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翌日からでも効果倍増? Webユーザビリティを向上させるポイントとは ~前編~

記事公開日:2015/01/13
最終更新日:2018/05/18
翌日からでも効果倍増? Webユーザビリティを向上させるポイントとは ~前編~

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。

今回のテーマは「Webユーザービリティ」です。

最初にお伝えしておきますと、過去に実践し、体験した改善ポイントをまとめたものです。

以下の内容を、ひとつずつ着実に実践をしていただければ、「ユーザビリティは確実に改善します」と言っても過言ではありません。今回は前編をお送りします。

1.Webユーザービリティとは

Webユーザービリティとは、多様に変化するターゲットの購買行動にどれだけ対応できるか、企業のオムニチャネル戦略化が叫ばれる昨今、自社のサイトが他サイトと比べ、どれだけ貴重なユーザー体験を提供できているかになります。

勘違いされていることが多いのですが、Webユーザーのほとんどは必ず離脱します。

「なぜ売り上げが上がらないのだろう・・・。」

「なぜ離脱されてしまうのだろう・・・。」

こういった悩みを抱えている方は非常に多いと思います。それに対して私はこう考えています。

「ほとんどのWebサイトは“離脱”されることを前提に作られていない」

つまり、離脱されても戻ってきてもらえるお店はどんなお店か、またはそもそも離脱されないためにはどうすればよいのかを考えればいいのです。

ではここから一つずつそんなお店づくりへの“改善”をしていきましょう。今回はTOPページのデザインではなく、各ページや細かいテクニックについて改善ポイントを解説していきたいと思います。

2.まずはコンテンツの改善から、直帰と離脱には細心の注意を!

ほとんどのWebユーザーは離脱と回遊を繰り返します。

「99%のWebユーザーは離脱する」。サイトコンテンツはこれを大前提に考えます。当たり前ですが、離脱率を下げることが購入率を上げることに繋がります。

トップページや通常ページなどのコンテンツからユーザーを離脱させないで、「カート」や「エントリーフォーム」に誘導することを「コンテンツ導線」と呼びます。通常は10%程度の誘導ができているはずです。

この導線が悪いサイトは3%以下の誘導率で、そのほとんどがコンテンツで離脱か直帰をしていることになります。これでは問い合わせや、購入に繋がることも当然なく、売上ももちろん上がりません。

この誘導率は、最大で20%ほどまで引き上げていけると考えてます。なので、「コンテンツ導線」の改善をドンドン行っていきましょう。そのためには常に「コンテンツ導線率」を測定し改善、検証、これを繰り返していくことが重要です。

3.商品(サービス)リストページを魅力的に

商品が並んでいる商品リストのページは、たくさんの魅力を伝えるチャンスの場所です。ここにはどんな情報が掲載されているか確認してみましょう。

ほとんどの商品リストページは、データベースから引っ張ってきた情報を掲載している場合が多いので、写真1枚に商品名と品番、価格が掲載された素っ気ないページになりがちで、この場所はあまり手を加えられないと考えている方々は非常に多いです。

しかし、商品リストページは見てもらえるチャンスが非常に多く、ここで購入意欲を湧かせることができると商品詳細ページへ進み、他の商品も見てもらえる機会を創り、その結果、商品が購入され、購入率は上がっていきます。

逆をいうとここで見てみようという意欲が少しも湧かないとWebユーザーは直ぐに離脱してしまい、購入率は上がりませんし、直帰率が上がります。

最近では、検索エンジンも便利になり、この商品リストページにユーザーが直接流入し、ランディングの入り口ページとなっている場合も多くあります。その場所が魅力のない場合、残念ながらそのWebユーザーは直帰となってしまいます。まず商品リストページに載せるコンテンツをさらに魅力的にして、離脱を減らしましょう。

■改善Point


●魅力的なキャッチコピーを並べよう

●商品毎に何かお得な情報を記載し付加価値をつけよう

●何故お奨めなのかの理由などを説明しチラ見せしよう

●2枚以上の写真を掲載できる場合はのせよう

●種類や材料もきちんと載せよう

●「プレゼントに最適」「大切な方へのお礼に」などの用途も記載しよう

●「売れ筋」「ベスト3」などのランキングマークをつけよう

とにかく、品名と金額以外のことを沢山記載してください。訪れたWebユーザーの利用シーンにマッチングさせることができれば、ここでの離脱率は防いでいくことができます。

4.商品詳細ページは自分の言葉で

Webサイトの中で、ユーザーの目的の場所です。きめ細やかな接客を心がけましょう。商品の詳細ページでは、その商品をプレゼンするチャンスの場所です。

ただ多くのサイトの場合、この場所でのプレゼンの仕方がよくないことが多いです。

写真が1枚しか乗っていなかったり、商品、製品、サービスに関する既成の情報しか記載がなかったりすると、ユーザーは魅力ないページと感じてしまいます。

Webページに魅力がないと思われると、残念なことに、商品、サービスや会社に対しても、同様のイメージを持たれてしまいます。それほどまでに、この詳細のページの情報というものは重要なのです。

TOPページがどれだけ魅力的であっても、この詳細ページに魅力がない場合、離脱されてしまい、カートやエントリーフォームに辿り着かず、購入率が下がります。

■改善Point


●どんなシーンで活躍するのか、キャッチコピーを載せよう


●既成のコメントではなく、自分の言葉でオススメコメントをたっぷり記載しよう


●他の文字より価格は大きく記載しよう


●ユーザーレビュー(体験)を記載しよう


●5枚以上の写真を掲載できる場合はのせましょう


●在庫切れの場合は、いつ在庫が入るのかもできるだけ記載しよう


●SNSでシェアできるようにしよう


●写真はできるだけ大きく、他覚的なものをたくさん、綺麗に掲載しよう


その際、アクセサリーや小物、洋服なら人に着用させる、インテリアなら、人に座らせるなど、写真の撮影シーンには人を使用しましょう。


●商品到着時のイメージを具体的にするため、同梱するものの画像や、梱包時の画像も載せよう

●該当商品以外におススメの商品や、組み合わせのオススメを記載し、誘導率、同時購入率を上げよう


●アフターケアについて記載できる時は記載しておこう


●SNSボタンだけでなく、お気に入りボタンも設置しよう


●離脱することを前提とし、サイトをブックマークする為のボタンも設置しよう


●商品の納期を必ず記載しましょう


●実店舗がある場合、取扱い店舗が調べられるようにしておこう

悪いページを見つけ、改善することから始めましょう。まずは直帰率の悪い順です。来たとたんに出て行ってしまうのが一番辛いです。なのでそのページを改善しましょう。


直帰率60%以上のページを改善していきますが、まずは80%以上の直帰しているページを探しましょう。ただしいくら直帰率が高くても、直帰数が10~20件程度で少なければ、改善して効果が上がったとしてもエントリー数はあまり伸びません。

そこで直帰数が多く、直帰率の高いページを改善しましょう。それを見つけたら、そのページを魅力的にします。さらにそのページが検索エンジンからのアクセスが多いページなら、どんなキーワードから来ているかを見てみましょう。


そのキーワードに適した内容のコンテンツに改善していけば、直帰率は劇的に下がっていくと思いますし、検索エンジンにも非常に強いページになり、検索結果の評価も上がっていきます。

5.まとめ

これを実践した結果、改善したケースはたくさんあります。場合によっては、翌日からエントリー数が2倍や3倍になることも珍しくありません。


今まで述べたWebサイトの改善は最高のユーザー体験を提供することを目標にしています。

明日は後編をお送りします。

CTAの設置に関してなど、すぐに実行出来る改善策になります。

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