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Twitterのビジネス活用!BtoB狙いでもまずは個人の心を掴むべし

記事公開日:2017/08/21
最終更新日:2018/04/13
Twitterのビジネス活用!BtoB狙いでもまずは個人の心を掴むべし

SNSへの投稿を担当する人材が在籍している企業が増えてきました。中でもTwitterは、拡散力の高さからBtoCだけではなくBtoBのビジネスにおいても積極的に活用されています。
そんな中、「BtoB企業で急にTwitterアカウントの運用を担当することになったけど、どうしたらいいの?」と頭を悩ませている方も少なくないかもしれません。

こちらでは、BtoBビジネスのTwitter活用において大切な「個人の心を掴む」というコンセプトにいてご紹介します。

1.人気の企業アカウントに共通する部分

企業アカウントをうまく運用していくためにはまず、人気の企業アカウントがどういった投稿をしているのか覗いてみましょう。
ユーザーの間で話題になっているアカウントは、すべからく企業としての情報を発信しつつも、単純に「面白い」と思える投稿をしているはずです。
「企業然」とした堅苦しいイメージをまとってはいないことに気づくのではないでしょうか。

「企業の代表たるTwitterアカウントなのだから、軽薄なつぶやきをするべきではない」とお考えの方も多いかもしれませんが、上述したような傾向は人気の企業アカウントに共通する部分です。
もともとの企業力が大きくなくても親しみやすいつぶやきが話題となり、企業の認知拡大につながった例もあります。
一方、事務的なインフォメーション「だけ」を更新し続ける企業アカウントはフォロワー数も少なく、プロモーション目的としてはあまり存在している意味がありません。

個人ユーザーにも「面白い」と思えるツイートをすることで話題となった代表的な企業アカウントがシャープ株式会社(@SHARP_JP)です。
ユーモアあふれる投稿や、投稿を担当する人のパーソナリティが感じられる投稿を繰り返しています。

同様の理由で株式会社タニタのアカウント(@TANITAofficial)も人気です。ちなみにシャープとタニタは、リツイートやメンションなどタイムライン上でやり取りをすることも多いようです。

2.Twitterは比較的「軽い」メディア

上述したような企業アカウントが人気となった背景には、TwitterというSNS自体に流れる独特の気風があります。
投稿文字数の上限が140文字に設定されているTwitterでは、良くも悪くも投稿内容が軽くなりがちです。ブログや、Facebookなどに比べて、Twitterは「軽い」メディアと言えるでしょう。

「多くの情報を正確に伝える」という用途は、Twitterとはマッチしません。企業アカウントを含めたほとんどのユーザーは、そういった用途でTwitterを使ってはいないのです。
ユーザー同士が軽い情報を投稿、チェックし合うのがTwitterというSNSなのです。

つまり、上述したようなTwitterアカウントが人気となるのは、Twitterというメディアの性質上ごく自然なことだと言えます。
もちろん、企業としての重要なインフォメーションを発信していくことが悪いわけではありません。
ただ、そうした「重い」情報は、Twitterの他にも適したメディアがあるということです。

歴史ある企業も、Twitterでだけは軽めの投稿をしているケースが多くなっています。もともとのイメージのギャップから、話題を呼んでいるようです。
今やTwitterを活用して「軽い」情報を発信し続けることも、ブランディング戦略のひとつと言えるでしょう。

3.企業も結局は「個人」の集まり

BtoBは「ビジネスに提供するビジネス」です。そのため、BtoBビジネスにおける広告も、「相手企業全体」を意識するのが従来の考え方でした。
しかし、少なくともTwitterの活用においては、そのコンセプトは当てはまらないかもしれません。

企業も結局は、それぞれに趣味・趣向を持った「個人」の集合体です。
それぞれの個人にアプローチしていくことこそが、企業全体のアテンションを惹きつけるための近道と言えるでしょう。
こうした意味でも、企業アカウントが個人ユーザーに向けてTwitterのつぶやきを発信していくコンセプトは間違っていません。

また、相手企業と同様に自社も個人の集まりです。上述した人気の企業アカウントに特徴的なのは担当者のパーソナリティがわかること。
この要素を「企業のアカウントとしてはふさわしくないのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、この点が多くのユーザーを惹きつけるポイントになっていることは間違いないのです。

「個人」から発信し、「個人」に届けること。これが企業アカウント活用のポイントです。
もちろん、一般ユーザーとは違いますので、コンプライアンスも意識しなければならない点は忘れないでください。
SNS担当者がバランスを理解し、Twitterの活用で個人の心を掴むことができれば、話題のアカウントとしてトレンドになれるかもしれません。

すべては、他のユーザーに認知してもらうことからはじまります。展開している商品・サービスの実態がわかりづらいBtoBでは、「認知してもらうこと」の意味がとりわけ大きいと言えるでしょう。
Twitterの活用で個人の心を掴みさえすれば、その次につながる道が拓けるはずです。

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