デジタルマーケティング施策~ARを利用してファンを獲得しよう~
最終更新日:2023/11/21
AR(Augmented Reality:拡張現実)をご存知でしょうか?
Wikipediaでは「人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。」としています。
例えば、スマートフォンやタブレットのカメラを通して、実際にはない映像やCGを重ねて見せたりすることが出来るシステムの事です。
ARが有名になった一因として、ポケモンGoがあります。
一時はかなり盛り上がり、最大で2,000万人を超える人が利用していました。
これは、スマートフォンのカメラから現実世界にはいない「ポケモン」を見て、ゲットし育成することが出来ました。
スマートフォンが普及したことによってARの市場が伸び、また市場が広くなったことで多くの企業が販促活動に使用するようになりました。
弊社でも「COCOAR」というARを簡単に作成できるツールをご提供しています。
今回は事例を交えながら、今後のマーケティングへの利用方法について考えてみます。
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1、事例
1-1、ノベルティ・ステッカー×AR
コレクションカード:江崎グリコ様×クリプトン・フューチャー・メディア様
キャンペーンサイト:http://www.glico.co.jp/almondpeak/natsunone-cp/
江崎グリコ「アーモンドピーク」が「初音ミク」とコラボレーション。アーモンドピークに封入されているカードをかざすと初音ミクはじめそれぞれのキャラクターが歌いはじめるという「夏の音ARカード」がもらえる企画です。
紙面と映像が連動しており、話題を呼びました。
種類は全部で7種類となっていてアーモンドピークのどれに入っているか分からない為、全種類そろえる為に複数個購入する方がいらっしゃいました。
▼実際に購入した方の映像です。
中身が見えない景品に付加価値を付けることによって販売個数の増加や、また景品が欲しかった購入者にも一度製品を使用してもらえファン化してもらえるメリットがあります。
1-2、イベント×AR
ナナナを探せイベント:テレビ東京様
テレビ東京バナナ社員のナナナの看板や名刺にCOCOAR2をかざすとナナナと一緒に写真が撮れるフォトフレーム企画など多数のイベントを開催しました。
最近ではおそ松さん×ナナナイベントも開催。
キャンペーンサイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/nanana/announce/exhibition.html
イベントで配布されるチラシやフライヤー、ポスターなどでイベントに付加価値を付けることが出来ます。
一度イベントに来ていただき、COCOARをかざして確認した相手であれば、プッシュ通知で新しくイベントを行う際には情報を事前に送ることが可能です。
1-3、パッケージ・商品×AR
グリコ様 「グリコ ポッキー」×「キリン 午後の紅茶」:太成二葉産業様
コンビニで見られた方も多いのではないでしょうか。
「グリコ ポッキー」×「キリン 午後の紅茶」のコラボレーション第2弾にARが使用されていました。
「午後の紅茶 恋のティーグルト」と「ポッキーミディ恋のレモン」を交互に飲むと、レアチーズケーキのような味わいになるという企画にプラスして、ARが付加価値として活用されています。
ポッキーと午後の紅茶、それぞれのパッケージに描かれたイラストを合わせてCOCOARアプリをかざすと、有名声優を採用した12種類の物語を動画で見ることができる仕組みになっており、組み合わせ方によって物語が変化していきます。
▼実際に購入した方の映像です。
うまい棒:まちカドTV様
うまい棒のパッケージでARを活用しています。
商品パッケージに描かれている「うまえもん」にCOCOAR2をかざすと、うまい棒の公式テーマソングを聴くことができます。
一度聴いたら忘れられないリズムで、キャラクターたちが歌って踊り出します。
Youtubeや自社サイト以外にも、アニメーション映像の配信場所を増やすことでプロモーションの効果を高めています。
商品のパッケージにARを設定することで、商品を楽しんでもらえることでファンの育成や販売促進につなげることが可能になります。
1-4、書籍×AR
(書籍)Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説5、Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説6:竹書房様
シリーズ累計250万部を記録する「Mr.都市伝説」関暁夫の都市伝説シリーズ第5弾でARを活用しています。
本全体でARを活用しており、中にはARマークが付いていない隠しARも設定されています。
本の文章と、ARを使った動画すべてを見ることで、なんと物語が完結する仕組みになっているのです!。
発売後2週間で25,000PV超えし、2カ月で29万PVにものぼりました。
また、好評だった為都市伝説第6弾でも引き続きARを活用していました。
▼ARコマーシャル映像になります。
書面だけでは伝わらない情報を映像で伝えることで、広告価値を向上させることが出来ます。
1-5、大学×AR
オープンキャンパス資料:高知県立大学様
オープンキャンパスの資料を充実させることで、入学希望者を増やしたいという要望からARを活用されています。
資料請求をした学生や、当日オープンキャンパスに来てくれた学生にパンフレットを配布し、AR動画で学生からのメッセージを見られるようにしています。
AR動画で閲覧することが出来ることで、学校への理解を深めてもらうプロモーションとして利用したり、加えて満足度の向上を行っています。
また、閲覧してもらうことで、学生側が入学後のイメージを行う事が出来る為、マッチングが可能になりました。
2、COCOARが選ばれる理由
AR作成ツールは今や山のようにあります。
しかし、弊社提供のCOCOARは現在1,200社以上の企業様に使用されています。
その理由はなんでしょうか。
2-1、ログ解析機能
ログ情報を詳しくとることが出来ます。
ARがかざされている回数/日付/位置情報(○○市まで)/性別/年代、と確認することが出来ます。
ただ、ログ解析はユーザー側で位置情報、ユーザー情報利用がONになっているユーザー限定となります。
OFFの場合は、「指定なし」となります。
また、かざされた日付、時間はCSVでダウンロードが可能です。
2-2、プッシュ通知
ARをかざした人に対して、プッシュ通知でメッセージを送ることが出来ます。
例えば、上記活用事例内に出てきました「ナナナを探せイベント」でも使用されています。
マーカーをかざしたことのあるユーザーは確実に情報に興味を持っていますので、ダイレクトに発信することでファン化を促すことが出来ます。
メルマガですと、メールを配信し開封してもらえる確率としては約20%前後となりますが、このプッシュ機能で配信し確認している率は約35%~50%に上り、メルマガよりもコンテンツを通知することが出来ます。
(通知設定がONになっていて、履歴が残っているユーザーのみへの配信になります。)
2-3、ニュース一覧
どんなところでCOCOARが利用されているか、アプリダウンロードユーザーに対しえ告知することが可能です。
▼詳細はこちらから
http://manual.coco-ar.com/faq/contents/news.html
ARの登録日が新しいものから表示されたり、先週一週間の再生回数順に表示されることが出来ます。
「コンテンツタイトル」「メッセージ内容」「企業名」でキーワード検索を行う事が出来、絞り込みも可能です。
2-4、GPS機能
ユーザーが特定のエリアに直接訪れなければ見ることが出来ないARが作成可能です。
これはGPS機能を利用することで例えばスタンプラリーを行うような施策を打ち観光誘致、来客数増加につなげることが出来ます。
もし、かざす画像が流出してしまっても対象エリア内でないとコンテンツを表示することが出来ない為「来場者限定」といった事が可能です。
実際に会場や店舗に来店してもらえるような集客企画の1つとして活用できます。
3、今後のマーケティング
上記の事例だけでも話題性や情報発信性は大きくあります。
好評につき、第2弾として行う企業様も多くいらっしゃいます。
また、反響をあるかどうかもログ解析を行う事が出来ます。
なかなかマーケティング、販促活動を行った後に数字で報告できるツールは少ないのではないでしょうか。
ARの目的として多くあることは、話題性づくりですが、本来の目的である売り上げの増加や、ファンの増加につながるように施策を打っていく必要があります。
その為、「ナナナ」の事例でも触れましたが一度かざした相手に「プッシュ」で情報を流すことが出来、第2弾を行う際にファンにすぐに情報をお送りすることが出来るようになっているのです。
その為、BtoB企業でも展示会などで配布する資料にARを搭載し途中まで閲覧が出来るセミナー動画をアップしておき
続きは申し込みフォームをくぐらないと確認できません、といった施策を打つことが出来ます。
マーケティングの一つの要素として簡単にARを作成することが出来ますので一度試してみてはいかがでしょうか。