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SEOに中小企業はいくらかけている?米国調査、SEO対策の月額予算と対策内容

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2018/08/06
SEOに中小企業はいくらかけている?米国調査、SEO対策の月額予算と対策内容

Webを活用したマーケティングをおこなう上で、SEO対策は重要な項目のひとつです。

その施策には、サイト構造やページ処理スピードの改善といった「テクニカルSEO」もあれば、新規コンテンツやメディア記事の量産といった「コンテンツ制作」など、さまざまな方法があります。

こうした施策に、他社ではどれくらい予算をかけているのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、施策は企業ごとに異なるため、一概にいくらかければよいかといった相場も不明瞭です。

そんななか、アメリカのSEOプラットフォームツール開発会社などが「SEOのためにいくら予算をかけているか」といったアンケートを実施し、企業のSEO担当者240人の回答をまとめた報告を公表しました。

果たして、どれくらいかけているのでしょうか。また、その予算配分とは?アンケートの結果を見ていきましょう。

◆アンケートの概要

アンケート名 The 2017 State of Enterprise SEO Report
調査対象 企業のSEO担当者240人
(大企業:100人、中規模企業:52人、小規模企業:88人)
調査方法 インターネットアンケート形式
調査主体 SEOプラットフォームツール開発会社のseoClarityが主体となり、North Star Inbound、BuzzStreamの3社が連携して調査

※大企業(社員数が501人以上)、中規模企業(同101~500人)、小規模企業(同100人以下)で分類しています。

1.SEOにかける費用はどれくらい?

まずは、SEOに支出する月額予算についての結果です。全体でみると、以下のようになっています。

■全企業における予算別の割合

全企業における予算別の割合

「The 2017 State of Enterprise SEO Report」より作成

1,000ドル未満
(約11万円未満)
18.2%
1,000~2,500ドル
(約11万~約28万)
12.7%
2,501~5,000ドル
(約28万~56万円)
14.4%
5,001~10,000ドル
(約56万~112万円)
19.1%
10,001~20,000ドル
(約112万~225万円)
8.9%
20,001ドル以上
(約225万円以上)
26.7%

1カ月の予算が「20,001ドル以上(約225万円以上)」と回答した企業が全体のおよそ4分の1で最多。全体の7割近くが月に2,501ドル(約28万円)以上かけているという結果になっています。

このアンケートでは、大企業、中規模企業、小規模企業に分けた結果についても公表しています。

1カ月に「1,000ドル未満」と答えた企業は、大企業では全体の11%、中規模企業で18%、小規模企業でも27%に対し、「20,001ドル以上」は、大企業では全体の45%、中規模企業で20%、小規模企業は9%となっています。

大企業ほどSEO専門の人員を充てられることから予算が大きくなる傾向にありますが、中小企業だと他業務と兼務しているなど、大きな予算をかけられないのが実情であることが、このアンケート結果からもわかります。

ちなみに、社員数が100人以下の小規模企業における月額予算の割合は、以下の通りです。2,500ドル以下が全体の半数近くを占めています。

■小規模企業(社員数100人以下)における予算別の割合

小規模企業(社員数100人以下)における予算別の割合

「The 2017 State of Enterprise SEO Report」より作成

1,000ドル未満
(約11万円未満)
27%
1,000~2,500ドル
(約11万~約28万)
18%
2,501~5,000ドル
(約28万~56万円)
20%
5,001~10,000ドル
(約56万~112万円)
20%
10,001~20,000ドル
(約112万~225万円)
6%
20,001ドル以上
(約225万円以上)
9%

2.何に予算をかけているか?

では、どのような施策に予算をかけているのでしょうか。

アンケートでは、「テクニカルSEO」「コンテンツ制作」「トラフィック分析(検索インテント、キーワードごとの訪問者、サイト滞在時間や直帰率の分析など)」「リンクビルディング(被リンクやSNSからの流入対策など)」の4項目に分けて調査しています。

その結果、もっとも多かったのが「テクニカルSEO」、次いで「コンテンツ制作」、以下「トラフィック分析」「リンクビルディング」の順になりました。

この順は、大企業も中小企業も同じです。予算の違いはあるにせよ、サイト構造やページ処理スピードの改善、バックエンドの最適化など「テクニカルSEO」に注力している企業が多いという結果でした。

ところで、アンケートでは「成果のあった戦略は何か?」という質問も行っています(複数回答)。 その結果は、内部最適化など「テクニカルSEO」がもっとも多く、大企業と中規模企業のおおよそ3分の2が、小規模企業でも過半数が成果を感じていると回答しているようです。

3.今後、予算をかけたい領域は?

「これからは、どの領域に予算をかけたいか」という質問も、アンケートで聞かれています。SEOにおける「緊急度の高い課題」ともいえる項目です。

アンケート結果は、「コンテンツ制作」が全体ではトップでしたが、企業規模ごとにみると違いが出てきます。 大企業、中規模企業、小規模企業、それぞれのTOP3は、以下の通りです。

■SEOで緊急度の高い課題は?(企業規模別の上位3項目)

大企業 中規模企業 小規模企業
コンテンツ制作
(23%)
コンテンツ制作
(23%)
リンクビルディング
(21%)
モバイル対応
(15%)
リンクビルディング
(21%)
コンテンツ制作
(16%)
UXユーザー体験
(12%)
UXユーザー体験
(12%)
音声検索
(11%)

「The 2017 State of Enterprise SEO Report」より作成

大企業と中規模企業では「コンテンツ制作」が全体の23%で1位ですが、小規模企業は「リンクビルディング(被リンクやSNSからの流入対策など)」が21%で1位、「コンテンツ制作」は2位という結果になりました。

SEO対策で、被リンクなどのリンクビルディングは非常に重要な施策のひとつです。他の施策も試したいが、予算やマンパワーも限られているので効果的なものを優先したい、と考える小規模企業が多いということでしょう。

4.まとめ

今回のアンケートはアメリカの企業を対象したものですが、日本の企業でも同じような状況にあるかと思います。

自社にとって、どの施策の効果があるかを見極めるのは難しいものです。ただ、一つだけ言えることは、いずれの施策も常に実施していき検証を続けていくこと。 「この施策がいい」と決めつけず、そのときに必要な施策を実施できる柔軟な姿勢が求められるのではないでしょうか。

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