Webサイトの運用はいかに他部署を巻き込むかがコツ!コンテンツの拡充には他部署の協力が必要
最終更新日:2023/11/17
Webサイトの効率的な運用をしていくためには、各部門の要望をうまく取りまとめ、そして各部門に協力を得ながら進める必要があります。
本記事では、サイト編集・プロモーションなどの企画立案から実行までの流れと、各段階で重要なポイントを紹介します。
1.企画立案時に決めておくべきこととは
まず前提として企業のWebサイト運用には、Web担当者だけではなく他部署にとって、そして何よりユーザーにとって有益なものでなければいけません。
Webサイトの運用をする中で様々な企画立案に携わることになりますが、スムーズに企画を考えるために、下記項目をあらかじめ決めておいたほうがよいでしょう。
- 画面ラフ案
- サイトマップ
- 導線設計
- KPI、目標値、効果測定方法
- コスト
- 制作進行スケジュール
これらの項目を決めたら、次に企画書を作成します。
他部門の担当者が企画する場合は、その担当者に作成してもらいましょう。企画書の内容としては
- 企画タイトル
- 背景と課題、目的
- 誰に、何を、どのような方法で行うか
- 企画の懸念点
などを盛り込みます。
実際に文字に起こすことで、企画の詳細について部署間で共通認識することができ、いつでも振り返ることが出来る状態にしておきます。
2.役割とフロー
次に、企画立案時のWeb担当者の役割とフローについて紹介します。
1.ヒアリング
まずは主体部門にやりたいことをヒアリングします。
2.企画書作成
企画書を作成してもらい目的を文字に起こします。
このとき、先ほど紹介した内容(企画タイトル・背景と課題、目的・誰に、何を、どのような方法で行うか・企画の懸念点)を盛り込むようにしましょう。
3.企画書の編集
作成してもらった企画書を見て、Web担当側で適切なものに編集します。
企業視点になりがちな内容をユーザー視点で言い換えて編集します。
4.Webサイトの編集または外部Web制作会社へ指示だし
作成した企画書をもとに企画をサイトに反映させます。
Webサイトを自社で編集できる場合は編集を、外部委託している場合は外部Web制作会社へ指示だしします。
5.各媒体の表記を合わせる
ニュースリリース、メールニュース、SNSなど各媒体での発表の表記を合わせます。
6.情報解禁日を合わせる
5と同じく各媒体での情報解禁日を合わせます。
このフローがWeb担当者の担うべき領域です。
他部署に丸投げではなく、各フェーズでWeb担当者がとりまとめ、スムーズに企画を立案できるようにしましょう。
3.出稿後にチェックするポイント
Webサイトにおいて連続するユーザーの導線を実現するための機能を配置する工程をナビゲーションといいます。
施策を実施したらその施策がうまくいっているかを確認する必要があります。
まず準備段階として、下記を確認、設定しましょう。
- 現状のサイトアクセス
- 課題と目的
- ターゲット、内容、方法
- KPIの定義と目標値を定める
実施後は下記の項目を確認しましょう。
- 行った施策の実績のチェック
- アクセス状況、CV数のチェック
- チューニング、再度にチェック
- 振り返りと今後の展望
Web施策は実施して終わりではなく、ページにしても広告にしても運用していく必要があります。
実施後も効果測定を定期的に行い、常に改善・運用できるようにしましょう。
4.まとめ
今回はサイト運用するうえでの企画立案について、Web担当者が行うべきことについてまとめました。
Web施策の良いところは、効果測定のデータをリアルタイムで確認でき、かつ軌道修正もすぐに行えるところ、つまりPDCAサイクルを素早くまわせるところです。
担当部署に丸投げせず連携してレポーティングを常に共有し、より良い企画を作れるようにしましょう。