「wwwあり」と「wwwなし」って結局どっちがいいの?
最終更新日:2023/10/18
WebサイトのURLには「WWW」がある場合と、ない場合があるのをごぞんじですか?
たとえば、大塚製薬のコーポレートサイトと、同社が扱う商品のブランドサイトを見比べてみましょう。
大塚製薬コーポレートサイト
https://www.otsuka.co.jp
ポカリスエット(ブランドサイト)
http://pocarisweat.jp
ご覧のとおり、コーポレートサイトには「WWW」がついていますが、ブランドサイトには「WWW」がついていません。
サイトによってあったりなかったり…「どちらがいいのだろう?」と気になったことはないでしょうか。
そこで、今回は「WWW」のあり・なしの影響について考えていきたいと思います。
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結論、どちらでもいい。
「WWW」は、「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」の略称です。
では、そもそもWebとはどのように生まれたのでしょうか。
「Webの生みの親」といわれるイギリスのコンピューター技術者・ティム・バーナーズ=リーは、自身が在籍していた研究所の研究者のために、文献やデータを1つのコンピューターに集め、その文書同士を「リンク」させる仕組みを作りました。
ティムは、世界中に広がる情報網が「クモの巣」のように見えたことから、このシステムを「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」と名付けました。これがWorld Wide Webの始まりです。
しかし、URLにある「WWW」は、少し意味合いが違います。
URLのなかの「WWW」は、ホスト名を表していて、上図のように後ろにつくドメイン名と合わせて接続するサーバーを指定しています。
ホスト名は、慣例的にわかりやすいため「www」が使われることが多いですが、「www」でなくても、また省略しても同じwebサイトにアクセスできるようになります。
つまり、Webサイトの機能的には、「www」はあってもなくても、どちらでも使えるということになります。
では、前述の大塚製薬の例のように、なぜ「www」あり・なしを使い分けるサイトがあるのでしょうか。
「www」ありにした場合と、なしにした場合のそれぞれメリットをみてみましょう。
「www」 ありのメリット
- プロトコル名(http://)の部分を省略してもURLだとわかる
- 誰が見てもWebサイトのURLだとわかりやすい
(ユーザーによっては、「www」が付くのが当たり前と考える人もいるため) - Google、Yahoo!などの大手サイトにも「www」がついており、コーポレートサイトなどでは、しっかりした印象が与えられる
「www」なしのメリット
- URLが短くなるため、ユーザーに覚えてもらいやすい
- スマホなど、PC以外のデバイスを使用するときに入力しやすい
また、SEOへの影響もどちらの場合でも「影響はない」といわれています。
ただし、同じwebサイトで「www」のあり・なし、両方のドメインが存在する場合は注意が必要です。
どちらとも同じwebサイトには飛びますが、検索エンジンはこの2つを別サイトとして認識します。
2通りのURLから同じページにアクセスがあれば、被リンクが分散してしまうほか、重複コンテンツとみなされ、ペナルティの対象となる恐れもあります。
そのため「www」のあり・なしは、「301リダイレクト」の設定や、Googleサーチコンソールの設定などで、必ずどちらかに統一するようにしましょう。
wwwありのサイト
最後に、実際どのようなサイトが「wwwあり」を選択し、どのようなサイトが「wwwなし」を選択しているのか、日本の事例を見てみましょう。
任天堂株式会社
日本航空株式会社
wwwなしのサイト
エムタメ
富士フイルム フォトブック サービスサイト
まとめ
上記のように、一般的には、「www」ありはコーポレートサイト、 「www」 なしはサービスサイトで使われる傾向があります。
しかし、前述のように「www」のありとなしでは、どちらを選んだとしてもユーザビリティや、SEOに大きな影響はありません。
まずは、どちらにするか検討し、決定後はきちんと統一されたドメインが表示されるように設定しましょう。
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