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「デュオトーン(Duo Tone)」のWebデザインが今っぽい!BtoB企業での採用事例

記事公開日:2019/05/20
最終更新日:2023/10/26
「デュオトーン(Duo Tone)」のWebデザインが今っぽい!BtoB企業での採用事例

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ここ数年、Webデザインでよく見かける「デュオトーン」をごぞんじでしょうか?
デュオトーン(Duo tone)とは、2つの色を組み合わせて表現されたデザインのこと。最近では、音楽サブスクリプションサービス「Spotify」のWebサイトや広告で取り入れられたのが有名です。

一見、カジュアルな印象のあるデザインですが、デュオトーンはBtoBサイトでも活用できるのでしょうか?今回の記事では、WebデザインのトレンドのひとつであるデュオトーンのBtoBでの採用事例をご紹介します。

1.デュオトーン(Duo Tone)とは?

2人組の歌手のことを「デュオ」と呼ぶことがあるように、「Duo」には「2つの」という意味があります。デュオトーンは、その名の通り、2つの色の組み合わせで表現したデザインのことです。

使用する色は、一般的にコントラストの強い2色が選ばれます。最近のデュオトーンのデザインの傾向としては、「Spotify」の影響からか、「コントラストが強めの写真を、ビビッドな色のデュオトーンに加工する」というような使われ方が多く見受けられます。

Spotify

参考:SpotifyのWebサイト

このように写真をデュオトーンに加工するのは、比較的簡単です。photoshopなどの画像加工ソフトでは、「グラデーションマップ」という機能を使えば、簡単に写真を2色のグラデーションに加工することができます。そのほかにも、CSSのみで手軽に実装できるカラーフィルターも公開されています。

2.デュオトーン(Duo Tone)が与えるデザイン効果

では、デュオトーンを採用したデザインは、どのような印象を与える効果があるのでしょうか。
前段でご紹介したように、デュオトーンはコントラストの強い2色を組み合わせることが多いため、躍動感や、インパクトのあるビジュアルを作るときに役立ちます。このほかにも、「写真の中心となる被写体を際立たせたい」「アーティスティックな雰囲気に仕上げたい」というような場合にも向いています。

これらのデザインが与える印象は、「どの2色を使うか」という配色の選択に大きく影響されます。デュオトーンのデザインで使用する色は、補色の関係(色相環で反対に位置する色の組合せ)にある2色を選択するのが基本です。補色は、お互いの色をもっとも際立たせる色の組み合わせで、メリハリのある印象を生みます。

色相環のイメージ(対角線にある色が補色)

色相環のイメージ

3.BtoB企業のサイトでも使えるの?

このように、コントラストの強いデュオトーン配色を採用したデザインは、POPで明るい印象のため、BtoCサービス向きのような印象があります。しかし、色の使い方によっては、BtoB向けのWebサイトにも応用は可能です。配色のテクニックとして、2色のどちらかに彩度や明度の低いトーンの色を採用すれば、落ち着いた雰囲気や、締まった印象を表現することもできます。

たとえば、コーポレートサイトに社内の雰囲気がわかる写真を掲載するときや、採用サイトに社員のインタビューとともに写真を掲載するとき。きれいで、かっこいい写真をのせたいけれど、現実はなんだか「イマイチ…」となることも多いかと思います。このようなとき、写真の色味を加工することで、スマートフォンで撮った写真も、雰囲気のある写真に仕上げることができます。

では、デュオトーンがBtoBサイトで具体的にどのように活用されているか、海外のサイトを参考に見てみましょう。

4.BtoB企業のデュオトーン採用事例

●Holm Marcher & Co.(ヘッドハンティングエージェンシー)

Holm Marcher & Co.

画像引用:Holm Marcher & Co.

落ち着いた赤とグレートーンの組み合わせが知的な雰囲気です。

●Andover Fork Truck Services(建設機械販売会社)

Andover Fork Truck Services

画像引用:Andover Fork Truck Services

フォークリフトのグリーンを活かし、そのほかの色はグレートーンにおさえることでゴチャつき感のないイメージになっています。

●Adison Partners(タレントマネジメント/コンサルティング会社)

Adison Partners

画像引用:Adison Partners

青紫の写真と水色のテキストの組み合わせ。補色の組み合わせではないが、すっきりと目立つ印象です。

●Chunk Creative Agency(クリエイティブエージェンシー)

Holm Marcher & Co.

画像引用:Chunk Creative Agency

モノクロの写真にグラデーションのフィルターをかけたデザイン。よくある打ち合わせシーンも洗練された雰囲気です。

グラデーションについてはこの記事も参考にしてください。

●Chris Redshaw(クリエイティブディレクター/個人)

Chris Redshaw

画像引用:Chris Redshaw

グレートーンの写真と黄色でコントラストを表現。カジュアルだが、きちんとした印象もあるデザイン。

5.まとめ

海外の事例を見ると、BtoBサイトでデュオトーンを採用する場合は、黒やグレー、濃い青などの落ち着いた印象の色と、ポイントとなる明るい色を組み合わせたデザインが多いようです。

日本のBtoBサイトは、比較的きちんとしたデザインが好まれるため、デュオトーンを採用した事例は少ないです。しかし、BtoBのWebサイトも「似たような雰囲気のサイトばかり…」という状況は避けたいもの。たとえば若い学生がターゲットの採用サイトを作る場合などに、まずは限定的にデュオトーンを使ってみるのもいいかもしれません。

Webデザインのトレンドを少しずつ取り入れて、BtoBサイトもマンネリ化を防ぎましょう。

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