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100円均一ショップから学ぶ!小売り企業のInstagram活用術

記事公開日:2018/03/22
最終更新日:2023/11/17
100円均一ショップから学ぶ!小売り企業のInstagram活用術

企業がInstagramを活用する場合、フォロワーを増やしてプロモーションをリーチできる数を増やすことが目的となることが多いです。特に小売り企業の場合、商品をカタログのように掲載してユーザーへの認知を拡げる役割を担ってくれます。

しかし、ただ単に商品を載せてもフォロワーが増えるわけではありません。今回は、Instagramのプロモーションがうまくいっている2つの100円均一ショップの事例を基に、小売り企業での活用術をご紹介します。

1、小売り企業とInstagramの相性は?

FaceBookは身近なユーザーとのつながり、Twitterは話題でのつながりがメインとなりますが、Instagramは「趣味・嗜好でのつながり」がメインになります。そのため、通常の販促活動で重要視される「ユーザーに対してどのようなメリットがあるか」「端的に興味をひかせることができるか」という点よりも、「アカウントの世界観を打ち出すことができるか」が重要となります。

Instagramは他のSNSと比較して、商品をカタログのように掲載できる点が他のメリットです。しかし、単にカタログのように掲載してもユーザーに「世界観」を伝えることはできません。もちろんクーポンやキャッシュバックキャンペーンを含めて商品の紹介を行うことも効果的といえますが、「その商品がある生活」をユーザーにイメージさせることができる投稿がもっとも大切でしょう。

小売り企業の場合には具体的に目に見える商品があり、かつ、種類も豊富であれば投稿数も商品の数に伴って増えていくので、Instagramアカウントを通じてブランドのコンセプトを発信していくには相性の良い業界だといえます。

それでは、実際に小売り企業はInstagramをどのように活用しているのでしょうか。

2、【活用事例】Can Do(キャンドゥ)

Can Do(キャンドゥ)

画像引用先:https://www.cando-web.co.jp/

企業名 株式会社キャンドゥ
フォロワー 337,000人
更新頻度 ほぼ毎日1投稿
url https://www.instagram.com/cando_official/

株式会社キャンドゥ(以下キャンドゥ)は「まいにちに発見を。」をテーマに設立25年を迎える、100円ショップを全国展開している企業です。Instagramの平均いいね数は、4000件から7000件ほど。多いときでは9000件を超える投稿もあります。

特徴としては、1商品を紹介する際に「複数の種類(色違いやサイズ違いなど)」を掲載していることです。「100円ショップ」という価格の特徴もあり、複数個欲しいと思わせるように多くの種類をひとつの投稿に盛り込んでいます。コメントの中には「プチギフトにも最適」など、どのようなシーンで使うことができるかの提案もされており、活用イメージがしやすい商品を掲載しています。

また、季節に伴った投稿も忘れていません。バレンタインやクリスマスなど、当日の数日前~1か月前にプレゼントを検討しているユーザーに向けて、キャンドゥでどのような準備のお手伝いができるかを提案しています。

3、【活用事例】DAISO(ダイソー)

企業名 株式会社大創産業
フォロワー 592,000人
更新頻度 ほぼ毎日1~2投稿
url https://www.instagram.com/daiso_official

株式会社大創産業(以下ダイソー)は1977年設立に家庭用品の販売を目的に創業され、現在では国内3,150店舗、海外では26ヶ国に1,900店舗もの展開を行っている100円均一ショップの最大手企業です。Instagramの平均いいね数は6000件から8000件ほどで、多いときには15,000件ものいいねを獲得しています。

ダイソーのアカウントでは、1投稿に複数の画像を投稿し、商品の使い方も説明しています。たとえば恵方巻きの「巻きす」を紹介する投稿では恵方巻きの作り方を3ステップで記載することで、「これがあれば自宅でも簡単に作ることができる!」というイメージを沸かせることが出来ます。多くの投稿では1枚目に商品の紹介、2枚目に商品の活用イメージを掲載することで、商品カタログに留まらずに実用性を訴求することができています。

また、コメント欄には必ず商品の品番を記載しているので、ユーザーは店舗へのお問い合わせもしやすいですね。

国民の祝日やイベントごとの日には商品の紹介投稿以外に、その日を表す投稿を行っています。何の日なのかを伝えることで誰に感謝を伝える日なのか、という認識を促すこともでき、ダイソーへ足を運んでいただくきっかけにもなり得ます。また、商品の紹介投稿とは違ったテイストの画像での投稿になるため、流れるタイムラインの中でもユーザーの目を惹くことができる投稿になるでしょう。

4、ポイントは「実用イメージを沸かせること」

小売り業界では単にカタログとして商品写真を掲載するのではなく、世界観をもって「その商品がある生活」をイメージさせることが重要です。100円均一ショップは「身近」「安い」「手軽」などが消費者のイメージになるので、それに合うコンセプトで投稿を行う必要があります。また、それぞれのアカウントはコメント欄もうまく活用して、ユーザビリティも高めていることがわかります。

ターゲットユーザーに伝えたいブランドコンセプトをもとに、Instagramアカウントのテーマを考えて更新を行うことでユーザーとのマッチング度も高まり、フォロワーも増えていくことに繋がります。みなさんもテーマをもってアカウントを運用してみてください。

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