配信先は自社サイトだけじゃない!SNSの動画広告がアツイ理由
最終更新日:2023/12/20
動画プロモーションの効果をより高める方法として、SNS広告の利用があります。
年々利用者が増加するSNS。主要SNSの月間ユーザー数は、Twitterが約4,500万人、facebookが約2,800万人もあり、絶大な効果が期待できる広告メディアとして企業が着目するのも頷けるでしょう。
今回はSNS広告を利用するメリットや、各SNSの特徴について紹介します。
1.ユーザーの「印象が残りやすい」SNSの動画広告
マーケットが大きとはいえ、SNS広告の効果がどれだけあるのか?と、懐疑的に思っている方も多いかもしれません。しかし、こんなデータがあります。
株式会社マクロミルと株式会社デジタルインファクトが調査した「動画広告ユーザ調査」によると、ユーザが視聴した動画で内容を最も覚えているメディアは「ソシャルメディアのタイムラン上に表示される動画広告」が、もっとも多いという結果が出ています。
動画広告といえば、YouTubeで動画コンテンツを再生する前や途中に挟み込まれる広告をご存じの方も多いかと思います。こうしたYouTube広告や、大手ポータルサイト・キュレーションサイトに出稿される動画広告よりも、SNS上で配信される動画広告のほうがユーザーの印象に残りやすく効果が表れやすいことが、この調査結果からわかります。
動画広告のメリット・デメリットについて、詳しくは下記の記事もご覧ください。
昨今はやりの新しい広告形態「動画広告」のメリット・デメリット
2.主要SNSの動画サービス
SNSの動画広告は、各SNSによって特徴があり、仕様やターゲティングの方法なども異なります。
ここでは、国内でユーザー数の多い主要4社(Twitter、Facebook、Instagram、LINE)の動画広告サービスと特徴を一覧にまとめました。
サービス名 | 特徴 | |
---|---|---|
プロモビデオ |
|
|
Facebook広告 |
|
|
Instagram広告 |
|
|
LINE | LINE Ads Platform |
|
3.拡散性があるのもSNS広告のメリット
SNSに動画広告を出稿するメリットの一つに、多くのユーザーに拡散されることが挙げられます。
動画広告を見て何かしらの感情を持ったユーザーが、その気持ちを他者に共有したくなって「シェアする」という行動を起こし、ブランディングの効果を高めるわけです。とりわけ、マスメディアではリーチしにくい若年層における効果は大きいといわれます。
ここで、各SNSの拡散機能について比較してみましょう。
月間ユーザー数 | 拡散機能 | |
---|---|---|
約4,500万人 | 「いいね」「リツイート」「リプライ」機能にて拡散 | |
約2,800万人 | 「いいね」「コメント」「シェア」機能にて拡散 | |
約2,000万人 | 「いいね」「コメント」機能はあるがシェア機能がなく拡散性は乏しい | |
LINE | 約7,500万人 | タイムラインで、「いいね」「コメント」「シェア」機能にて拡散 |
※月間ユーザー数は国内のみ(株式会社ジャストシテム「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2017年)調べ)
拡散性の点では、ユーザー数が多くリツイートやリプライなどの機能があるTwitterが有利だといえます。実名登録制のFacebookとは異なり、Twitterは興味や嗜好があう他者をフォローすることでつながりを拡げていくものですから、動画広告の拡散も期待できます。 LINEもユーザー数は多いですが、基本的には1対1でつながるSNS。最近になってタイムラインの投稿にハッシュタグなどが追加され、広告の点では今後に注目したいSNSでしょう。
4.各SNSのユーザー属性を知る
ひとくちにSNSといっても、ユーザー属性はSNSごとに異なります。
これを知らないと、自社商材をターゲット層へ効果的にリーチできず、動画広告の効果も発揮しづらくなります。
ユーザー属性 | |
---|---|
10代~20代。学生の利用が多い | |
20代~40代。男女問わずビジネス世代が中心。 | |
10代~30代。女性ユーザーが6割以上。 | |
LINE | 10代~60代。男女問わず幅広い世代が利用。 |
Twitterは、10代と20代の約6割が月1回以上利用しており、若年層へアプローチしたい商材に効果があるといえそうです。 同じく若年層に強いInstagramは、女性利用者の割合が高いことが特徴。コスメ系やアパレル系などでブランディングが目的の動画広告に適しています。 FacebookとLINEは、性別を問わず幅広い年齢層が利用するSNSですが、属性指定でターゲットを絞り込むことが可能です。特にFacebookは、学歴や役職など細かな設定ができるため、ピンポイントでアプローチする場合に適しています。
5.まとめ
このほか動画サイズも、縦横比が16:9の一般的なサイズもあれば、Instagramのように1:1のスクエア型や、2.39:1のTwitterなど、SNSによって異なりますし、課金方法もSNSの契約によって異なります。
このようにSNSに動画広告を出稿する際は、各SNSの特徴を理解したうえで利用することが大切ですし、新たに動画を制作する場合にも制作会社にSNS広告の知識やノウハウがあるところを選ぶ必要があります。