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提案力が強みの会社が『事例ページ』をもっと効果的にするには?

記事公開日:2017/05/26
最終更新日:2023/10/26
提案力が強みの会社が『事例ページ』をもっと効果的にするには?

ホームページで”事例紹介”をよく見かけますが、業界業種によって紹介方法はさまざまです。

今回は事例を紹介する企業にとって、”提案力”を強みとされる企業向けで、事例紹介を見てもらう必要性を紹介させていただきます。

提案力が必要とされる企業例

提案力が必要な企業は『既製品』を扱わない企業や、モノを持たない企業が多い傾向にあります。

例としては

・オフィスデザイン、施工会社

・印刷会社

・WEB制作会社

・イベント制作会社

などが挙げられます。

上記以外にも、コンサルを行うような企業の場合は事例紹介は必要になる傾向にあります。

提案力を強みとする会社での事例紹介はどのように紹介しているのか、業界ごとに参考サイトを紹介していきます。

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

http://urban-plan.com/media_blog/お客様インタビュー第2弾!カケハシ-スカイソリ.php

-参考 アーバンプラン

印刷会社での事例紹介の参考サイト

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

https://www.ddc.co.jp/service/print-solution.html

-参考 吉田印刷所

WEB制作会社での事例紹介の参考サイト

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

https://www.loftwork.jp/case.aspx

-参考 ロフトワークス

イベント制作会社での事例紹介の参考サイト

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

http://www.comnet-co.com/media/archives/category/case

-参考 コムネット

コンサルティングを行う企業での参考サイト

オフィスデザインでの事例紹介の参考サイト

https://www.future-one.co.jp/media/category/case

-参考 future one

業界ごとで提案しているものがバラバラなことがわかりますでしょうか。
では、具体的にどの様な事例紹介をすべきなのか、各々のサイトでの提案例をみていきましょう。

カタチがないから明確に差別化しづらい

先ほど紹介させていただいたホームページには『カタチがないサービス』を強みにしているという共通点があります。

カタチがないサービスは他社との差別化を文章だけで表しづらく、事例紹介などの実績で他社との違いや優位性を打ち出す必要があります。

そのため、他の業界よりも「事例ページ」を重要視する必要があり、多くの事例を掲載することや、施策の表現を工夫することが必要となってきます。

オフィスデザイン、施工会社の場合、顧客が必要としている提案

  • 限られたオフィスの広さに対しての提案
  • 社内コミュニケーションに対しての提案
  • デザインに対しての提案

印刷会社の場合、顧客が必要としている提案

  • デザインに対しての提案
  • 売上改善に対しての提案
  • コスト削減に対しての提案

WEB制作会社の場合、顧客が必要としている提案

  • マーケティングに対しての提案
  • デザインに対しての提案
  • UI、UXの改善に対しての提案

イベント制作会社の場合、顧客が必要としている提案

  • どこまでイベント制作を任せられるか
  • イベントを行う上で足りない点
  • 成功したイベント例

コンサルを行う企業の場合、顧客が必要としている提案

※コンサルティング会社の場合、分野によって大きく変わるため、一概に限定することはできませんが、ご参考までに。

  • コスト改善
  • 運用改善
  • 要件、仕様、定義の精査

 

上記であげたように、カタチがなく明確に差別化しづらい業種でも、さまざまな見せ方で違いを表現できることがわかります。

事例紹介で重要な項目

事例紹介で重要な項目は”ユーザーが求めている悩みに提案する”ことです。

事例に限らず、ホームページでユーザーにとって有益な情報を提供することはコンテンツマーケティングの基本的な概念ですが、その中でも”ユーザーの悩み”に対しての”提案”項目を入れるとより有効的です。

これまでに紹介してきたサイトにはどれも悩みに対しての提案要素が含まれています。

ユーザーが求めている悩みを解決する事例紹介

https://www.ddc.co.jp/service/print-solution/proposal-case05.html

-参考 吉田印刷所

今後、事例ページを更新する際は、ぜひ『ユーザーが求めている悩み』をすべて書き出し、自社の提案内容とセットでまとめてもらえればと思います。

もしかするとユーザーが潜在的に抱えていた悩みも、事例ページを見ることで顕在化し、お問い合わせに繋がることもあるかもしれません。

更新しやすい仕組みづくり

事例の更新に必要な仕組みは大きく分けて3つあります。

  1. 顧客の動向をつかむためのカスタマージャーニー
  2. 事例ページ更新用のテンプレート作成
  3. 更新を行う記事やコンテンツ作成を行うチームの確立

1.顧客の動向をつかむためのカスタマージャーニー

ユーザはどのような悩みを抱いているか、ユーザーの悩みを段階別で分けて見せているページになります。

段階別に訴求するうえで必要になるのが”カスタマージャーニー”です。

カスタマージャーニーについては下記の記事で詳しく紹介しておりますので是非参考にしてください。

≫新年度に向けコンテンツ施策を考えよう!カスタマージャーニーの考え方、作り方。
https://mtame.jp/article/2017/02/16/52

2.事例ページ更新用のテンプレート作成

事例ページを更新しようと思っても、WEBページの更新が簡単にできなければいみがありません。

WEBページの更新は内制化できる状態で、なるべく簡単な更新ができなければ途中で頓挫してしまいます。

更新面も考えた運用ができるように配慮することもとても重要です。

3.更新を行う記事やコンテンツ作成を行うチームの確立

実際に更新するために”ほかの人”の協力をもらうことが多くあります。

お客様から事例を頂くためには営業や、広報、マーケティングの担当が必要な場合もあるので、

WEB更新者だけで行えない時はチームでコンテンツを準備し、記事制作が途絶えてしまわないように運営の仕組みが必要です。

※チームで動く場合は、全体の調整も必要になるので、無理なスケジュールを組まないように配慮を行えるように注意してください。

最後に

事例ページは『カタチがないサービス』を強みにしている企業にとって、他社との違いを表現できる重要なページです。
また、ユーザーにとって有益なコンテンツにするには、「ユーザーの悩み」と「自社からの提案」、「解決できたこと・効果」などの項目を掲載することをおすすめします。

「自社からの提案」は業界ごとに異なりますので、いくつか競合サイトを参考に提案内容をまとめてみると、わかりやすくなるかもしれません。


また、自社のブランディングの一助にもなるページですので、社内で一度お話してみてはいかがでしょうか。


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