【#backstage19 レポ⑥】コミュニティ×イベント視線でつくる未来 ~イベントの未来をつくる105人活動報告~

2019年8月29日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、近年注目を集める体験型マーケティングや体験型イベント、コミュニティ運営のフロントランナーが集まり、カンファレンスやセッションを通じて、その知見を共有するイベント「#backstage19」が開催されました。
エムタメ!では、ユニークなテーマで繰り広げられるさまざまなセッションのなかから、気になる7テーマをピックアップ。その要点をレポートします!
この記事では、LOCAL Meetup伏見さん、SXSW Official Consultants 宮川さん、100人カイギ 高嶋さん、カンファレンスファクトリー日比谷さんによるセッション「コミュニティ×イベント視線でつくる未来 ~イベントの未来をつくる105人活動報告~」をご紹介します。
登壇者の紹介・なにをやっているか?
このセッションでは、「イベントの未来をつくる105人」というコミュニティを形成するイベントオーガナイザーの方々が、どんな活動をしてきたのかを振り返りながら、それぞれのイベントの目的やこだわりを語りました。
●LOCAL Meetup 代表 伏見 学さん
出版社、ニュースサイト「ITmedia」を経て、19年よりフリーランス記者。
記者時代より地方を取材していて、地方にさまざまな課題があることに着目。地方自治体の行政担当者をゲストに迎えて、さまざまな課題についてワークショップ形式で議論するイベント「LOCAL Meetup」を開催。
●未来予報株式会社 代表取締役 / コンテンツストラテジスト
SXSW Official Consultants 宮川 麻衣子さん
未来像をつくる専門会社、未来予報株式会社代表取締役。
2012年よりアメリカ・テキサス州で行なわれる音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)」に渡航。そのエヴァンジェリスト活動を行い、SXSW Official Consultantsを経て、2019年よりSXSW Japan Officeを担当する。
●一般社団法人 INTO THE FABRIC 100人カイギ 代表理事 founder/見届け人 高嶋 大介さん
2017年に一般社団法人INTO THE FABRICを設立。共創の生まれる場つくりを得意とし、コミュニティづくり・イベントの企画運営、人材育成などを行う。
同社団法人がその仕組みを提供する「100人カイギ」は、街で働く人と人をゆるやかにつなぎ、都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティ。(1)身近で面白い活動をしている5名のゲストの話を聞く、(2)ゲストが100名に達したら解散する…というシンプルな2つのルールのもと、このイベントの座組みを各地域にフランチャイズ展開している。
●株式会社カンファレンスファクトリー 取締役 コネクタ 日比谷 尚武さん(モデレーター)
Sansan株式会社に参画し、マーケティング&広報機能の立ち上げに従事したのち独立。PR(Public Relations)を、新たに企業と「個」の視点から紐解く「PR Table Community」を創業。企業と個の新しい関係構築を考えるカンファレンス「PR3.0」を運営。
「イベントの未来をつくる105人」とは?
まず、前提として「イベントの未来をつくる105人」とは、どんなコミュニティなのでしょうか?
「イベントの未来をつくる105人」は、イベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。
イベントの5年後10年後の未来を探るコミュニティだそうです。
森ビルが運営するイベントスペース「虎ノ門ヒルズフォーラム」をベースに活動し、虎ノ門を文化的発信やアクティビティが生まれる拠点にしたいと考えているそうです。
コミュニティイベントを運営していておもしろいこと
セッションのなかでは、コミュニティイベントを運営していておもしろいことについて、次のような意見が交わされました。
宮川さん:
●SXSWを通してまったく違うジャンルの人と出会えるところがおもしろい。自分が想定していた以外の分野から人来てくれる。
伏見さん:
●LOCAL Meetupは、行政の専門家が集まるコミュニティではなく、ビジネス的なアイディアを持った人が集まるためアイディアも斬新。行政の人もそういう人との接点がないので、喜ばれている。
高嶋さん:
●「100人カイギ」は、ふだん接点が希薄な人をつなげることにおもしろみを感じる。また、「100人カイギ」というコミュニティイベントの仕組みを普及するのが楽しみ。
コミュニティイベントを運営していて苦労すること
次に、コミュニティイベントの運営で苦労することに関しては、同じ興味を持つ人が集まるコミュニティ発のイベントならではの課題もあがりました。
<登壇者手配や集客について>
伏見さん:
●登壇者はすべて取材でつながったネットワークを活用しており、仕組み化されていないところが課題。
宮川さん:
●集客はもともとFacebookで集めていたが、かたよりが出てくることに問題を感じている。もっといろいろなジャンルの人に来てほしい。
<コミュニティ運営について>
宮川さん:
●コミュニティ参加者のなかで次第にヒエラルキーのようなものができてくる。管理者として、いかに正しい情報を発信していくかに課題を感じる。
高嶋さん:
●「100人カイギ」は毎回5人の登壇者を呼び、20回やったら終わることにしている。終わりを決めることで、コミュニティをリフレッシュし、マンネリ化を防止している。
まとめ
セッションの最後に「多様な人たちが集まるコミュニティ活動はおもしろいよ!ぜひやってみて」と、スライドに映しだされていましたが、興味のあるジャンルの活動にまずは飛び込んでみることが、コミュニティの楽しさを享受する第一歩なのではないかと感じました。
SNSの普及により、幸いこのようなコミュニティの情報を手に入れることは簡単になっています。
コミュニティ活動に参加してみたい方は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?