BtoB企業のFacebookアカウントの特長
最終更新日:2023/11/14
BtoB企業のなかには、展示会で名刺交換、既存のお客様を回って関係性をつくり、次の発注まで繋げようとする活動が忙しくて、SNSでのプロモーションにはあまり時間を掛けていないという企業も多いのではないでしょうか?
しかし、近年スマートフォンの普及に伴い、商談先である担当者のSNSも利用率が高く、FacebookはBtoB企業のマーケティングでは無視できない存在となっています。
今回は、その中でもFacebookに着目し、BtoB企業でもFacebookをユーザーとのコミュニケーションツールとして活用している企業をご紹介していきたいと思います。
自社でFacebookを運用する前に念頭に置いて頂きたい内容をご紹介いたします。
1.BtoB企業にFacebookアカウントが必要な理由
Facebookの活用方法には、学生時代の友人との再会、身近な人とのコミュニケーション、近況報告、趣味や関心がある事柄のグループに入って仲間を見つける、など様々なシーンがあります。
Facebookは実名で登録するという決まりがあるので、匿名性の高いTwitterやInstagramなどの他のSNSと異なり、いいねやシェアが信頼度がより高いと感じられています。
また、Facebookの友達は、お互い知り合い同士で繋がることが多いため、年齢・性別・職場・趣味嗜好など同じステータスの人が多く集まる可能性が高くなります。
そうなると、限られたターゲット層に情報配信したいと思っているBtoB企業にとっては好都合です。
例えば、ユーザーの一人が企業アカウントをいいねやシェアすると、誰がどのアカウントに対してアクションしたのかが自分のタイムラインに表示されます。
いいねした友人は自分に近いステータスの人の可能性が高いので、自分が興味ある事柄についていいねしている可能性がより高まります。
企業は、一人から得られたいいねの裏で、多くの類似ターゲットへアプローチできているのです。
2.主な配信コンテンツ
企業のFacebookアカウントなので、配信するコンテンツ・内容にはCSR活動や社内イベントなどの活動をアップする企業が多く存在します。
なかには普段コーポレートサイトでは見せられない仕事の裏側を見せる企業もいます。
大きな展示会の準備~当日まで、試作品の設計段階から製品化まで、社内イベントの様子など、スマートフォンで手軽に更新できる特性を生かして、固い表情を見せるWEBサイトとは異なるコンテンツが目立ちます。
その他にも、載せるコンテンツは下記をメインにしている企業が大多数です。
Facebookのよくある投稿コンテンツ
①仕事現場の裏側
②社内イベントの様子
③季節の投稿
④アンケート
FacebookはSNSなので、閲覧しているユーザーとのコミュニケーションが可能というが特長あります。
いいねを集めたりシェアをされるだけでなく、コメントをもらえることもあります。
コメント機能を用いて情報収集目的のアンケートを取ることもあります。
なかには否定的なコメントを頂くこともあるかと思いますが、その対応一つで企業イメージが決まることもあるので、悲観的にならずに受け止め、積極的な意見交換の場として開放しましょう。
また、Facebookの投稿やページ情報に自社サイトへのURLを貼り付けておくことで、各運営サイトへのアクセスが増える期待が高まります。
WEBサイトだけしか知らなかったユーザーも、Facebookから情報を得ることがあるかもしれませんし、Facebookしか知らなかったユーザーはWEBサイトへ足を運んでくれるきっかけとなるかもしれません。
3.おすすめの配信曜日・時間
やみくもに更新を行うより、より効果が出やすい日時に配信を行うことをおすすめします。
特に、平日の起床時・昼休憩・就寝前に配信するのが最も効果的です。
時間帯に直すと、6~7時、12時、21時頃となり、その理由はユーザーがスマートフォンからFacebookを開いて情報を得るタイミングと合致するからです。
Facebookの特長として、最新投稿から順番に古い投稿へさかのぼる事になるので、情報が古いよりかは新しい方がより多くの人に見られる可能性が高いです。
友達が数百人を超える人が最新情報から古い情報までさかのぼるのには時間がかかってしまいますので、先にお伝えした配信日時に投稿をしてより多くのユーザーにアプローチすることをおすすめします。
4.事例紹介
Facebookを活用しているBtoB企業の中でも、下記3つの企業を事例としてご紹介します。
フェレット(株式会社ベーシック)
https://www.facebook.com/ferretportal
35,377人がフォロー中で、主に自社で運用しているオウンドメディアの記事の共有が多いです(2017年9月5日 現在時点)。
フォローしている人は、同業他社で働く人はもちろん、一般企業のマーケッターなども多いのではないでしょうか。
株式会社Legaseed
https://www.facebook.com/Legaseed
7,243人がフォロー中の人材会社様です(2017年9月5日現在時点)。
更新している内容は、自分たちの働き方の紹介が多く目立ちます。
また、フォローしている人は社会人だけでなく、学生からの支持も目立ちます。
その理由としては、この企業の事業内容が、企業向けの採用プログラムと学生向けの採用プログラムの2つの角度からのアプローチが可能だからです。
株式会社バーグハンバーグバーグ
https://www.facebook.com/burghamburgburg
26,738人がフォロー中で、1か月の半分は更新をしています(2017年8月31日現在時点)。
メディア運営やプロモーションを行っている会社です。
とにかく“面白さ”を追求する彼らは、LINEスタンプで有名な地獄のミサワスタンプの生みの親です。
載せているコンテンツは、社員座談会(社員紹介)、他のサイトにある面白企画を引用、自社のプロモーションなどです。
面白いものを発信するという目的に沿った内容になっていると思います。
5.まとめ
企業の情報収集・発信の場はアナログからデジタルへ遷移し、デジタルの中でも現代ではSNSという手法も目を背けられない存在となっているかと思います。
そのなかでもFacebookは実名での活用が主となっているツールなので、良くも悪くも率直な意見が集まるのではないでしょうか。
企業としてFacebookを運用する際は、個人の裁量ではなく企業活動の一環として配信を行い、ユーザーからより身近で支持をされるような企業を目指していってほしいと思います。