんの会社のDXを推進するための考え方やフレームワークについてお伝えしていきます。
【目次】
第1章 そもそもDXとは何か?
・単なるITツール導入のことではない
・DXとは第四次産業革命そのものを指す
・会社のコアをデジタル化することがDXである
・あなたの会社にとって、「ジョーダンのバスケ」は何だろうか
・自社のコアを見極め、DXを行う――モデルナの事例
・自社のビジネスモデルの脆弱性を理解し、防衛策としてDXを行う
・デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォメーション(DX)の違い
・AIはDXのためのツールである
・サイロ化(縦割り構造)はなぜ問題か――マイクロソフトの事例
・A W Sはどのように生まれたか
・カタツムリステップと馬跳びステップ
・DXでオールドメディアを事業再生する――ワシントンポストの事例
第2章 DXを推進するために超えるべき壁①「何から手をつければいいかわからない」
・DX推進を阻む3つの壁
・「課題は見えないが、とにかくDXを推進したい」の危険
・デジタル庁の取り組みの課題点は何か
・企業の課題を抽出する
・「その課題はAIで解決できるか?」
・データがないとAI導入できない?
・パッケージ型か、カスタムメイド型か
・世界のAI潮流マトリックス
・事例:帝王切開の出血量を検出するAI(強化型×パッケージ型)
・事例:雑草だけに除草剤を噴霧するスプレイヤー(強化型×パッケージ型)
・事例:顧客とのエンゲージを高めるチャットボット(自動型×パッケージ型)
・事例:タレントの好感度判断(強化型×カスタム型)
・事例:離脱タイミングの予測(強化型×カスタム型)
・事例:少量・多様化にも適応するAI導入(自動型×カスタム型)
・DXで重要なのは、現実的な期待値を持つこと
・ファックスでの受注を自動化するプロジェクト――ベストパーツの事例
・ガートナーが提示するAIハイプサイクルが示すもの
第3章 DXを推進するために超えるべき壁②「なかなか実現フェーズに進まない」
・POCの壁とは?
・大企業で陥りやすいPOCの壁
・AI導入に適した課題を探す――FOME分析
・F:実現可能性(Feasibility)――データはあるか、質は高いか
・データフィケーションとは何か――フジクラの事例
・オープンソースの技術を活用しながら独自のモデルを設計する
・「質のよいデータ」とはどんなデータか
・現場の実情に合わせてUXを最適化する
・クッキーカッター型モデルのリスク
・O:応用性(Opportunity)――横展開できるか、外販できるか
・クラスターモデルとグローバルモデル――ウーバーイーツとネットフリックスの事例
・M:検証性(Measurability)――客観的数値で効果の検証ができるか
・AIモデルのパフォーマンスを評価する4つの指標
・E:倫理性(Ethics)――倫理的に正しいかどうか
・XAI(説明可能なAI)とモデルカード
・まずどの部門でAIを進めるか――不二家事例
・円密度の高いデータにAIを導入する
・物流会社のAIモデル導入――ダイセーロジスティクスの事例
・ネットフリックスのレバレッジポイント
・マッピングチャートで自社のレバレッジポイントを探す
・DX事業化には4つの道のりがある
・AI導入の引き際
第4章 DXを推進するために超えるべき壁③「リソースが足りない」
・イントレプレナーの壁とは?
・DX導入に必要な人材
・AIプロジェクト人選のコツ
・DXチームに必要な人材
・GEのCEO直下DXプロジェクトはなぜ失敗したか
・フランスのエネルギカンパニー――エンジー社の事例
・COEメンバーのキャリア展開
・社内にデータサイエンティストがいない場合
・資産となるAI導入の進め方
第5章 成功するDXのあるべき姿
・ネットフリックスはいかにしてDVD郵送ビジネスから動画ストリーミングに移行したのか
・経営者や担当者が知っておくべきことと、知らなくてもいいこと
・コロナの影響で進むデジタライゼーション
・なぜビッグテックはパンデミックに強いのか
・ビジネスモデルがDXの命運を握っている
・ハードとソフトを融合させコネクティッドフィットネスを実現――ペロトンの事例
・ファイヤーホース式か、フライウィール式か――ネットフリックスとディズニープラスの事例
・ビッグテックと「セクション230」
・ビッグテックに対する規制は今後も増えるのか
おわりに――ダイバージェンスの時代を迎えるにあたって
【口コミ】
DXの本質に迫る~教科書的な一冊~私は、この本を読むまではDX(デジタルトランスフォーメーション)とはいったい何かを理解していませんでした。近年、ニュースやネットの記事などでこの言葉を観る機会が多くなり、概要は把握していたつもりになっていました。
ただ、本質的には理解していませんでした。
この本はその本質的な部分を簡単な言葉に置き換えて、説明されているという印象を受けました。
(DXの本質について、バスケットボールで例えられています。)
特に、下記の点に関しては丁寧に説明がされています。企業・部署で、DXを導入するために、どういった機会を設けるべきなのか。
具体的事例として、著者が経営されているパルアルトインサイト様の導入事例が散りばめられているために、理解のスピードが早まった。
また、DX導入における課題をクリアにするための、独自の評価軸・フレームワークがいくつか紹介されているので、難点克服のための考え方も身に付けられると感じた。
企業でDXを導入しようという方々に向けた本であるとともに、DXに興味を持っている方・最新の技術に興味のある方等にも”DXについての第1冊目・教科書”として参考かつ有用であると、DXについての本質を学びたかった私は感じました。
DXの思考法 ~日本経済復活への最強戦略~
著:西山 圭太 出版:文藝春秋(2021年4月発刊)
「DXの真髄を見事に解き明かした。これからのビジネス、社会を考える必読書」
ーー松尾豊氏(東京大学大学院教授・人工知能研究者)推薦!
「著者は、時代の数歩先を行く天才だ!」ーー冨山和彦氏(IGPIグループ会長) 絶賛!
累計9万5000部(電子含む)突破!『コロナショック・サバイバル』
『コーポレート・トランスフォーメーション』に続く「DX成功への決定書」!
会社、産業、社会、そして国家、個人までが
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の「対象」かつ「主体」となる時代が到来。
天才ビジョナリーが描く「DX成功の極意」とは。「ミルフィーユ化する未来」とは。
【目次】
†DXの要諦は「抽象化」にある
†抽象と具象を行き来する
†タテからヨコへ、ピラミッドからレイヤーへ
†あなたも会社もエコシステムの一部に
†「相対性理論」の感覚を実践する
†人工知能と人間の距離をどう埋めるか
†日本の中小企業が真似しやすいのはドイツ
†アリババが自らをケーキにたとえる理由
†ネットフリックスには、なぜ上司の決裁がないか
†見たことのない「万能工場」のつくり方
†自社の製品・システムから発想してはいけない
†読者のUXを研究していた夏目漱石
†各国が注目するインド政府のデジタル化
†10億人に給付金とワクチンを届ける仕組み引用元:文藝春秋
【口コミ】
レビューの中には、「抽象的すぎる」「答えが示されていない」という指摘があります。確かに、そのような方々にとっては、不向きの1冊かもしれません。著者は、本書の中で、自分(たち)で探索し、答えを創り出しった先にしか、望ましいDXの姿は存在しないことを示しています。それにも関わらず、楽をして1冊の書にDXの答え(恐らくは自身の仕事の答えでしょうが)を求めている時点で、DXの土俵に立てていないかもしれません。逆に言えば、本気でDXに向き合おうとされている方にとっては、本書がその旅路を支えてくれることでしょう。
参考:Amazon
イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション) デジタル技術で爆発的に成長する産業、破壊される産業
著:兼安 暁 出版:彩流社(2019年10月発刊)
GAFA、ユニコーン企業に市場を奪われ、日本の主要産業が次々と消えていく恐怖!個人、企業は、いま何をなすべきか、DXトップコンサルタントが徹底解説!
DXトップコンサルタントが徹底解説する入門書!
● DXとは?
● なぜ、経産省がガイドラインを出すほど、
国も危機感を抱いているのか?
● DXへの取り組みが活発化しているものの、
つまずく日本企業が多いのはなぜなのか?
● AirbnbやUBER、アマゾン、Google
によってどんな産業が破壊されているのか?
● どんな産業が破壊されるのか?
――原子力発電、火力発電、教育産業、スマホ関連……
● どんな産業が発展するのか?
――長寿・美容産業、都市農業・細胞農業、宇宙産業……
● デジタル進化が、さらにどのような変化をもたらすのか?
一般ビジネスパースンから、DX推進担当者、個人投資家まで必見!
【目次】
第1章 DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは何か?
第2章 デジタル技術が生み出したビジネスモデル
第3章 今後、複数の業界で競争ルールを変える注目すべき基盤テクノロジー
第4章 ディスラプトされる産業
第5章 これから発展する産業
第6章 変化の本質
第7章 企業・個人のDX生き残り策引用元:紀伊国屋書店
【口コミ】
SaaSやMaaS、サブスクリプションモデルなど、最近話題となっているビジネスモデルの単語の意味、大まかな理解ができます。さほど専門的ではないので、入門書位置付けふさわしいです。
参考:Amazon
サブスクリプションシフト DX時代の最強のビジネス戦略
著:荻島 浩司 出版:翔泳社(2020年1月発刊)
著者は、勤怠管理・経費精算・工数管理を一体化したグループウェア「TeamSpirit」を提供するクラウドベンチャーである株式会社チームスピリットの創業者。本書では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引し、さらに人々が創造的に働ける環境を実現するのがサブスクリプション型ビジネスモデルであると説いています。
なかでも特に、BtoBのSaaS型のクラウドサービスを対象として話が進められ、読めばデジタルトランスフォーメーションやサブスクリプション型ビジネスの本質を掴むことができます。
自社の製品・サービスのサブスクリプション化することでデジタルトランスフォーメーション実現を検討している企業の経営層やプロジェクト担当者などにおすすめ。サブスクリプションの入門書として読むこともできます。
また、最終章には同社の起業ストーリーが収められており、これから起業する人にも参考になりそうです。
【目次(抜粋)】
■第1部 デジタルトランスフォーメーション(DX)への構想
第1章 DXとサービス化
■第2部 SaaS/サブスクリプションの価値
第2章 SaaS/サブスクリプションとは何か
第3章 SaaS/サブスクリプションの事業開発
■第3部 DX時代の働き方・生産性・創造性
第4章 なぜ「働き方改革」のためにDXが必要なのか
第5章 DX時代の生産性の方程式
第6章 創造性とビジネスモデル
■第4部 チームスピリットの軌跡
第7章 すべては起業後の出会いから学んだ──チームスピリットのストーリー
引用元:SE Book
システム思考がモノ・コトづくりを変える デジタルトランスフォーメーションを成功に導く思考法
著:稗方 和夫・高橋 裕 出版:日経BP (2019年10月発刊)
こちらは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進したり実現したりするために有効な思考法として「システム思考」について解説された本です。
多様化・複雑化した社会をシステム化(複数の要素が密接につながり合い、協働し合う)した社会と捉え、デジタルトランスフォーメーションを成功に導くために、製品・サービスづくりに不可欠な「顧客の要望」や「自社のコラ技術」などを俯瞰的に捉えて可視化することを提案しています。
デジタルトランスフォーメーション実務担当者だけでなく、経営者やリーダーの方にもおすすめです。
【目次(抜粋)】
第1章 新たなモノづくり/コトづくりに必要なもの ─AI+IoTのその先へ─
第2章 良い「創発」を生み出す ─システム思考と工学的アプローチ─
第3章 システムをより深く理解する ─機能分解と設計項目のモデル化 ─
第4章 システムへの理解を「創発」につなげる ─コア技術と効果的・創造的な解決策 ─
第5章 想定外を想定し、最適解を得る ─システムの動的・定量的な分析 ─ システムの動的な振る舞いを予測する
引用元:Amazon
企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書
著:下田 幸祐・飯田 哲也 出版:(2020年3月発刊)
本書は、デジタルトランスフォーメーションの概念について解説したものではなく、実際にデジタルトランスフォーメーションプロジェクトを実行する際の具体的な手順を示した実用書です。
著者は、プロジェクトマネジメントや業務プロセス改善支援業務などを手がける株式会社JQの代表取締役社長と取締役プロジェクトマネジメント事業部シニアマネージャー。複数企業のDXプロジェクトの運営の経験に基づいたノウハウが、PoC(概念実証)、要件定義、設計といったプロセス単位で解説されています。
デジタルトランスフォーメーションプロジェクトの企画担当者やプロジェクトマネジャー、エンジニアなど、実務に取り組む予定の方におすすめです。
【目次】
第1章 DXプロジェクトを理解する
第2章 構想フェーズの進め方
第3章 PoCの進め方
第4章 要件定義フェーズの進め方
第5章 設計~テストフェーズの進め方
第6章 DXプロジェクトの発注プロセス
引用元:日経BP SHOP
リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書
著:白川 克 出版:日経BP(2018年12月発刊)
「デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組みたいが、プロジェクトを担えるリーダーがいない」という悩みを抱える中小企業は少なくないでしょう。
また、デジタルトランスフォーメーションは、一度、実施すればそれで終わりではありません。企業が存続する間に遭遇するさまざまなビジネス環境の変化のたびに変革を迫られるはずです。
本書では、著者らが10年以上にわたるコンサルティングの経験で培ったノウハウから、具体的かつ実践的な変革プロジェクトの方法論が説かれています。
これからデジタルトランスフォーメーションを実施するに当たり、リーダーを育てたい経営層はもちろん、現在進行中のプロジェクトを率いるエンジニアにもおすすめです。
【目次】
第1部 育つ変革プロジェクトとは何か?
第1章 【事例】住友生命青空プロジェクト
第2章 育つ変革プロジェクト 10の原則
第2部 育つ変革プロジェクトのつくり方
第3章 育てる人の選び方
第4章 学ぶ姿勢を植えつける
第5章 最初の一歩の踏み出し方
第6章 全員でゴールを合意する
第7章 【事例】戦略ストーリーを議論する
第3部 走りながら育てる
第8章 チャレンジの場をつくる
第9章 フィードバックで人を育てる
第10章 現実に揉まれて一皮むける
第11章 最強の振り返り、サンセット
第4部 組織全体で学ぶ
第12章 方法論を学ぶ
第13章 学びを組織全体に広げる
第14章 【事例】診断最低点からの10年
第15章 リーダーが育つメカニズム
引用元:Amazon
データレバレッジ経営 デジタルトランスフォーメーションの現実解
著:ベイカレント・コンサルティング 出版:日経BP(2019年6月発刊)
冒頭でご紹介した「3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際」と同じくベイカレント・コンサルティングによる著書。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しようとすると、ともすればIoTやAIといった技術ありきで進行してしまいがちですが、そうではなく、まずは経営課題を明らかにし、それを解決する手段としてデータをどう使うかを検討する「データレバレッジ」の発想をすすめています。
GAFAの強みや事業戦略の分析も記載されており、日本企業の事例も豊富です。
【目次】
第1章 データレバレッジ時代の幕開け
第2章 データ神話とその真実
第3章 データ産業、その構造と戦い方
第4章 データとの向き合い方
第5章 データレバレッジ実現へのアクション
第6章 データをレガシーの牢獄から解き放て
第7章 データレバレッジを実現する組織
第8章 データレバレッジ始動、CXを研ぐ
引用元:Amazon
Beyond 2025 進化するデジタルトランスフォーメーション
著:松井 昌代ほか 出版:プレジデント社(2020年3月発刊)
タイトルに入っている“2025”とは、SAPの「2025年問題」や、2018年に経済産業省が発表したレポートが差す「2025年の崖」を指しており、2025年を無事に乗り越えるために必要なデジタルトランスフォーメーションについて、地球規模、業界規模、企業規模、ビジネスモデル規模、人へとマクロな視点から徐々にミクロの視点へと掘り下げながら考察していきます。
事例ページにはQRコードが掲載されており、動画を閲覧することで、より理解を深められるようになっています。
著者は、ERPパッケージベンダーの最大手、独SAP社の日本法人「SAPジャパン」でインダストリーバリューエンジニアリング事業統括本部ディレクターとして、主にプレシジョンメディスン領域における業界横断型のイノベーションを推進する傍ら、デジタルトランスフォーメーションブログシリーズの編集長を務める松井 昌代氏を始めとする同社の業界スペシャリスト19名。世界および日本での先進的取り組みに着目し、それらの日本における適用を考察しています。
SAP製品によるデジタルトランスフォーメーション紹介に偏っているものの、未来の社会においても自社が選ばれる価値ある企業になるために、必要な要素が理解できます。
【目次】
序 章/改めて2025年を考察する
第1章/ 地球へのまなざし
第2章/ トップランナーは業界を超えて
第3章/ 「透明性」という企業価値
第4章/ 進化としてのビジネスモデル創造
第5章/ 人が人らしくあるために
引用元:Amazon
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
著:藤井 保文・尾原 和啓 出版:日経BP(2019年3月発刊)
「デジタルトランスフォーメーションは知っているが、具体的にどうすればよいかがわからない」という人に向け、世界的な潮流からみたデジタルトランスフォーメーション実践の方法論を提示する一冊。著者らはオフラインがなくなる世界を「アフターデジタル」と呼び、その世界を理解したうえで生き残る術を解説しています。中国企業の最新事例を紹介し、日本企業が陥りがちな悪例にも言及。経済産業大臣のほか日本を代表する企業のリーダーたちが絶賛する内容は、デジタル担当者でなくとも必読といえそうです。
【アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る 目次の一例】
第1章 知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質
第2章 アフターデジタル時代のOMO型ビジネス~必要な視点転換~
第3章 アフターデジタル事例による思考訓練
第4章 アフターデジタルを見据えた日本式ビジネス変革
引用元:日経BPブックナビ
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