【注意】モバイルフレンドリーの実装まで残り1ヵ月を切りました
最終更新日:2025/10/31

【この記事の要約】
Webサイトの直帰率とは、サイトに訪問したユーザーが、最初の1ページだけを見て、他のページに移動することなくサイトを離れてしまったセッション(訪問)の割合を示す指標です。
直帰率が高いからといって、一概に「悪いサイト」とは言えません。例えば、ブログ記事やQ&Aページでユーザーがすぐに答えを見つけて満足した場合、直帰率は高くなります。問題なのは、トップページや、コンバージョンに繋がるべきページの直帰率が高い場合です。これは、サイトの魅力が伝わっていなかったり、次の行動への導線が分かりにくかったりするサインです。ページの種類ごとに直帰率の意味を考え、改善に繋げることが重要です。
【よくある質問と回答】
「直帰率」と「離脱率」の違いは何ですか?
「直帰」は、サイトに訪問して最初の1ページだけを見て離脱することです。一方、「離脱」は、サイト内をいくつか回遊した後に、最後のページを閉じてサイトを去ることを指します。直帰は、離脱の一種と考えることができます。すべての直帰は離脱ですが、すべての離脱が直帰ではありません。
直帰率が高い場合、どのような原因が考えられますか?
様々な原因が考えられます。例えば、「ページの表示速度が遅すぎて、待てずに離脱した」「広告の文言と、遷移先のページ内容が違っていて、期待外れだった」「ページの内容は満足したが、次に見るべきページへの案内がなかった」などが挙げられます。
ページの直帰率を改善するには、どうすればよいですか?
まず、そのページの目的に立ち返ることが重要です。ユーザーに次の行動を促したいページであれば、関連性の高い内部リンクを設置したり、「詳しくはこちら」といったCTA(Call To Action)ボタンを分かりやすく配置したりする改善が有効です。ユーザーがそのページだけで満足することが目的のページであれば、無理に直帰率を下げる必要はありません。
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こんにちは。
スターティアラボの阪本です。
先日より、モバイルフレンドリーに関する話題が飛び交ってますが、アルゴリズムを変更するのは、1ヵ月後の4月21日というのはみなさんご存じだったでしょうか?
これが何かというと、スマホ最適化を行っていないサイトは、Googleで検索された際に検索順位が不利になる・・・という話です。
BtoCなどスマホユーザーが多く利用するサイトは非常に重要な内容となりますので、自社サイトの確認と対策を急いだ方が良いかと思います。
1.モバイルフレンドリーとは
モバイルフレンドリーとは、Webサイトがスマホ最適化されているかどうかを指します。
モバイル対応が最適化されている場合は、スマホでサイト検索を行った場合、”スマホ対応”というラベルが検索結果ページに表示されるようになり、対応が済んでいないサイトはラベルが表示されません。

モバイルフレンドリーの概要や重要性に関しては過去記事にて紹介してますので内容をご存じでなければ、以下記事もご参照ください。
Googleアラートメールから考える、モバイルユーザビリティの重要性
こちら、1月時点では検索順位への影響は確認されませんでしたが、先日、Googleより4月21日より検索アルゴリズムに組み込むことが公表されました。
これにより、今後はモバイルフレンドリー対策をしているかどうかが検索順位に影響を及ぼすようになります。
2.影響範囲について
ペンギンやパンダアップデート以上の影響があると言われており、検索結果順位の表示は大きく変動すると予測されます。上位表示される条件としては、上述するようにスマホ最適化を行っているかどうかとなります。
参考:Googleのモバイフレンドリー・アルゴリズム更新はパンダアップデートやペンギンアップデートよりも影響が大きいらしい
モバイルフレンドリーが検索アルゴリズムに組み込まれるのは、4月21日となっており、スマホ対策をするまで、あと1ヵ月を切っている状況となっています。
※こちらはスマホで検索エンジンを利用した場合のみ順位変動すると言われており、現時点ではPCでの検索順位には影響されないと言われております。
3.自社サイトへの影響値を確認するには?
自社サイトがモバイルフレンドリーに対応できているかどうかを、まずは確認しましょう。
以下のサイトにて、URLを入力すると対象サイトがモバイルフレンドリーに対応しているか否か判断してくれます。
モバイルフレンドリーテスト

今テストにて「問題ありません。」と表示された場合は、ひとまず今回のアップデートによるマイナス影響は受けないとされております。
また、そもそも自社サイトのアクセス流入の内訳も把握しておくのが良いかと思います。Google Analyticsを利用すると、スマホユーザがどのチャネルから流入したも把握できます。

確認方法:集客→サマリー→セカンダリディメンション→モバイルトラフィックを選択
BtoCなどの場合はサイト流入者の9割がスマホユーザなどのケースも多いため、予め影響範囲を把握し、リスクヘッジを行って頂くことをお勧めします。
4.対策は、ページのスマホ最適化
手段としてはスマホ用のページを用意するしかありません。詳細に関しては、過去記事上で紹介していますので内容をご確認ください。
Googleアラートメールから考える、モバイルユーザビリティの重要性
ただし、あと1ヵ月内でサイトをスマホ最適化するには時間的にも予算的にも難しいかと思いますので、レスポンシブ対応が難しい場合は、特定のランディングページだけでも対策を行うのも良いかと思います。
5.まとめ
今回のアルゴリズムの変更により、スマホ最適化を行っていないサイトは、検索順位が大きく変動するかと思われます。
モバイルユーザが多く流入しているサイトだと、アクセス数が落ちる可能性がある事をご注意ください。
※現時点ではスマホユーザの検索結果のみ影響が起こるもので、PCユーザの検索結果には影響は無いとされております。
ただし、今後のことを考えるとモバイルフレンドリーは必要であり、世の中のスマホ使用率の拡大は今後もさらに続くでしょう。そのため、今回のアルゴリズム変更のみが重要という事ではなく、また近い内にGoogleがモバイル対応への評価を変更する可能性は有り得ます。なので、自社サイトのユーザビリティを考えた結果、モバイル対応が必要であれば優先度を高めたほ方が良いかも知れません。
【English summary】
A website's bounce rate is a metric that indicates the percentage of sessions where a user viewed only the first page and then left the site without navigating to any other pages.
A high bounce rate does not necessarily mean a "bad site." For example, if a user quickly finds their answer on a blog post or a Q&A page and leaves satisfied, the bounce rate will be high. The problem arises when the bounce rate is high on important pages like the top page or pages that should lead to conversions. This is a sign that the site's appeal is not being conveyed or that the navigation to the next action is unclear. It is important to consider the meaning of the bounce rate for each type of page and use it for improvement.




