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Googleトレンドとは?基本機能から活用方法まで

記事公開日:2021/05/12
最終更新日:2023/11/28
Googleトレンドとは?基本機能から活用方法まで

Googleトレンドとは、特定のキーワードがGoogleでどのくらい検索されているのか、どんなキーワードが人気なのかを調べられるWeb上のツールです。Googleトレンドを使えば、ユーザーが何に関心を持っているのか、リアルタイムでわかります。

今回は、ニーズ調査に取り入れたいGoogleトレンドの使い方から活用方法まで、まとめてご紹介します。


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Googleトレンドとは?

画像引用:Googleトレンド

サイトURL:https://trends.google.co.jp/trends/

 

Googleトレンドは、知りたいキーワードの検索回数の推移、検索回数の急上昇しているキーワードがわかるWebツールです。無料で使えて登録も不要。2006年からGoogle社が提供を開始しました。

検索回数の動向をほかのキーワードと比較できたり、メールアドレスを登録すれば急上昇ワードを自動配信で受け取れたりと便利な機能がたくさん。ユーザーがどんなことに興味を持っているのか、いま何が流行しているのか、簡単に知ることができます。

Googleトレンドのデータについて

Googleトレンドのデータは、Google検索のサンプリングデータを使用しています。リアルタイムデータは、調査時から過去7日間のランダムなサンプルデータを使用。非リアルタイムデータは、時期を指定してリアルタイムとは別のランダムサンプルを抽出します。2004年から最大36時間前まで遡ることが可能です。

また数値は実際の検索回数ではなく、最も検索された数を100とした相対的な値で表現されます。数値が大きければ人気があるということです。

Googleトレンドでできること

  • 検索キーワードの需要変動がわかる
  • 過去24時間のトレンドワードがわかる
  • 過去のトレンドワードランキングがわかる
  • トレンド情報の自動取得

 

季節や年、国や地域によって検索キーワードの需要変動が把握できます。「最も需要が高い月はいつか」「どの地域で需要があるワードなのか」などが簡単にわかるので、コンテンツ制作や分析に大いに役立つでしょう。
また過去24時間のトレンドワードも検索可能です。今話題になっている情報の分析に役立ちます。

このほか、過去に話題になったキーワードをランキング式で確認できます。メールアドレスと連携させれば、キーワードに関する最新情報や「急上昇ワード」などを自動で受け取ることも可能です。

Googleキーワードプランナーとの違い

「Googleトレンド」に似たWebツールとして「Googleキーワードプランナー」があります。Googleキーワードプランナーも検索回数を調べられますが、「Google広告」が提供しているツールなので、広告を出稿するときに役立つ機能が充実しています。そこが「Googleトレンド」とは大きく違う点です。

Googleキーワードプランナーでは、主に「月ごとの検索件数」「関連キーワード」「競合性」「Google広告の単価」などがわかります。

使用ツールをどちらか一方に定めるのではなく、組み合わせて使うのがおすすめです。例えば、Googleキーワードプランナーで競合性や検索数を確認して、Googleトレンドでトレンド性を確認し、リリースや投稿時期を調整する、といった使い方ができます。
 

月ごとの検索件数

Googleキーワードプランナーは実際に検索された件数が確認できます。グラフではなく、数字が一覧表示されるのも特徴です。一方でGoogleトレンドは、人気度を0~100で相対的に表します。具体的な検索回数は分かりませんが、グラフで表示されるため、視覚的に判断しやすいツールです。

検索回数・ボリュームを確認するのはGoogleキーワードプランナー、キーワードの需要やトレンドを確認するのはGoogleトレンドと使い分けるのが良いでしょう。

ただし、Googleキーワードプランナーは広告費を払っていないと、「1万~10万」といったように、大体の検索ボリュームしかわかりません。またリアルタイムの検索動向も把握できません。

関連キーワード

Googleキーワードプランナーは検索した単語のデータとともに、関連性の高いワードを表示します。関連キーワードも同じように、検索回数と広告の単価が表示されるので、いままで知らなかった新しいキーワードも広告などに取り入れやすいでしょう。

Googleトレンドの場合は、「関連トピック」と「関連キーワード」が確認できますが、検索回数や広告単価などの数値的なものは表示されません。

競合性

Googleキーワードプランナーは「同じキーワードで広告を出稿しているライバルがどのくらいいるのか」を教えてくれます。「高・中・低」で競合の数が表示されるので、どんなキーワードが他社で多く使われているのか、レッドオーシャンなのかブルーオーシャンなのかがひと目でわかるのも特徴です。

Googleトレンドではこのような競合性の確認はできません。

Google広告の単価

Google広告の単価がチェックできるのも、Googleキーワードプランナーならではの機能です。

広告を出した際に1クリックあたりの費用はいくらになるかという基準値も表示されます。広告予算に迷ったら、判断材料のひとつとして参考にしてみましょう。

ただし、ログインするには、まず「Google広告」への登録が必要です。「Googleキーワードプランナー」も登録は無料なので、料金はかかりませんが、広告を出稿せずに利用すると、精度に一部制限がかかるので注意しましょう。

Googleトレンドの使い方と基本メニュー

現在Googleトレンドのメニューは、「調べる」「急上昇ワード」「Years in Search:検索で振り返る」「登録」の4つがあります。ここからはGoogleトレンドの基本的な内容と、具体的な使い方をご紹介します。

調べる

まずは、調べたいキーワードの検索動向をチェックしてみましょう。

トップページ左上のメニューボタンをクリックします。

左側に出てきたサイドバーから「調べる」をクリックします。

「検索キーワードを追加」の欄をクリックして、調べたいキーワードを入力します。単語を途中まで入力すると、下に「検索キーワード」と書かれた単語のほか、「トピック」や「関連キーワード」などが表記された単語も出てくるので、知りたいキーワードをクリックしましょう。すると折れ線グラフで、検索回数の変動が表示されます。

「検索キーワード」を選ぶと、そのキーワードを含んだ単語の検索回数が表示されます。対象言語は入力した検索キーワードと同じです。たとえば「サッカー」と入力すると「サッカーボール」「サッカーチーム」なども検索結果に含まれます。

「トピック」を選択すれば、同じ意味の別のキーワードも対象になります。「イギリス」と検索すれば「英国」「UK」なども検索対象です。言語も検索キーワードと同じではなく、別の言語も含まれます。

グラフの数値は相対値で、最も検索数が多い時期を100としています。そこを基準に半分なら50、検索がなかった時期、あるいは十分なデータがない場合は0となります。

急上昇ワード

気になるワードの検索推移だけでなく、検索数が急上昇している話題のキーワードも調べられます。

先ほど表示した左のサイドバーから「急上昇ワード」をクリック。すると、急上昇したキーワードのランキングが日別で表示されます。項目をクリックすれば、詳細記事が見られるのでトレンドの内容もすぐに確認可能です。さらに、上部の「リアルタイムの検索トレンド」のタブをクリックすれば、24時間以内の最新トレンドワードも教えてくれます。

Years in Search:検索で振り返る

最後に、年別の検索キーワードランキングもチェックしてみましょう。

先述した左のサイドバーの「Years in Search:検索で振り返る」をクリックすると、2016年からの急上昇ワードが表示されます。

年別に人気が上昇したキーワードの一覧を、人名や映画、ドラマなどジャンル別に紹介。その年に起きたニュースや関心の大きかった物事を把握できるので、1年の総復習にぴったりです。日本以外の国を選択して、各国の年間キーワードをチェックすることもできます。

登録

メールアドレスを登録すれば、気になるキーワードの情報や、その日の急上昇ワードをメール配信してくれます。

サイドバーの「登録」をクリックして、移動した画面右下の「+」マークをクリックしましょう。

「トピック」の欄にキーワードを入力して、メールアドレスを登録すれば、自動で最新情報をメール配信してくれます。また、毎日の急上昇ワードが知りたい場合は、「急上昇ワード」のタブから登録すれば、好きな頻度で通知設定ができます。

Googleトレンドの活用方法

ここからは、Googleトレンドの具体的な活用方法を見ていきましょう。

関連キーワードでコンテンツ制作の幅を広げる

キーワードを検索すると、画面の一番下に「関連トピック」と「関連キーワード」が表示されます。これが入力したキーワードと一緒に検索されることの多い単語です。

たとえば「エアコン」と入力すると関連トピックに「換気」と出てきます。「エアコン」と一緒に「換気」を検索する人が多いということです。もしかすると、エアコン使用中の換気方法について知りたいユーザーが多いのかもしれません。
エアコンを商材としている企業なら、サイトの商品ページで「換気」についての解説を入れると、アクセス数が増える可能性も。このように、マーケティングやWeb戦略などで使える、新しいキーワードを教えてくれます。

期間指定でイベントを先取り

検索推移のグラフの上にある「直近12か月」の欄をクリックすると、調査期間が変更できます。 「過去1時間」から「2004-現在」まで選べ、さらに「期間を指定」で日にちの指定もできます。

季節性のある商品なら「過去12か月」を選択して、どの時期に人気があるのか、調べてみるのもおすすめです。「エアコン」を検索してみると、2020年は6月上旬に大きく需要が高まって、7月には一旦下がり、8月に再びピークを迎えています。このデータから、「エアコン」は一般的に需要の高そうな8月ではなく、6月も視野に入れて、早めに広告戦略を企画した方がよいことがわかります。

地域別の人気キーワードも検索可能

キーワード検索で「地方」を指定すると、キーワードの地方別人気度が確認できます。キーワードの需要がある地域がわかれば、その地域にあわせたコンテンツ制作を行うなどして、さらなる流入が狙えるでしょう。

比較してトレンド推移を確認

「検索キーワードの追加」欄の右側の「比較」をクリックすれば、最大5つまで検索キーワードを追加でき、1つのグラフでの比較が可能です。

たとえば冬の家電商品の検索回数を比べてみましょう。「エアコン」「ファンヒーター」「ストーブ」「加湿器」を比較すると、必要性の高そうな暖房器具よりも、「加湿器」の検索回数が多いことがわかります。家電商品を扱う小売店なら、暖房器具だけでなく加湿器の売り場をより充実させるといいかもしれません。

リライトのタイミングが分かる

読まれる記事を作るには、最新の情報を盛り込む、検索順位を上げるといった、定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、常時監視してリライトを行うのは困難です。そこで、Googleトレンドを活用したリライトをおすすめします。

検索需要を確認して、需要が高まる前にリライトを行いましょう。最新の情報を盛り込んだり、検索順位をあげたりと準備を行い、最も需要が高まるタイミングで良質な記事が読まれるように工夫をすれば、多くの流入が期待できます。

トレンドキーワードのコンテンツを作る

急上昇ワードからコンテンツを作るなど、Googleトレンドはトレンドコンテンツの制作に向いています。時事ネタを扱いたい時に相性の良いツールです。

まとめ

Googleでは、毎日数えきれないほどのキーワードが検索されています。「いま何が人気なのか」「なぜこの商品に関心があるのか」、そんな消費者のニーズを知るには「Googleトレンド」の活用がおすすめです。

Googleが蓄積している検索データをもとに、検索回数の動向や、急上昇している最新トレンドワードをすぐに教えてくれます。話題性だけでなく、過去のデータから市場の移り変わりを分析することも可能です。

Web広告やSEO対策など、関心の高いキーワードを調べる機会はこれからも増えてくるでしょう。検索回数の多さは、ユーザーの関心の高さを知る目安になります。上手に「Googleトレンド」を使いこなして、効率よくトレンドをキャッチしましょう。

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