縦書きのWEBサイトで「和風」や「雑誌風」のデザインに!
最終更新日:2023/10/26
日本は漢字を使用する国であり、文章自体も昔から縦書きで表されてきました。漢字という文字自体が縦書きを前提に作られており、漢字から派生したひらがなも実は縦書きが主流の頃にできたものです。
また、文学本や新聞の文化がありますので、紙媒体での日本語の文章は縦書きの方が横書きよりなじみ深いという人もいるかと思います。
しかし、WEBの世界では横書きが主流なので、あえて縦書きのデザインにすることで、より日本らしさを伝えることができたり、インパクトを与えることができます。
今回は「たてよこwebアワード」の受賞作品から、「縦書き」デザインに注目して、受ける印象や効果などをまとめてみました。
「たてよこwebアワード」とは?
「たてよこWebアワード」とは、今後のウェブスタンダードの指標となる優れた表現や技術・アイディアを表彰するアワードです。CSSの新たな規格を使用し、次世代のWebタイポグラフィに挑戦したデザインやレイアウト、取り組みも次第に注目されて始めています。
個人・法人問わず応募できることもその可能性の広がりに期待できます。
https://tategaki.github.io/awards/
縦書きのデザインから受ける印象・効果
「和の印象」「デザインのメリハリ」
縦書きが使用されるサイトとして、特にお寺、神社、和食料理、旅館などが考えられるのではないでしょうか?
これらのサイトに縦書きの要素を入れることで、全体の雰囲気を一気に「和風」に変えることができます。
もちろん、上記の業界以外にも縦書きをポイントとして使うと目を引きますし、デザインにもメリハリを出すことができます。
メッセージ性の強いキャッチフレーズなどをユーザーにより強く伝える技法としても効果的ですので、サイト全体のバランスも考えながら使用してみると面白いかもしれません。
和風デザイン事例
縦書きを中心としたサイト表現は、独特な世界観を演出することが可能です。
コンテンツの余白間や文字間など、とても引き込まれる印象です。
是非参考にしていきたいですね。
うね乃
衣のいのち
雑誌風デザイン事例
雑誌風のデザインを上手に取り入れた事例をピックアップしてみました。
どれも表現がユニークで引き込まれるデザインになってますね。
三陸フィッシャーマンプロジェクト
http://www.sanrikufisherman.jp/
ママンカ市場 下北沢×野菜×子育て
まとめ
WEBサイトは横書きでしか作れない。そんな固定概念がまだまだ拭えない現在ですが、日本語独自の文化である「縦書き」の表現を効果的に使うことで、今までのWEBサイトになかった表現が可能になります。
まだまだ発展途上の「縦書きWEBサイト」ですが、その普及は日進月歩であり、今後制作される縦書きのWEBサイトにも注目していきたいですね。