【2020年4月】Googleニュース! SEO対策のトピックスまとめ

カテゴリ
コラム 
タグ
SEO対策  Google  おすすめ  Googleニュース! 
B!

日々更新されるGoogle社の最新のSEO関連ニュースや、新機能の情報をまとめました。

この記事は2020年4月のトピックスです。

1.【情報】 E-A-T要素とランキングの関連性

2020年3月、Google 検索に関する公式ニュースを発信する「Webmaster Central Blog」にて、E-A-T(情報の正確性)が検索順位に与える影響に関する注釈が追加されました。

 

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、 Authority(権威性)、Trustworthiness(信頼性)をまとめた言葉で、Googleは正しい情報と思われるコンテンツを評価するため、E-A-Tを担保しようとすることはSEO上、優位に働くことになると考えられていました。

これについて2020年3月には下記のような補足情報がアップデートされました。

 

 

Note (March 2020): Since we originally wrote this post, we have been occasionally asked if E-A-T is a ranking factor. Our automated systems use a mix of many different signals to rank great content. We've tried to make this mix align what human beings would agree is great content as they would assess it according to E-A-T criteria. Given this, assessing your own content in terms of E-A-T criteria may help align it conceptually with the different signals that our automated systems use to rank content.

引用元:Google Webmaster Central Blog “What webmasters should know about Google’s core updates”

 

上記補足コメントのポイントを下記にまとめました。

 

●要旨「E-A-Tの要素を整備することは、Googleのランキング評価に間接的に関わっている」

●Googleのランキングを決定する自動化システムは、多くの異なる信号の組み合わせを使用して、優れたコンテンツをランク付けしている。

●Googleはこの異なる信号の組み合わせを、人間が専門性・権威性・信頼性の観点で「このコンテンツは優れたコンテンツだ」と感じるのと同じものにするようにしている。

●そのため、自身のコンテンツをE-A-Tの観点から評価すると、Googleの自動化システムが使用するさまざまな信号と概念的に一致させるのに役立つ場合がある。

 

 

画像引用元:Google Webmaster Central Blog

 

参考記事:【2019年12月】Googleニュース! SEO対策のトピックスまとめ(「【情報】 E-A-T(情報の正確性)は検索順位に影響する」より)

2.【情報】 コロナウイルスが人の移動に与えた影響を位置情報レポートで公開

Googleは、コロナウイルス対策への貢献として、Googleマップなどで使用する匿名の位置情報から、人の移動傾向をまとめたレポートを発表しました。

 

対象は131カ国で、各国で流通・娯楽、食料品・医薬品、公園、交通などのカテゴリの人の移動がどの程度増減しているかを読み取ることができます。

 

日本のレポートは2020年3月からの傾向がまとめられており、定期的に更新されています(2020年5月現在、公開は期間限定の予定)。

各国のレポートはGoogle COVID-19 Community Mobility Reports からPDFで最新版をダウンロードできます。

実際のレポートは日本全土を対象にしたグラフ、都道府県別のグラフがあります。

画像引用元:Google COVID-19 Community Mobility Reports (2020年5月2日のレポートより)

3.【Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)】 Googleマップに「臨時休業マーク」を表示する方法

GoogleマップやGoogle検索上で、ビジネス情報を表示させることができるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で「休業マーク」を付ける機能が推奨されています。

 

コロナウイルスの影響により、飲食店など店舗型企業の休業が余儀なくされるなか、休業中の事業者は休業マークを活用することで、Googleマップ上に「臨時休業」のラベルが表示され、ユーザーに最新の営業情報を伝えることができます。

その他、コロナウイルスの影響によるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)設定の注意点とポイントをまとめました。

 

 

●ビジネス情報に「臨時休業」マークを付けても、ローカル検索のランキングには影響がなく、営業中のビジネスと同じように扱われる。

 

●テイクアウトや宅配のサービスを提供している場合は、「臨時休業」マークを付けるとサービスが Google に表示されなくなるため、付けないようにする。

 

●一時的な営業時間変更や暫定的な休業の場合、顧客への告知には「特別営業時間」機能を使用する。

 

引用元:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)ヘルプ ビジネス拠点に休業マークを付ける

4.【Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)】 ローカルパック・Local Favoritesに表示されるためのポイント

MEOは「Map Engine Optimization」の略でGoogleマップの地図エンジンで表示の最適化を図るための施策のことをいいます。

 

なかでも地域に根差した飲食店・理美容室・ホテルなどの店舗型企業では、ローカル検索に最適化すること(特定地域の情報のなかで上位表示されること)が重要となります。

参考記事:MEOとは?SEOとの違いや、基本知識から対策内容についてまとめました!

ローカルパックとは?

ローカルパックとは、Googleで地域に関わる検索を行ったとき、地図の下に関連する店舗や企業が表示される枠を指します。例として「新宿 カフェ」と検索すると、下記の3件の店舗と「さらに表示」のリンクが検索画面の最上部に現れます(2020年5月現在)。

 

どうすればローカルパックに表示されやすくなるか?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のヘルプページでは、ローカル検索の順位は「関連性」「距離」「知名度」に基づいて決定されているといわれています。

なかでも比較的対策しやすいのは「関連性」の分野です。

 

関連性とは、ユーザーの検索意図と自社が発信する情報がどれだけ一致しているかを表します。

関連性を高めるには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録している自社の情報を充実させ、常に正しい情報であるように更新すること、自社サイトで掲載している商品・サービスの情報・グルメサイトなどの他社サイトに掲載している情報など、インターネット上に散らばる自社の情報を統一性があるように整備することが大切です。

 

とくにNAP(Name・Address・Phoneの略)といわれる店舗名・住所・電話番号などの情報を正しい表記に統一することは、ユーザーにとっても検索エンジン対策にとってもメリットがあります。

Local Favorites(地域の人気店)とは?

Local Favorites (地域の人気店)は、特定の都市にある人気レストランを認定するプログラムで、2020年5月時点ではアメリカの主要都市、日本では東京都の渋谷区、新宿区、中央区、港区、千代田区のみが対象となっています。

 

同プログラムでは地域の人気店TOP10に選ばれた店がまとめて表示され、Google マップの固定リスト「Local Favorites」から見ることができます。

また認定されたレストランは「Local Favorites」認定ステッカーを実店舗に貼ることができます。

Local Favoritesに選ばれるには?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のヘルプページには、以下のように選考基準が説明されています。

 

●ビジネスが Google マイビジネスでオーナー確認されており、ビジネスプロフィールを登録してから 1 年以上が経過している。

●お店やサービスの所在地が上記の対象都市のいずれかに該当する。

●対象となるのは飲食店のみです。規模の大きなチェーン店は除外されます。

●ビジネスの選定は、評価、ウェブサイトへのクリック数、クリックによる通話数、マップからのルートのリクエスト数に基づいて行われます。

引用元:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)ヘルプ Local Favorites(地域の人気店)について

とくに最後の項目である「評価」「ウェブサイトへのクリック数」「クリックによる通話数」「マップからのルートのリクエスト数」は、具体的な指標であるため、これらの数字をあげていくことが有効だと考えられます。


【SEO関連記事】
>SEOを基本から解説!最低限抑えたい施策から無料ツールまで


>コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?導入時期や意味、確認方法などを解説!

>YMYLとは?該当ジャンルとEATとの関連性、SEO視点での対策方法まで!

>E-A-Tとは?SEOでの重要性と対策まとめ

SEOのキーワード選定の手法まとめ!お役立ちツールや無料で使えるサイトまで!

 

関連記事

SEOだけじゃない!製造業こそコンテンツ制作に注力すべき理由とおすすめ施策紹介【セミナーまとめ / 後編】

製造業のデジタルマーケティング事例と全体像の解説 非効率な施策の原因は何なのか【セミナーまとめ / 前編】

製造業におけるSEOとは?メリットや具体的な手順を解説