AIがロゴデザインを提案してくれる「Brandmark」を使ってみた!
最終更新日:2025/10/28

【この記事の要約】
ブランドマークは、企業や商品の理念や価値を、象徴的な図形や記号で表現したものです。文字で構成される「ロゴタイプ」に対し、マークは視覚的なシンボルとして機能し、言語の壁を越えてブランドを瞬時に認識させる力を持っています。
優れたブランドマークは、シンプルでありながら、その背景にあるストーリーや哲学を感じさせます。Apple社のリンゴや、Nike社のスウッシュが良い例です。これらのマークは、単なる図形ではなく、顧客の心の中に特定のイメージ(革新的、躍動感など)を呼び起こす、強力なコミュニケーションツールです。企業の「無形の資産」として、ブランドイメージの構築に不可欠な役割を果たします。
【よくある質問と回答】
Q1. 「ブランドマーク」と「ロゴタイプ」の違いは何ですか?
A1. 「ブランドマーク」は、Appleのリンゴのような図形・シンボル部分を指します。一方、「ロゴタイプ」は、GoogleやSONYのように、社名をデザインした文字部分を指します。そして、この両方(または片方)を組み合わせたもの全体が、一般的に「ロゴ」と呼ばれます。
Q2. なぜ文字だけでなく、ブランドマークを作る必要があるのですか?
A2. 記憶に残りやすく、国際的にも通用しやすいからです。人間の脳は、文字よりもシンプルな図形の方を記憶しやすいと言われています。また、シンボルマークは特定の言語に依存しないため、社名が読めない海外の人にも、ブランドを視覚的に認識してもらうことができます。
Q3. 有名なブランドマークには、どのような意味が込められていますか?
A3. 例えば、Amazonのロゴにある矢印は、AからZまで(あらゆる商品が揃っていること)を繋ぎ、顧客の満足を表す「笑顔」の形にもなっています。このように、優れたブランドマークには、企業のビジョンや顧客への約束といった、深い意味が込められています。
【ここから本文】
新サービス、新商品・起業などの理由でロゴ作成をしなければならないタイミングがあります。 最近では低価格でロゴ作成を行う企業が増えてきていますが、今回紹介するサービスはAIがロゴデザインの提案をしてくれるサービスです。
AIが提案するロゴはどのようなデザインなのか。気になる方もいらっしゃるかと思いますので実際に使ってみました。
先に結論だけお伝えしますと、実用化まではもう少し時間がかかるかもしれませんが
ともかく楽しいサービスでしたので、ぜひ試してみてください!
※掲載内容は記事執筆当初(2017年)のものです。
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「Brandmark」とは?
Brandmarkは作成したいロゴに関連するキーワードを指定すると、AIがピッタリくるロゴマークを提案してくれるというツールです。
とても操作が簡単で、管理画面上で作成~完了まで5分もかかりませんでした。
Brandmark WEBサイト:http://brandmark.io/
Brandmark使い方
Brandmarkを実際に使いましたので、その操作方法です。
Brandlogoの作成手順
1.「サービス・製品・会社名」と「サブキャッチコピー」を入力
2.「サービス・製品・会社名」に関するキーワードを入力
3.提案されたロゴの選択
4.カラーを選択
5.フォントを選択
6.プレビューの確認
7.ダウンロード(完了)
以上の7つのステップが5分もかからず完了できます。
1.「サービス・製品・会社名」と「サブキャッチコピー」を入力
まず初めに「サービス・製品・会社名」と「サブキャッチコピー」を入力をします。
作成画面:https://app.brandmark.io/brandmark/

今回は本サイト「エムタメ!」をモデルに作成しました。

2.「サービス・製品・会社名」に関するキーワードを入力
ここで設定するキーワードはAIが提案するロゴマークの関連性を高めるものです。
なるべく詳細に関連キーワードを設定してください。ただし、英語で記入する必要があります。
キーワードが思いつかない人は、例えばコーヒーショップであれば『coffee』『cafe』『shop』などのキーワードはもちろん、雰囲気や差別化できるキーワードで『natural』『organic』『high class』なども入れてみるといいでしょう。

3.ロゴが提案されるので選択
入力してきたキーワードに対してロゴをたくさん提案してもらえます。

好きな画像を選択して下さい。

4.カラーを選択
選んだロゴの色味に関わる基本設定が可能です。設定項目は5種類有ります。
・基本カラーとなる『Primary』
・アクセントカラーとなる『Accent 1』『Accent 2』
・明るいカラーとなる『Light』
・暗いカラーとなる『Dark』
上記5つの色は指定することが可能です。

基本的な色のセットもあります。
種類は下記の8つでその中からトーン別で4種類提案してくれます。
Red , Brown , Orange , Yellow , Green , Turquoise , Blue , Violet , Gray

5.フォントを選択
フォントも読み込みを行えばいくつか提案してくれます。
日本語に対応したフォントがあまり無いかもしれないので、英語にしたほうがバリエーションが増えます。

6.プレビュー、WEBサイトで使用した際のイメージを確認
作成したロゴもほぼほぼ完成です。
そのロゴがどのように使われるのか、さまざまなシーンごとでプレビューを見せてくれます。

また、WEBサイトで使用したイメージも見られるようになっております。

7.ダウンロード(完了)
最後にダウンロードができます。
ただしダウンロードに費用がかかりますのでご注意ください。$20~から購入が可能です。
早急に必要な方はご購入するのも手ではないでしょうか。

まとめ
今回初めて使用しましたがとても簡単でした。
ただ、企業のブランドロゴとしての利用となるとまだまだ悩んでしまう出来だと感じます。
WEBサイト内の一部分で使用することであれば使い勝手はいいです。
利用するだけであれば無料ですし、作ってみるのは楽しいので一度試してみてはいかがでしょうか。
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【English summary】
A brand mark is a symbolic figure or sign that expresses the philosophy and value of a company or product. In contrast to a "logotype," which consists of letters, a mark functions as a visual symbol and has the power to make a brand instantly recognizable, transcending language barriers.
An excellent brand mark, while simple, evokes the story and philosophy behind it. Good examples are Apple's apple and Nike's swoosh. These marks are not just figures; they are powerful communication tools that evoke specific images (like innovation or dynamism) in the customer's mind. They play an indispensable role in building a brand image as a company's "intangible asset."





