2017年のColor of the Yearは『緑』に!トレンドはナチュラルトーン
最終更新日:2017/12/01
webサイトに関わらず、「色」はデザインを進めるうえで非常に重要な要素となります。
なぜその「色」を使うのか。なぜその「色」を選んだのか。今回は世界のトレンドという観点から「色」について考えてみました。
Color of the Yearとは
あらゆる業界の色見本帳を世界に提供し「色の権威」として知られる米国パントン社が毎年12月に発表する来年のテーマカラーです。
デザイン、ファッションからスポーツや経済までありとあらゆる分野について検討し、毎年のカラーが慎重に決められています。
Color of the Yearでの発表は、2000年にスタートして以来、多くの業界のデザインに影響を及ぼしてきました。
今年のColor of the Yearは「Greenery(グリーナリー)」と発表されており、「リフレッシュ」「活性化」「新たな始まり」といったキーワードが挙げられています。
http://www.pantone.jp/color-of-the-year-2017
-参考 パントン・ジャパン・カンパ二一・リミテッド
ナチュラルトーンパレットとは
簡単に説明すると、自然な色調、色合いをベースに作られた配色ルールの事です。
デザインにおいて非常に重要である配色について、あらかじめパターンを作成しておく事で全体のバランスをとる事ができます。
更に、その配色ルールをナチュラルトーンに限定する事で、今年のトレンドを抑えたデザインを生み出す事が可能となります。
ナチュラルトーンで得られる印象・ブランディング
安心感・リラックス
冷静を表す「青」と興奮を表す「赤」の中間にあたる色となるため、平和や平等を連想させ、安心感・リラックスといった印象を与える事ができます。
クリエイティブ
春の訪れや若葉などをイメージする事から、新たな始まりやワクワク感を連想させます。新たなサービスや、今までにないサービスと合わせて使用するとより際立った印象を与える事ができます。
ナチュラルトーンの活用例
ピーライフ・ジャパン・インク株式会社
分解性プラスチック・テクノロジーの活用により、プラスチックを自然に再生していく様子を表しています。
http://www.p-lifeasia.com/
-参考 ピーライフ・ジャパン・インク株式会社
株式会社ユニメディア
メインイメージにナチュラルトーンを活用する事で、クリエイティブな印象を表しています。
http://unimedia.co.jp/
-参考 株式会社ユニメディア
まとめ
同じ緑でも、色使いや色合い、強弱によって大きく印象は変わってきます。
今年のColor of the Yearである「Greenery(グリーナリー)」は前述した通り「リフレッシュ」「活性化」「新たな始まり」を連想させる色です。
新たなサービスや製品のイメージカラーとしての起用はもちろんのこと、webデザインでお悩みのかたも是非、この機会に「Greenery(グリーナリー)」を使ったデザインを検討されてみてはどうでしょうか。