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普及率16%を越えられない?!新サービスリリース時に行うWeb施策

記事公開日:2015/04/20
最終更新日:2023/10/27
普及率16%を越えられない?!新サービスリリース時に行うWeb施策

こんにちは。ラボブログ編集部です。

お客様のニーズやサービス形態の変化が激しくなった昨今、新しいサービスや新しい概念が数多く生まれております。

しかし、すべてのサービス、商品、概念が成功を収めるわけではありません。

特に普及率16%の壁。通称キャズム。

先進的なことに積極的なユーザー層と、消極的なユーザー層があり、その溝(キャズム)に苦しめられている経営者・事業責任者も多いのではないでしょうか?

キャズム

※画像参照元:
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0706/01/news142.html

今回は、そんなキャズムを乗り越えるためのWEB施策についてお話し致します。

1.新サービスが陥る普及率16%の壁

突然ですがApple社がiPod、iPhoneを発売した時、あなたはどのタイミングで購入しましたか?

① 販売後、すぐに購入する

② 周りの評判を聞き、良い内容を聞いた上で購入した。

③ 周りのみんなが、ほぼ持つようになってから購入した。

④ 現在も購入していない。

iPhoneの場合、携帯電話は通話、メールがメインの用途でしたがPCの要素も入れるという新しい概念とサービスを提供してきました。

市場に新しい概念・サービスが提供される際、まず、新しいもの好きな人でも、 すぐ購入する人、周りの反応を見てから決める人、と大きく2つに分かれます。

一般的には、新しいもの好きな人は全体の約16%と言われ、残りの84%が周りを見てから購入するか検討となります。

市場に新しい概念・サービスが提供される際に、この16%を超えられるかどうかが、その後の普及率拡大に大きく起因します。

2.キャズムとは

革新的商品やサービスが市場で普及を拡大する中で,「溝」があるとする理論です。

顧客は「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つのタイプに分けられます。

イノベーター:革新者。新しい技術やものが好きで進んで導入する人。

アーリーアダプター:新しいものや技術に敏感で関心も高い。そのため比較的早い段階で採用する人。

アーリーマジョリティー:新しいものや技術を受け入れるのに慎重な人。

レイトマジョリティー:新しいものや技術に慎重な人。周囲の多くがやっているのを見てから導入する人。

ラガード:もっとも保守的な人。自ら情報を取りにいく動きがない。

アーリーアダプターとアーリーマジョリティーの間には普及に際して大きな溝があり、これをキャズムと呼びます。

3.キャズムを超えるためアーリーマジョリティー層の獲得が不可欠

では、どのようにすればアーリーマジョリティー層を獲得できるでしょうか。

それは、各々異なるユーザー特徴を理解することが必要です。

イノベーター・アーリーアダプターは新しいもの好きとなるため、他の商品と比較し、どういった機能が最先端なのか?何が優れているのか?という訴求を行う事が必要になります。

反対にアーリーマジョリティーの場合、同じ訴求を行っても上手くいかないことが多いでしょう。

なぜかと言うと、アーリーマジョリティー層は新しい技術に対して警戒心、抵抗感を持っているからです。そのためにアーリーマジョリティー層を獲得するには、信頼性や安心感を与えることが常用になってきます。

4.キャズムを超えるためのWEB施策

では、ここで安心感を伝えるためのWEBサイトの施策をご紹介します。

Ⅰ.大手導入企業の紹介、実績の数値化

実績の数値化

※画像参照元:
http://www.terrasky.co.jp/salesforce/

こちらはクラウド開発サービスを行っている企業様で、サイト内にて大手企業の導入実績や受賞歴や認定技術者の数なども実績として全面に押し出しております。

技術変化が速いIT業界にて、普及率を向上させる為には、この様な安心感や信頼感に繋がる内容をアーリーマジョリティー層向けに発信していく事が効果的な戦略となります。

Ⅱ.細やかな導入事例の紹介

小売店様向けにPOSシステム、在庫管理システムなどを提供している企業様です。

導入事例を掲載している企業は多いでしょうが、この企業様はお客様の悩み、規模、地域、導入後の効果を細かく掲載しています。

事例

※画像参照元:
http://www.retailfocus.jp/case.html

アーリーマジョリティー層では“導入して上手くいくのか?”という不安を必ず持っています。多種多様な導入事例や成功事例を掲載していくことで“自社と近い企業でも上手くいっている、成果が出ている”と思って貰うことで、購買へとつながりやすくなります。

5.まとめ

いかがだったでしょうか?

新製品の普及において、Webは重要な広告ツールではありますが、ターゲットとしているユーザと配信しているWebコンテンツがマッチしているか、今一度、自社サイトで分析してみてください。

実は、キャズムに、はまっているだけかもしれません。

今回の施策を参考にして頂ければと思います。

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