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【Web運用 番外編②】今さら聞けないGoogleアナリティクスの言葉の定義と意味

記事公開日:2015/01/27
最終更新日:2018/03/06
【Web運用 番外編②】今さら聞けないGoogleアナリティクスの言葉の定義と意味

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。

今さら聞けないGoogleAnalyticsシリーズの4つ目は、「番外編第二弾!」として、Googleアナリティクスの言葉の意味や定義についてお伝えします。

Webご担当者の中には、会議で発表した際に「セッションってなに?」と質問され、うまく答えられなくて、なんとなく理解したつもりになっていた、、、と気付いた方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな方に向けて、今回はGoogleアナリティクスのサポートサイトに記載されている定義や意味を、噛み砕いてわかりやすくお伝えします。

今更そんな話?と思う方もいらっしゃると思いますが、定義や意味を正確に理解することで、アクセス解析もより深い分析ができるようになりますので、一緒におさらいをしていきましょう。

1、言葉の意味と定義について~基本編~

まずは基本的な言葉の意味や定義を確認しましょう。


参考:Googleアナリティクス ヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/1257084?hl=ja#clicks_vs_sessions

Googleアナリティクスサマリー

セッション

Webサイトが訪問された回数です。


セッションのカウントの仕方としては、サイトで3 分以上操作を行わなかった場合→新しいセッション、サイトを離れて30分以内に同じサイトに戻ってきた場合→同じセッションとして扱われます。

ユーザー

いわゆるユニークユーザーと言われる数です。ある期間内にセッションしたユーザーの数になります。

あるユーザーがリピーターになり、期間内に同じユーザーによって新たなセッションが発生した場合には、セッション数は加算されますが、ユーザー数は加算されません。

ページビュー

閲覧されたページの数です。サイトでページが 回表示されるごとにカウントされます。

ユーザーがページを訪問した後でそのページを再度読み込んだ場合、ページビュー数は1つ増えます。ユーザーが他のページに移動してから最初のページに戻って来た場合も、新たなページビューとしてカウントされます。

直帰率

1ページ目で離脱したセッションの割合です。


ユーザーが閲覧を始めたページから他のページに移動することなくサイトを離脱したセッションの割合です。

ユーザーにサイト内の様々なページを見てもらいたいので、直帰率が低いほうが良いと考えられています。ですので、直帰率が高い場合には、何かしらの施策を講じる必要があります。


※ページの内容・目的に寄っては直帰率が高くても大きな問題でない場合もありますので、「直帰率の高い=良くない」ではなくて、対象のページをしっかりと分析をすることが大切です。

2、ページビューとページ別ビューの違いとは?

GoogleAnalyticsのサイトコンテンツに関するデータを見ていると、「ページビュー」と「ページ別訪問数」というワードが出てきます。一見似ている「ページビュー」と「ページ別訪問数」ですが、まったく意味と定義が異なります。

Googleアナリティクスコンテンツサマリー

ページビュー

サイト内のページが 1 回表示されるごとにカウントされます。


ユーザーがページを訪問した後でそのページを再度読み込んだ場合、ページビュー数は1つ増えます。ユーザーが他のページに移動してから最初のページに戻って来た場合も、新たなページビューとしてカウントされます。

つまり、ページビューとは単純にページが表示された回数になります。

ページ別訪問数

[コンテンツ サマリー]の レポートに示されるページ別訪問数とは、同じセッションで同じユーザーが同じページを何度表示しても、1 回のセッションとして記録されます。ページ別訪問数は、そのページが 1 回以上表示されたセッションの数を表します。

ページ別訪問数とは、あるユーザーがあるセッションの際に、そのページが1回以上表示された回数になります。

3、ユニークユーザーと新規ユーザーとリピーターの定義について

GoogleAnalyticsを見ていると、ふと気づくことがあります。それは新規とリピーターの定義です。

期間中のすべての訪問を、新規訪問とリピート訪問に分類して集計します。

新規訪問とは、サイトを訪れたことがないユーザー。リピート訪問とは、サイトを以前に訪れたことがあるユーザーとしています。また、ユニークユーザー数と新規訪問数も似て非なるものですので、合わせてご説明いたします。

【例】 期間: 9月1日~31日

Aさんは、9月1日に初めて www.41web.jp にアクセスし、その後 9月15日と30日に再度アクセスしました。
Bさんは、9月15日に初めて www.41web.jp にアクセスし、その後  9月15日と30日に再度アクセスしたとします。

結果

ユニーク ユーザー数としては?

Aさんは、9月1日にユニークユーザーとしてカウントされますが、9月15日と30日のアクセスはカウントされません
Bさんは、9月15日にユニークユーザーとしてカウントされますが、9月30日にはカウントされません


新規とリピーターとしては?

Aさんは、9月1日に新規訪問としてカウントされ9月15日と30日にリピート訪問としてカウントされます。
Bさんは、9月15日と30日にリピート訪問としてカウントされます。

4、よく見る(not provided)ってなに?

GoogleAnalyticsのデータの一つに、「オーガニック検索」があります。この「オーガニック検索」では、ユーザーがどんなキーワードで調べてそのサイトに辿り着いたのかがわかるデータなのですが、そのなかに「(not provided)」というものがあります。

notprovided

この(not provided)とは、結論、「キーワードはわかりません。開示できません」というものです。


GoogleはGoogleアカウントでログインしているユーザーのプライバシーを守る目的で通信を暗号化しています。通信が暗号化(ssl通信)された状態で検索されると、検索キーワードは(not provided)となり、見ることができません。

GoogleAnalyticsしかり、gmailしかり、Googleが提供しているサービスを利用するのにGoogleアカウントにログインしているユーザーは非常に多いのではないでしょうか?ですので、この(not provided)が「オーガニック検索」の上位に上がってきてしまうのです。

残念ながらnot providedの内訳は、他の検索ワードや、ランディングページ、検索トラフィック等で推測していくしかありません。

5、まとめ

このタイミングで基本中の基本をあえてお伝えした理由は

・言葉の意味や定義を知らないOR曖昧なご担当者様が多い


・言葉の定義を正確に理解することで、アクセス解析の精度を高くしたい


という2点からです。

弊社でWebを制作をさせていただいたお客様へ活用フォローをしておりますが、お客様とお打合せする際に、もちろんGoogleAnalyticsについてお話することも多いのですが、言葉の定義が曖昧な方が多く、せっかくアクセス分析から改善策を立てていても、言葉の定義が曖昧なばかりに間違った改善策になってしまっていることも意外とあります。

この内容が「今更聞けない・・・けどなんとかしなきゃ!」とおもっているWebご担当者様に届けば幸いです。

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