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見落としていませんか?サンクスページの見直しでコンバージョンをアップする方法

記事公開日:2016/08/10
最終更新日:2025/11/06
見落としていませんか?サンクスページの見直しでコンバージョンをアップする方法

【この記事の要約】

サンクスページとは、Webサイト上で資料請求や問い合わせ、購入などのコンバージョン(CV)が完了した直後に表示される「完了ページ」のことです。多くのサイトでは単なる「ありがとうございました」という御礼の表示に留まっていますが、本来は次の行動を促すための重要なマーケティング接点として機能します。

具体的には、CVを達成したモチベーションが最も高い状態のユーザーに対し、関連する別のコンテンツ(例:ホワイトペーパー、導入事例)への誘導、セミナーやイベントへの申込み、SNSのフォロー促進といった「次のアクション(CTA)」を提示することが主な目的です。これにより、一度のCVで関係性を終わらせず、見込み顧客の育成(リードナーチャリング)や、アップセル・クロスセルに繋げることが可能になります。

効果的なサンクスページは、顧客の不安を払拭するための具体的な案内(例:「3営業日以内に担当者からご連絡します」)と、関連性の高いCTAをバランス良く配置しています。このページを最適化することは、サイト全体のCVR(コンバージョン率)をさらに高め、顧客のLTV(生涯価値)を最大化するために不可欠な施策です。

 

【よくある質問と回答】

サンクスページの役割とは何ですか?

単に感謝を伝えるだけでなく、コンバージョンを達成したモチベーションの高いユーザーを、次の行動(別の資料ダウンロード、セミナー申込、SNSフォローなど)に誘導する重要なマーケティング接点です。

サンクスページに設置すべきCTA(行動喚起)の例を教えてください。

「関連資料(ホワイトペーパー)の案内」「導入事例の紹介」「メルマガ登録」「セミナー案内」「SNSフォローの促進」などが効果的です。

サンクスページを最適化すると、どのようなメリットがありますか?

見込み顧客の育成(リードナーチャリング)が促進され、1回のコンバージョンで終わらない関係性を構築できます。また、アップセルやクロスセルの機会を創出し、顧客のLTV(生涯価値)向上に貢献します。

 

【ここから本文】

こんにちは。
アカウントベースドマーケティング課(ABM)の中崎です。

今回はサンクスページについてお話ししようと思います。

普段、サイト運営を行う中で、自社のサンクスページの見直しをする機会はありますか?
場合によっては、数年前の大幅なサイトリニューアルの際に作ったきりで、それ以降一度もサンクスページを見ていないという企業様も少なくはないと思います。

本日は、改めてサンクスページの役割とその重要性についてご紹介させていただきます。
実は、ここにすぐに実行できてリピーターやファンを増やすコツが隠されています。

1.サンクスページとは

サンクスページとは、お問い合わせや資料請求、購入など、ユーザーに行動を起こしてもらった後に
遷移するページのことで、「サンクス(サンキュー)ページ」と呼ばれています。

thanks_img.gif

運営しているサイトのサンクスページは「お問い合わせ(資料請求・購入)ありがとうございます」だけで終わってしまっていませんか?
実はこれ、ものすごくもったいないです!

サンクスページに訪れたユーザーとは、つまり自社のサービスを気に入ってくれたユーザーであり、
上手く誘導することができれば次のコンバージョンにつなげることが可能です。

サンクスページをないがしろにするということは貴重なお問い合わせや、
サービスを気に入ってくれたユーザーをないがしろにしていることと同じことになるのです。

このサンクスページは、終わりではなく、これからのユーザーやその周りの方々との始まりのページなのです!

2.サンクスページからの有効なアプローチ方法

ここでは、サンクスページに訪れたユーザーへの有効なアプローチ方法について紹介いたします。

・ 購入者限定の期間限定クーポン

購入してもらったユーザーに対して限定クーポンを発行することで追加購入をうながします。
特に消耗品であれば、使い切る頃に有効期限を設定することで再度サイトを訪れるきっかけを作ることができます。

・ ソーシャル共有ボタンの設置

Facebookやtwitterなどのソーシャル共有ボタンを設置することで、継続的なつながりを持つことが可能です。
「シェア」「いいね!」することで入手可能なクーポンなどを合わせて活用することで、より大きな成果につなげることも可能です。

・ ブログ記事、別サービスへの誘導

LPや他サイトから遷移してきたユーザーは、購入ページしか閲覧していません。
ブログ記事や別サービスへの導線を設ける事で追加購入や顧客のファン化が望めます。

・ 動画コンテンツの設置

文字やイラストだけでは伝わりづらいメッセージを分かりやすく伝える事ができます。
また、動画を見たユーザーと見ていないユーザーを比較すると、
動画を見たユーザーの85%が商品に対して購買意欲が高まると言われています。

出典:fewStones
http://www.fewstones.com/infographic-designed-by-fewstones-on-sgentrepreneurs/)

・ 関連コンテンツへの導線設置

資料をダウンロードした人、お問い合わせをした人に対して関連のコンテンツやお役立ち資料を紹介しましょう。
例えば弊社では下記のように、おすすめの資料を定期的に更新して、提案を行っています。

※実際のサンプルページを見たい方はこちら▼
https://mtame.jp/white_paper/sample_TP/

3.アクセス解析の設定

サンクスページを作成した後は、Google Analyticsの目標設定を行いましょう。
Google AnalyticsにサンクスページのURLを設定することでコンバージョン率を分析することができるようになります。

もしも、お問い合わせページに1000人のユーザーが到達しているのに、
入力を完了して次のサンクスページに10%しか行っていないとすれば、
お問い合わせページのコンテンツの改善が必要だという仮説を立てることができます。

例えば、例文を入れてみたり、個人情報の記入欄の位置を変えたり…。
個人的には、姓名の入力枠が別々になってたりするのも
ユーザーの使い勝手からすると、ひとつにまとめて欲しい!なんて思うときもあります。

4.まとめ

今回はサンクスページについて紹介しましたが、いかがでしたか?

今まで、特に気にかけることをしなかった企業様には、ぜひ、この方法も活用していただき、
一度きりの購入で終わってしまっていた層をしっかりと囲い込み、リピーターに、
そしてファンになってもらえるようなWebサイト運営のきっかけにしていただければと思います。

どれもすぐに実践できる内容ばかりですので、少しでもサイトのコンバージョンをアップしたいと
お考えの担当者様は今すぐ実践してみてはいかがでしょうか。

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【English summary】

A "Thank You Page" is the "completion page" displayed immediately after a conversion (CV), such as a document request, inquiry, or purchase, is completed on a website. While many sites only use it to display a simple "Thank you," it originally functions as a crucial marketing touchpoint for prompting the next action.

Specifically, its main purpose is to present a "next action (CTA)" to users who are in their highest state of motivation, having just completed a CV. This includes guiding them to related content (e.g., white papers, case studies), encouraging sign-ups for seminars or events, or promoting social media follows. This prevents the relationship from ending at a single CV, enabling lead nurturing and leading to upsells or cross-sells.

An effective thank you page balances specific guidance to alleviate customer anxiety (e.g., "A representative will contact you within 3 business days") with highly relevant CTAs. Optimizing this page is an essential measure for further increasing the site's overall CVR (Conversion Rate) and maximizing customer LTV (Lifetime Value).

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