製造業の企業がWebサイト運用に力を入れるべき理由とは!?
最終更新日:2023/11/21
かつてはWebサイトのビジネス活用というと、一般コンシューマー向け、いわゆるBtoCのビジネスを連想されました。しかし昨今では、BtoBのビジネスでもWebサイトの活用が必須と言っても過言ではなく、中でも製造業のマーケティング活動においてWebサイトは外せない存在となっています。
今回は製造業がWebサイトに力を入れるべき理由についてお話させていただきます。
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クラウドサーカスではこれまで、2,200社以上のWeb制作に携わってきました。その中でも特に多いのがBtoB企業であり、製造業の方々への支援です。この事例インタビュー集では、BlueMonkeyを導入してWeb制作を実施し、成果に繋がった製造業の企業様の声を掲載しています。
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1.なぜ製造業でWebサイト運用が重要なのか?
この数年でかなり改善が進みましたが、BtoB製造業向けのサイトはまだまだ数年前の作ったままのデータで、なおかつ更新されていない企業が多く存在します。つまり、更新されていないということは、公開されている製品データが古く、見に来たお客様に適切な情報を発信できていないことになります。
古い情報で占拠されているWebサイトを更新し、ユーザーに適切な情報を与えれば自然とWebからの流入は増えるはずです。また、競合と比較された際に、自社の方が良質なコンテンツを用意できているならば、ターゲットに選ばれる可能性も高くなります。つまり、もし仮に競合がWebサイト運用に力を入れていなければ、自社がだしぬくチャンスと言えます。
ところが、今までWebサイトに力をいれてこなかった製造業の方のほとんどが自分の業界はニッチなのでWebからの効果は見込めないと考えています。
それはなぜでしょうか。
ニッチな製品を取り扱う会社であればあるほど、使用する人は既に制作する企業のことを知っていて、他社との検討もなく延々と一社から購入すると信じているからです。
はっきりと申し上げると、少しでも業界シェアを増やしたいのであればWebサイトからの集客は製造業にとって非常に費用対効果が高い手法と言えます。
理由としましては大きく3つに分けられます。
①ニッチな分、ピンポイントの悩みを解消できる可能性が高いから
②Webサイトに力を入れている競合がまだ少ないから
③形あるものを扱っているので、必ず新たな導入検討の時期が巡ってくるから
この記事をご覧になっている製造業の方は一度、上記内容を踏まえたうえで、自社と競合のWebサイトをまず比較してみてはどうでしょうか?
特に③に関しては、心配されている製造業の企業も多いのではないでしょうか。Webサイトが登場し始めた20〜30年前と今では、日本の市場や経済状況が大きく変わっています。何も対策をせずにいつまでも一社と付き合えるほど甘くはなくなっているため、いつでも自社の力で新規の案件を獲得できるしておく必要があります。
幸い、ニッチな業界であれば①や②のように競合よりもWebサイトを活用して優位に立ちやすくなります。ただし、競合が先に対策を始めてしまうと、コンテンツ作りやWebマーケティングの施策で追いつくのは骨が折れるので、ぜひ早めの段階で力を入れるようにしましょう。
2.危険な状態のWebサイトとは
弊社が新規の提案の際に、製造業の企業がWebサイトに力を入れるべき理由をお伝えしても、
『ウチ、Webサイト既に持ってるよ』
『分かる人が見れば伝わるから』
『製品名で調べても上位表示されてるよ』
といった返事をもらうことがしばしばあります。
しかし、その考えには大きな落とし穴が待っているのです。その落とし穴とはいったいどのようなものがあるかをご紹介いたします。
3.落とし穴の正体
落とし穴の正体をお伝えする前に、突然ですがWebを活用して調べ物をする時にみなさんはどのようにお探しになりますか?
落とし穴の正体ですが、みなさんの普段の行動を考えてみてください。
例えば、大量の洗濯物を洗うために洗濯機を回そうと思ったのに、うんともすんとも言わない。
電源は入っているみたいだし、購入からそんなに期間もたっていない。
なんでだろう?
そんな時、みなさんならどうしますか?
私はだったら、Web上で『洗濯機 故障 原因』などのキーワードを入力し、検索して上から順に役に立ちそうなWebサイトをいくつか比較します。
みなさんも同じことをされているのではないでしょうか。そしてこれは製造業でも同じ事が言えるのではないでしょうか。
そうです。落とし穴の正体とは、Webサイトが「自社主体の考え方になっている」事なんです!
そして、この自社主体の考え方から脱却するには、「ユーザー視点のWebサイト」を考える必要があります。製造業がWebサイトを運用し、成果に結びつけるには、この「ユーザー視点のWebサイト」が必須の要件になるため、次章で詳しく解説いたします。
4.ユーザー目線のWebサイトとは
それではどうすれば自社主体の考え方のWebサイトではなくなるのでしょうか?検索しているユーザーの気持ちからWebサイトの在るべき姿を考えていきましょう。
検索しているユーザーの気持ち
・悩みがあるが、解決策がわからない
・現状業者に不満を感じている
・類似商品を探している
・使い方を知りたい
要するに何か困っている事があってWeb上で検索しているのです。
ここまで分かれば簡単ですね。
困っている人がいるんだったら自社が持っているノウハウを発信してあげればいいのです!
5.製造業のWebサイト事例
パナソニック株式会社 制御機器ブログ(http://ac-blog.panasonic.co.jp/)
制御機器に関して、お客様より相談をいただいた内容を発信しています。
トピックスと呼ばれるカテゴリで内容を分類しており、同様のお悩みを持つお客様のFAQのサイトのようになっています。ただ、お客様が躓く初級者向けの制御機器を知りたいけど障壁が高くて言葉や何を確認すればいいのか分からない向けに丁寧に説明を行っています。
ローム株式会社 エンジニア向けブログ(http://deviceplus.jp/)
初めて半導体を勉強する人向けの分かり易い内容から人物やイベントにフォーカスしてインタビューやレポートを展開する等エンジニアのためのブログとなっています。私自身、半導体の内容には初めて触れましたが「Comic Plus」の漫画は気になって読み進めてしまいました。
脇道に反れてしまいましたが、共に初めてその分野に触れる人向けにページを展開することで、検索した際に引っかかり訪れることが生まれるのです。
アイメックス株式会社様(https://www.aimex-apema.co.jp/ )
アイメックス株式会社様は、東京都墨田区に本社を構える機械メーカーです。ロールミルやビーズミルといった機械を製造販売しております。
この10年で2回ほどWebリニューアルを実施しており、MAツールやWeb広告、オンライン商談の積極採用など、デジタルの施策にも前向きな企業となります。代表や営業部長の方もWeb戦略のMTGに参加することで、先進的な取り組みをいち早く取り入れることに成功しており、デジタル化を目指す製造業の企業の模範となる活動をしている企業です。
1度目のWebリニューアル時にはCMSの導入と問い合わせが増える仕組みづくりを、2度目のリニューアルではより現代のユーザーに合わせたデザイン刷新やりレスポンシブ対応を行っています。
それぞれのきっかけとしても、中長期の運用の中で必要性が生じたために踏み切った背景があり、それ自体が目的というよりは手段としてリニューアルを実施しています。実際に施策も成功しており、Web経由での引き合いや商談数も年々増えております。こういった企業がどんどん増えていくことで、日本全体のデジタル化が一気に進むと信じています。
6.まとめ
対企業向けの企業様はニッチな業界程、「何かいいところはないかな」と思っているユーザーを取り入れるためには、Webサイトが貴社とユーザーを結びつける媒体となっていることがお分かりいただけたでしょう。
Webサイトを持っている企業は近年増えてきています。
その為更新しない企業は日々他の企業サイトか
ら一歩も二歩も遅れてしまっているのです。
まずスタートラインに立つためにユーザー視点のページを今日から作ってみてはいかがでしょうか?
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