エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. マーケティング入門
  3. 【Web広告に関する意識調査】Web広告費は「50万円未満」と「500万円~1,000万円未満」で二極化。Web広告の費用対効果について「非常に良い」「良い」と感じているのは全体の52%という結果に。

【Web広告に関する意識調査】Web広告費は「50万円未満」と「500万円~1,000万円未満」で二極化。Web広告の費用対効果について「非常に良い」「良い」と感じているのは全体の52%という結果に。

記事公開日:2018/10/23
最終更新日:2025/10/31
【Web広告に関する意識調査】Web広告費は「50万円未満」と「500万円~1,000万円未満」で二極化。Web広告の費用対効果について「非常に良い」「良い」と感じているのは全体の52%という結果に。

【この記事の要約】

マーケティングオートメーション(MA)は、多くの企業が導入する一方で、その効果を十分に実感できていないケースが少なくありません。調査によれば、導入企業の約半数が「効果を実感できていない」と回答しています。

その最大の原因は、「シナリオ設計ができていない」「コンテンツが不足している」という2点です。MAはあくまで道具であり、導入すれば自動的に成果が出るわけではありません。「誰に、どのタイミングで、どんな情報を届けるか」という戦略(シナリオ)を描き、その受け皿となる魅力的なコンテンツを用意することが不可欠です。ツール導入の前に、まず自社のマーケティング戦略そのものを見直すことが成功の鍵となります。

 

【よくある質問と回答】

MAを導入しても効果が出ない、最もよくある原因は何ですか?

戦略不在のままツールを導入してしまうことです。「誰に(ペルソナ)、どのようなプロセスを経て(カスタマージャーニー)、最終的にどうなってほしいのか」という戦略(シナリオ)がないままMAを導入しても、ツールを全く使いこなすことができません。

成果を出すために、MA導入前に準備すべきことは何ですか?

リード(見込み顧客)に提供するコンテンツを十分に用意しておくことです。例えば、「お役立ち資料」「セミナー動画」「導入事例」など、顧客の検討段階に応じた様々なコンテンツがなければ、MAでメールを送っても中身が伴わず、効果は出ません。

記事によると、MAの効果を実感している企業はどのような施策を行っていますか?

スコアリング機能を活用した「見込み顧客の絞り込み」や、Webサイトの閲覧履歴に応じた「メールの出し分け」など、MAならではの機能を活用して、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズされたアプローチを実践している企業ほど、効果を実感している傾向があります。

 

【ここから本文】

近年、広告の主流は従来のマス広告やオフライン広告からWeb広告へとシフトしており、その変化は年々加速しています。
その変化の中で企業は、自社にとって最適な媒体に最適な方法で広告を出稿し、成果を上げることが求められています。

そこで弊社Mtame(エムタメ)ではこの度、2018年9月にインターネット調査にて20代~40代のビジネスパーソン向けにWeb広告に関するアンケートを実施しました。

今回は、調査結果のデータを一部公開します。

すべてご覧になりたい方はこちらからダウンロードしてください。

調査サマリ

  • Web広告費は「50万円未満」と「500万円~1,000万円未満」で二極化
  • Web広告費が少額の場合は自社運用、高額になればなるほど代理店を利用している企業が多い
  • 近年のWeb広告費の増減について「大幅に上昇」「上昇」したと答えたのは全体の58%
  • Web広告の費用対効果について「非常に良い」「良い」と感じているのは全体の52%
  • 現在取り組んでいるWeb広告施策の1位は検索広告、2位はディスプレイ広告

調査概要

調査テーマ:Web広告に関する意識調査

調査手段:インターネット調査

調査期間:2018年9月3日~2018年9月17日

対象者:25~40歳のビジネスパーソン

回答数:230名

回答者の属性

業態と業種

売上高と従業員規模

あなたの企業は毎月いくらWeb広告費をかけていますか?

あなたの企業は毎月いくらWeb広告費をかけていますか?

毎月のWeb広告費は「50万円未満」と「500~1000万円未満」で二極化

全体(230名)の34%(62名)の回答者は「50万円未満」という結果になりました。
次いで多いのは17%(29名)の「500~1000万円未満」と二極化していることが分かります。
また、Web広告費に月500万円以上かけている回答者は全体の31%(54名)となりました。

あなたの企業ではWeb広告運用はどこで行っていますか?

あなたの企業ではWeb広告運用はどこで行っていますか?

Web広告費が少額の場合は自社運用、高額になればなるほど代理店を利用している企業が多い

全体(161名)のうち自社で運用しているという回答者は123名、代理店に任せているという回答者は101名という結果になりました。
内訳を見ると、広告費用が少額の場合は自社運用、高額になればなるほど代理店を利用している企業が多いことが分かります。

あなたの企業での近年の広告費の増減について教えてください。

あなたの企業での近年の広告費の増減について教えてください。

全体の58%の企業の広告費が「大幅に上昇」または「上昇」している

「大幅に上昇」または「上昇」と回答した58%(106名)の内訳をみると、広告費を多く投資している企業が多いことが分かります。
逆にあまり広告費をかけていない企業は、広告費自体を削減している傾向にあることが分かります。

あなたの企業におけるWeb広告の費用対効果についてどう思いますか?

あなたの企業におけるWeb広告の費用対効果についてどう思いますか?

費用対効果が「良い」または「非常に良い」と答えた企業は全体の52%

全体(161名)の16%(26名)の回答者が「非常に良い」、36%(57名)の回答者が「良い」という結果になりました。
費用大効果が良いと答えた回答者の内訳を見ると、こちらも広告費を多く投資している企業はWeb広告の費用対効果の良さを実感していることが分かります。

まとめ

Web広告費を多く投資している(投資できる)会社は、運用を代理店に任せることにより費用対効果を感じているようです。

一方で、多額の広告費をかけていない企業は自社で広告を運用していることにより運用がうまくいかず、費用対効果を感じられないために広告費自体を削減しているという傾向があることがわかりました。
このため、広告費の二極化が進んでしまっているのではという印象です。

「リソースもなく、知識もなく、分析もできていないという状態にもかかわらず、広告費をかけられない…」という実情の中で、限られた広告費で効果を出そうと、自社で運用するも上手くいかず広告費を削減してしまう…という負のサイクルが生まれている可能性があります。

そうはいっても、多額のWeb広告費を投資できる会社とそうではない会社があるため、少額の出稿だとしても代理店に任せることで費用対効果を実感し、広告費を増額させるような良いサイクルを作っていく必要がある会社が多いのではないでしょうか。

※本意識調査の全データは、「エムタメ!」より登録フォームにお進みいただき、個人情報をご登録のうえ閲覧していただけます。
https://mtame.jp/white_paper/advertisement_report_201809/

※本リリースに含まれる調査結果をご掲載いただく際は、必ず「エムタメ!調査」と明記ください。

【English summary】

While many companies have introduced Marketing Automation (MA), not a few cases have failed to fully realize its benefits. According to a survey, about half of the companies that have implemented it answered that they "do not feel the effects."

The two main reasons for this are "the inability to design scenarios" and "a lack of content." MA is merely a tool; its introduction does not automatically produce results. It is essential to draw up a strategy (scenario)—"who to deliver what information to, and at what timing"—and to prepare attractive content to support it. The key to success is to first review the company's own marketing strategy before implementing the tool.


特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング
現役ITコンサルが創るデジタルマーケティングメディア

この記事を共有