LINE@で手軽にはじめるO2O施策
最終更新日:2017/12/15
こんにちは。
スターティアラボ ブログ編集部です。
本日は、O2Oマーケティングの新たな手法をご紹介します。
まずO2Oとは、「Online to Offline」の略称で、ネットから現実世界の店舗へと購買活動を促すような施策のことです。
例えば、良く行く飲食店のWebサイトに"今週は日本酒が半額です"と記載されていれば、「週末にでも行ってみようかな」という気持ちにさせてくれます。
OfflineからOnlineへ誘導しリピーターを作り、また、OnlineからOfflineへ店舗への集客を狙ったLINE@についてご説明します。
1.LINE@とは
今更かも知れませんが、まずはLINEアプリの説明から。
現在日本で5800万人を超えるユーザー数を誇る大規模なアプリで、LINE内でメールなどの連絡をとることはもちろん、ゲームやニュース、ショッピングとアプリひとつで事が足りるほど活用の幅広いものです。
そんなLINEの中の一つ、LINE@。
LINE@はビジネス用に使用することが出来、情報発信源として活躍することが出来ます。また、今年の2月13日から個人でも利用ができるようになり、個人事業主や、小さな企業も気軽に始めることが出来るようになしました。
では、このLINE@は一体何ができるのでしょうか?
2.LINE@の特徴
通常、Webサイトの情報はユーザーが能動的に検索等の行動をする事でその存在が訴求されるものです。そのため、Webでの広告費や販促活動をする事が言わずもがな必要です。
対してLINE@は、1か月間に1000通まで、アカウントをフォローしている各ユーザーに無料でメッセージを配信することが出来ます。週末に向けての配信の予約をすることで店からユーザーにプッシュで情報を通知することが出来ます。
また、送られた情報に対し、ユーザーから予約やお問い合わせが来た場合、通常のLINEのようにアプリを通して個別で対応することが出来ます。
プッシュでダイレクトに各ユーザーへ情報を提供し、個別で対応をすることによって企業とユーザーとの距離感が近くなり、企業のファンになる確率は高くなります。また、LINE@には開封率などの数値を測定する機能もあります。
日にどのくらいの人から友達として追加されたか、情報をブロックされてしまったのかなど、ユーザーの反応を確認できることで施策の打ち方や、配信内容を考えることが出来るようになります。
3.成功するためのポイント
②で書いたように、ユーザーをファンにするための施策としてLINE@は役立ちます。しかし、前提条件として「フォロワー」を増やさなければなりません。
フォロワーを増やす方法は大きく分けると2つあり、「店舗での情報提供」と「他SNSでの情報の拡散」です。
一つ目の「店舗での情報提供」は、店舗に一度でも来てくれたユーザーに認知してもらうことです。
LINE@内には情報を拡散するためのノベルティを作成するツールも入っています。ノベルティといっても金額にも無料有料の幅があり、使用方法も様々でも使用しやすいものはポスターです。LINE@を始めたことを視覚的に確認させることもでき、登録はQRコードで出来ることもあり簡単です。
店舗のポイントカードの裏にQRコードを記入しておいて、セールやキャンペーン情報はここから流しますことで反響を呼びます。
二つ目の「他SNSでの情報の拡散」は、FacebookやTwitterを使用した情報の拡散です。
初期状態ではLINE@では閉鎖的な空間になってしまうことが多く、Facebookなどのオープンな環境からユーザーの興味をひかなくてはなりません。また、多くのユーザーに向けて情報は発信することは同じですが、大きな違いは、LINE@はフォロー関係になった後はユーザーと直接情報を配信できるところにあります。この友達になるというステータスまでをしっかりと行うことで、オンラインでの施策を店舗まで導いてくれる重要なツールになります。
そして成功するためにもう一つ。ほかの会社がどのような施策をしているか、どうすればより効果が出るかを、LINEがブログを書き、お客様の声として紹介しています。
LINE自身が運用手順をまとめ、その上で成功した企業や個人ユーザーの紹介をしています。
例えば、カップラーメンにもなったラーメン屋の一風堂もLINE@を活用しています。インタビュー内では、導入までの流れやどうしたら友達が増えたのか、配信の内容など導入する際には気になる話が出ています。
店舗ごとにアカウントを作成することで特色を持ち、例えばキャンペーン情報を週末に流すことによって集客行動を打ち出すことが出来るようになりました。
飲食業に限らず小売や美容室、大学や病院など、実店舗を持つ企業であれば、Push型の情報の提供もできるようになります。
4.まとめ
LINE@でのO2O施策を身近なものに感じていただけたでしょうか?
2月に個人事業主にも門扉を開いたことにより、今後多くの企業が使用していくツールになります。また、ITが苦手だなと感じている方でもこのツールひとつで施策から運用まで一括で解決することが出来ます。
LINE@で出来ることはユーザーに対してよりコアな情報を提供することによって、好きになってもらいファンになってもらうことです。好きになってもらうにはコツコツとした努力も必要になってきますのでご注意下さい。