【いまさら聞けない】Webマーケティングに必要なトリプルメディアを理解しよう
最終更新日:2023/11/14
トリプルメディアという言葉を知っていますか?
マーケティングを行う担当者の方には聞きなれた言葉かもしれませんが、
見込み顧客の集客からアプローチを行うメディア戦略を考えるときに利用する
3つのマーケティングチャネルを「トリプルメディア」といいます。
「トリプルメディア」には、「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」の総称になります。
日本では社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が、2010年のWebマーケティング戦略においてトリプルメディアを発表したことがきっかけとなり徐々に注目を集めるようになりました。
今回はこの「トリプルメディア」である「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」をそれぞれ解説していきます
1、オウンドメディア(Owned Media)
オウンドメディアとは企業が所有しているメディアの事を言います。
今現在ご覧になっている環境もオウンドメディアの1つです。
例えばオウンドメディアといえば、
・ホームページ(コーポレート、サテライト)
・メディアサイト
・ECサイト
・メールマガジン
・DM などなど…
オウンドメディアというとインターネット上の内容と勘違いしがちですが「企業が自分でコントロールすることが出来るモノ」という定義ですので、メルマガやDMもオウンドメディアの種類に入ってきます。
自社のお役立ち情報を思っている通りに発信することが出来ますので、ターゲット顧客との長期的な関係を作ることが出来ます。
しかし、ターゲットのペルソナを間違えたり、低品質なコンテンツを提供し続けてしまうと顧客との長期的な関係づくりという役割を逃してしまうこともありますので気を付けましょう。
2、アーンドメディア(earned media)
アーンドメディアとはユーザーから信用や信頼を得るためのメディアの事です。
例えば
・Facebook
・Twitter
・Instagram
・LINE
・口コミサイト などなど…
アーンドメディアは無料で開始することが出来る為、多くの企業が取り入れています。
特に企業が使用しているものはFacebookですが、最近ではLINE@も非常に有効的に使用できるメディアとして存在しています。
また、SNSは消費者との距離感が近いため(直接コメントを記載出来たり)裏を返せば、SNS上に載っている情報は信用度が高まる傾向があります。
例えば食べログなどの口コミサイトにおいてもおいしいお店探しをする際は口コミを確認してから予約される方も多いのではないでしょうか。
3、ペイドメディア(paid media)
ペイドメディアとは、企業が金銭を支払って広告を掲載するメディアを指します。
例えば、
■マス4媒体
・新聞
・雑誌
・ラジオ
・テレビ
・インターネット広告
インターネット広告にもリターゲティング広告や、DSPなど様々な種類があるため、ターゲットと目的に合わせた出稿が必要です。
30代男性をターゲットにしているのに、お昼のテレビコマーシャルを流すよりも、朝の通勤時間を狙ってインターネット広告を打つほうが効果的です。
4、トリプルメディアの関係性
トリプルメディアはそれぞれ異なる特性を持ち合わせているため、お互いに補完しながら成立しています。
例えばオウンドメディア立ち上げ当初に記事数も少なく、オーガニックでの流入が少ない場合、ペイドメディアからの集客を行う事が出来ます。
しかし、ペイドメディアは短期的な集客は得意ですが、顧客とのコミュニケーションをとることが困難です。
その為、SNSでメディアを更新した情報を発信したり、企業として何を行っているかを拡散してファンを増やすことが出来ます。
こうした活動をバランスよく行う事で、Webマーケティングの効果を最大化することが出来るようになります。
5、まとめ
トリプルメディアという言葉を聞いたことはあったけれど、という方向けに今回は基本編を作成いたしました。
それそれのメディアは深掘りすればもっと行う事が増え、またメディア間の境がとても曖昧になります。
例えば、Facebookは自社で情報を発信できるためオウンドメディアとしての役割もありますが一般的に分類するとアーンドメディアとなります。
また、Facebookでは広告出稿も行う事もできる為、ペイドメディアとしての一面も持ち合わせています。
メディア間の境界は曖昧になっては来ていますが、各メディアの特徴を捉え今後の活用に生かしてください。