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「ネット炎上保険」は使えるものか?

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2019/05/10
「ネット炎上保険」は使えるものか?

SNSの普及にともない、テレビや雑誌などのマスメディアでも、SNS上の「炎上」騒ぎが取り上げられるようになりました。SNSはいまや、企業の広報にもかかせないツールですが、ひとたび炎上すれば、企業は大きな損失を被ることになります。

このような時代背景を受けて、近年では「ネット炎上保険」という保険商品が人気を呼んでいます。この記事では、ネット炎上保険とはどんなものなのか?はたして「使える」ものなのか?を探っていきます。

ネット炎上保険とは?気になる補償内容は?

ネット炎上保険は、主に法人を対象に「ネットが炎上したときに、炎上に対応するために支出した費用を補償する」サービスです。

一般的に、企業やお店がトラブルを起こしたり、コンプライアンスに違反するような行動や発言をしたりすれば、Twitterや掲示板などに一斉に批判的なコメントが寄せられます。このような「炎上」が起きれば、企業は謝罪や、評判を回復するための対策をしなければなりません。

炎上への対応は、多岐にわたります。たとえば、「問い合わせに答えるための窓口設置」「外部コンサルタントへの原因調査の依頼」「謝罪のための記者会見」「商品の回収」「謝罪広告」「弁護士への法律相談」などです。炎上保険では、このような炎上対策にかかった費用が補償金として支払われます(どこまでの費用が対象かはサービス提供会社によって異なります)。

しかし、「炎上」という言葉の定義はあいまいです。どのような状態になると「炎上している」と判断されるのでしょうか。

現在、販売されているネット炎上保険の多くは、インターネット上のリスク対策専門会社と保険会社が連携し、ネットを監視する「モニタリング」と「保険」をセットにしたサービスとして販売されています。

モニタリングサービス会社は、インターネット上に対象のキーワードとネガティブワードが関連付けて書き込まれていないかを日々チェックし、一定の基準以上の量のネガティブワードが検出されたときには、被保険者に通知を行います。また、モニタリングの結果が、保険会社が定めた基準を満たしていれば「炎上した」と認められ、その対応にかかった費用に対し、補償金が支払われるという仕組みになっているのです。

費用はどのくらい?ネット炎上保険の具体例

費用はどのくらい?ネット炎上保険の具体例

このように、ネット炎上保険は、SNSを多用する企業にとっては、非常に心強いものですが、具体的にはどのようなプランが、いくらくらいで提供されているのでしょうか。現在、販売されている代表的なネット炎上保険を調べました。

ネット炎上対応費用保険:損害保険ジャパン日本興亜(株)/(株)エルテス

ネット炎上対応費用保険:損害保険ジャパン日本興亜(株)/(株)エルテス

炎上監視サービスwith保険:(株)エルプランニング/三井住友海上火災保険(株)

炎上監視サービスwith保険:(株)エルプランニング/三井住友海上火災保険(株)
  • https://www.elplanning.co.jp/lp05/
  • 中小企業でも導入しやすい価格帯と補償内容が特徴。
  • 月額9万8,000円、炎上したときに最大500万円の補償金が支払われる。

炎上保険:シエンプレ(株)

炎上保険:シエンプレ(株)
  • https://www.siemple.jp/enjou-hoken/
  • Webリスク対策専門会社が提供する「保険付帯型モニタリングサービス」。
  • 炎上に即時対策できることが特徴。月額費用はプランに応じて8万円~35万円。

「炎上補償サービス」との違い

また、炎上保険と似ていて異なる「炎上補償」というサービスもあります。

「炎上保険」は、Webリスク対策会社と保険会社が協力し、ネット監視サービスと炎上時の対応費用の補償をセットにして販売しています。一方、「炎上補償」はWebリスク対策会社が単独で提供するサービスで、インターネット上のモニタリング、リスク分析と炎上時のコンサルティングなどを行うサービスです。炎上時の対応費用の補償はありませんが、導入費用が比較的安いこと、炎上を未然に防ぐ施策に注力していることが特徴です。

まとめ

このように、「ネット炎上に備えなければならない」という意識の高まりは、関連するサービスの多さからもうかがえます。

インターネット上の評判が、敵にも味方にもなる時代。保険やネット上の監視などのほかにも、「SNS運用ポリシーを定める」「従業員にSNSモラルに関する教育を行う」「炎上時の対応を決めておく」などの自社内でできる対策を講じておくことが必要です。

SNSやWebサイトをよい方向に活用できるように、ぜひ予備知識を持って備えておきましょう。

この記事は「ウェブタメ!メディア」の記事を
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