【#backstage19 レポ③】トンガリカルテット〜攻めた企画で生きていくあの手この手〜
最終更新日:2019/11/08
2019年8月29日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、近年注目を集める体験型マーケティングや体験型イベント、コミュニティ運営のフロントランナーが集まり、カンファレンスやセッションを通じて、その知見を共有するイベント「#backstage19」が開催されました。
エムタメ!では、ユニークなテーマで繰り広げられるさまざまなセッションのなかから、気になる7テーマをピックアップ。その要点をレポートします!
この記事では、攻めた企画に定評のある株式会社人間 花岡さん、企画屋 堀元さん、イッツ・コミュニケーションズ 林さんの3名と、お笑いコンビ「オシエルズ」 矢島さんをモデレーターに迎えたセッション「トンガリカルテット〜攻めた企画で生きていくあの手この手〜」をご紹介します。
登壇者の紹介・どんなことをやっているか
このセッションでは、自他ともに認める「トンガッた企画」に定評のある3人の方々と、現役大学教員である「トンガッた芸人」をモデレーターに、企画の生み出し方や攻め方をトークしました。
●株式会社人間 ボケるプロデューサー 花岡さん
「株式会社人間は、ジャンルにこだわらずに、おもしろくてへんなことをやっている会社です」
ブラック企業体験イベント
勤労感謝の日に架空のブラック企業に出勤してリアルな実態を体験するイベント
●企画屋 堀元 見さん
個人で企画屋やイベント企画を行う。企画の源泉は基本、小バカにしたいという欲求ベース。小バカにして生きていく。
プレゼン×合コン参加者全員がプレゼン資料を作って合コン
●イッツ・コミュニケーションズ株式会社 デイリーポータルZ 編集長 林 雄司さん
日本で一番おもしろい、老舗読み物サイト「デイリーポータルZ」のサイト運営、記事執筆を行う。
●FUNBEST/日本即興コメディ協会代表 矢島 伸男さん(モデレーター)
お笑いコンビ「オシエルズ」メンバーでありながら、現役大学教員(埼玉医科大学短期大学・非常勤講師)。笑いとコミュニケーション教育をテーマに講演やワークショップを行う。FUNBEST代表。
トンガリの源泉・エッジとポップのバランス
個性全開の登壇者の皆さんの活動紹介でセッション時間の大半がすぎてしまいました(ユニークな企画の数々は、上記各サイトをご覧ください)が、そのなかでも企画の源泉となる発想や、企画をするうえで気をつけていることについて語られたポイントをご紹介します。
堀元さん:
基本、小バカにしたいとはいったが、企画側が正しい・楽しい(強者)という姿勢でいると失敗する。
上からいかずに、下手に出る。弱者のポジションにすることが大切。
林さん:
地味な仮装限定ハロウィンもそうだが、楽しそうなイベントに交じりたいけど入れない、いわゆるポップなイベントに入り込めない人が来やすいイベントをつくるのがポイント。
花岡さん:
ポップは王道、エッジは邪道。企業だったら邪企業。邪道業界でニーズのある企業になりたいと思っている。
ギリギリアウトからギリギリセーフにもっていきたい。
まとめ
いわゆる「攻めた」企画は、インターネット上で大きなバズにつながることも多く、マーケやプロモーション担当の方も施策としてチャレンジしてみたいと考えたことはあるかもしれません。
今回の登壇者の方々のお話を聞いていると、一見、トンガった企画も、絶妙なさじ加減で考えられているのだな・・・と感じました。
セッション後のライブアンケートでは「トンガリ系の企画・イベントに参加してみたい」という人が急増。興味のある方は、ぜひ攻めた企画を学びにいってみてください!