【テンプレート付】Webマーケティング計画書で広告予算を立てよう! ~現状数値と目標数値を入力すれば年間計画が完成~
最終更新日:2024/03/22
「Webサイトは持っているけれど、ほったらかしで効果測定をしていない」
「WebサイトやWeb広告は運用しているけれど、行き当たりばったりで、あまり効果が出ていない」
そんなマーケティング担当の方やWeb担当の方におすすめしたいのが、Webマーケティングの年間計画を立てることです。
とはいえ、いきなり「Webマーケティングの年間計画を立てましょう」といわれても、何から手をつければ良いか、悩んでしまうかもしれません。
そこで今回は、目標設定と施策設計に活用できるWebマーケティング計画書の使い方を、テンプレート付きでご紹介します。
【こんな人におすすめ!】
- 新たにWeb担当者として任命された方
- Webマーケティングをスタートしたばかりのマーケティング担当者の方
- Webマーケティング施策の年関計画を立てたい方
- Webマーケティングの指標を決めていないWeb担当者の方
- Webマーケティングの現状把握・整理をしたい方
まずは下記のボタンからWebマーケティング計画書をダウンロードした上で、読み進めてください。
このWebマーケティング計画書には、各要素の数値(セッション数など)を入力すると、自動で費用などを計算してくれる関数が入っています。
現状の数値と目標値を入力すれば、あとはどの要素をどれだけ改善すれば目標に到達できるのかを数値で確認することができます。
また、改善にかかる費用と、改善した結果、得られる受注金額などから、実際の収益までも自動で計算されるため、損益分岐点のシミュレーションも行えます。
ぜひ、この計画書をうまく活用して、PDCAを回しながら目標へ到達しましょう。
1.Webマーケティング計画とは?
冒頭でも少しお伝えしましたが、いくらWebサイトやWeb広告に費用をかけて運用していても、目標を立て、それを達成するための施策を講じなければ、コンスタントに成果をあげることは難しいでしょう。
Webマーケティング計画とは、Webサイトへのアクセス数やコンバージョン数、Web広告のインプレッション数やリート数、SNSのエンゲージメント数といったWebマーケティング全般に関する指標の現状を把握したうえで、目標値を立て、そこに向かう月次目標など短期的な目標を立てることです。
Webマーケティング計画を立てることで、計画書がWebマーケティング活動の指針となり、目標達成に向かってブレずに具体的な施策を検討できるようになります。
今回ご紹介するWebマーケティング計画書は、過去の数値と未来の受注目標をもとに、これからの改善目標と施策計画を立てるためのテンプレートです。
中長期的な計画とミクロな施策改善までが入っているため大変細かな設計が必要になりますが、どの改善をすればどれだけ最終的な受注にヒットするのか、どれくらいの広告費をかけて、いつ黒字化するのかがざっくりと掴めるものとなっています。
ぜひ、貴社のWebマーケティング計画立案にお役立てください。
2.Webマーケティング計画書の使い方
ここからは、実際にWebマーケティング計画書の使い方について解説していきます。
※解説スライドをベースに補足を追記していきます。スライドだけ閲覧したいかたはこちらのリンクから。
①事前準備
まずは下記のボタンよりマーケティング計画書のExcelファイルをダウンロードしてください。
また、今回の計画書ではGoogleアナリティクスのデータやサービス・商品の受注単価、狙いたいキーワードのざっくりとしたクリック単価が必要となりますので、準備をお願いします。※まずは記入を進めて後から追記でも可能な箇所もありますが、自動計算が必要な箇所もありますので、手元にあった方がスムーズです。
②現状数値の入力
まずは左上の欄に直近6ヶ月の実績数値を入力していきます。基本的にはGoogleアナリティクスのデータをもとに記入していきますが、受注単価や金額は別途用意していただいた数値をご記入ください。
③指標となる現状の数値の把握
上記の欄にすべて数値を入力すると、最下部の前提条件の欄(直帰率、回遊ページ離脱率、フォーム離脱率、商談率、商談受注率)が自動で計算されます。クリック単価のみ、実際の数値もしくは目安をご記入ください。
ここまでを記入すると、右の黄色の欄に全ての平均値が表示されます。のちに目標を立てたあとは、これらの数値を目標に近づけていくための具体的な施策立案が必要となります。
④受注目標と必要セッション数、広告費の把握
次に毎月の受注目標を入力していきます。
Webマーケティングでありがちな失敗が、「PV」「セッション」などの途中指標を追ってしまうがゆえの、手段と目的の逆転現象です。
そうならないために、目標は売り上げから立て、そこから逆算して、各指標→施策と設計するようにしましょう。
目標設定の参考図▼
受注目標を設定したら、サイト内や商談の改善数値目標を立てていきます。
ここまでを記入すると、現状の指標の数値で必要になってくるセッション数が自動で計算されます。
目標に向けてどのチャネル(流入経路)の数値をどれだけ増やしていくのかを決め、入力していきましょう。
流入チャネルごとの目標を記入すると、広告でまかなう必要がある数値が算出され、クリック単価をもとに必要な広告費が算出されます。
この広告費用が現実的でない場合は、他の手段での集客を検討するか、離脱を減らすための対策などが必要です。
⑤今後の改善計画を立てる
ここまでの記入で目標と現実の乖離が見えてくるはずなので、具体的な施策を立てます。広告費だけで穴埋めをするにも、赤字が続いてしまってはいけないため、並行してSEOに取り組んだり、離脱を減らすための導線の改善をしたり、具体的な施策を立てる必要があります。
いきなり具体的なコンテンツや記事のタイトルまでを決める必要はないのですが、「どこを改善するために」「何をするのか」は意識して施策を立てる必要があります。でなければ、結局なんとなくで運用するWebマーケティングになってしまい、計画を立てる意味がないからです。
もちろん、最初から完璧な目標や施策を立てるのは難しいです。なので、運用しながら改善をしていったり、もっとシンプルなものに落ち着くこともあるでしょう。大切なのは、しっかりと最終目的を意識した計画を立て、継続的に運用することです。
しっかりとWebマーケティングの成果が出せるように、ぜひマーケティング計画書作りにチャレンジしてみてください。
3.まとめ
最後に、このWebマーケティング計画書を使用する際に気をつけて欲しいことがあります。それは「現実的な施策を立てる」ということです。
たとえば、現在の直帰率が80%なのに、目標直帰率を一気に40%まで下げるのは現実的ではないでしょう。
あくまで現実的施策を立て、毎月その進捗をチェックし、変化に合わせて改善をしていくことが重要です。
また、会社で決められた予算との兼ね合いもあると思います。定めた目標を達成するためには実際にどれほどの予算が必要になるのかを明確にし、いつまでに目標を達成するのかの目安にしてください。
それでは、早速、施策を立てて明日から改善していきましょう。これが、あなたのWebサイト改善の第一歩となります。
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